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カテゴリ:野鳥の名所
2月10日、岡山県倉敷市の由加神社周辺に野鳥を見に行った。神社の駐車場から桜園地方向へ歩いていると、けたたましいヒヨドリの鳴き声があちらこちらから聞こえてくる。黙っていればかわいいのに、あの鳴き声はなんとかならないのだろうか。
一日天気がいいはずだったのだが、次第に曇ってきて、桜園地を過ぎてしばらくすると雨が降り始めた。こんな天候でもメジロはチーイチーイと機嫌よく鳴いている。姿が見えたが、カメラがずぶ濡れになってしまうので写真は諦める。いったい、何をしに来たのやら。 数十分すると雨はやみ、再び晴れてきた。道のそばの大木にシジュウカラが止まってこちらを見ていたが、ピントが合う前に逃げてしまった。 気を取り直して進むと、民家の近くにジョウビタキのオスがいた。こちらが気になるらしく、うろちょろしながら観察している。 ジョウビタキのオス 側の木の枝には、アオジがいた。くちばしの付け根が黒いようなのでオスかもしれない。 アオジ この野鳥コースには池が多い。池のほとりの木々からはメジロやホオジロの声が聞こえてくる。やっとホオジロのオスを見つけた。遠いのでこちらには気付いていないようである。 ホオジロのオス ときどき、プチプチプチという鳴き声とともに少し大きな野鳥が飛び出してくる。山ではよく聞こえる声だが、姿は確認したことがない。2回ほどちらりと見えたが、翼の一部が青かった。カケスか? 後で調べたら、声の主はシロハラらしい。確かに、1回はカケスと一緒にシロハラらしき鳥が飛び出してきたのを見ている。また、カケスはものまね上手なので、シロハラの鳴きまねをしていたとも考えられる。どっちやねん。 謎のプチプチ鳥の正体を確かめる間もなく、広い道路に出た。メジロの鳴き声がするほうを見ていると、こちらをもの珍しそうに見ているのがいる。ジョウビタキのメスってこんなだったっけ?真正面から見るとかなり地味である。 横を向いてくれると翼の白い紋でそれとわかるはずなのだが、横を向くのは顔だけかい!かわいいから許す。 こちらが気になってしかたがないらしく、とうとう私の正面の木に飛んできた。 尾羽がポロロンポロロンと微妙に揺れている。その尾羽の動きはやはり…。 と思ったら、別の鳥が彼女を追い払って木の枝に止まった。こちらは尾羽をくるくる回している。よしよし、今度はお前か。久しぶりだなあ。 モズのオス 彼はすぐに飛び去ってしまった。追い払われた彼女はというと、まだ近くの枝にちゃんと横向きで止まっていた。うん、間違いない。ジョウビタキのメスである。 ジョウビタキのメス 人懐っこすぎる彼女に別れを告げ、さらに進む。神社近くの池のほとりで水面すれすれを何かが飛んでいた。キセキレイである。えさを探しているようだが、ずっとこちらに背を向けている。後ろ姿もなかなかかわいいので、とりあえず1枚。 キセキレイ 何度やっても後ろ姿しか写らない。なんとか横からパチリ。 キセキレイ 顔を写そうと頑張ったが、やはりこうなった。 キセキレイ 池の水面にはカモが3羽だけいた。くちばしの大きさからしてハシビロガモのようだが、こんなだっけなあ。メスの羽は覚えていなかったので、後で確認した。 ハシビロガモのメス 次はオスのエクリプスのようである。こんな時季にと思ったが、若い個体ではありうることらしい。 オスのエクリプス 由加神社近くまで来ると再び雲行きが怪しくなってきた。急いで石段を上っていると、1羽地面に降り立った。シロハラである。相変わらず腹が出ている。 シロハラ シロハラ 再び雨が降り始めたので、慌てて車に戻った。まさか2回も雨に降られるとは思わなかったが、野鳥がたくさん見られて楽しかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年02月14日 08時38分11秒
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