2月13日、岡山県玉野市の深山公園に行った。赤松池では相変わらずヒドリガモやオナガガモがえさをねだっている。今日はどこへ行こうかと考えながら池の端まで来ると、コガモのオスが2羽いた。こんなに近くで見たのは初めてである。
少し離れたところにもオスばかり4羽いた。そちらへ移動して撮影開始である。別に警戒心が強いわけではないらしく、しばらくするとすぐ側まで寄ってきた。
正面から見て思わず吹き出してしまった。お前は覆面レスラーか！ちなみに、留守番していた家族はこの写真を見て「海苔をケチッたおにぎり」と言った。
メスもいたのだろうが、覚えていなかったので撮れなかった。
池のほとりにハクセキレイがやってきた。尾羽をピコピコと上下に振りながら歩いている。別に珍しい光景ではないのだが、ちょっと観察してみることにした。
歩いているところを後ろから見るのは初めてである。ビヨン、ビヨン、ビヨンと体を上下に弾ませている。もちろん、尾羽はずっとピコピコしている。
しばらくすると立ち止まり、尾羽の近くの羽づくろいを始めた。その最中も尾羽だけはずっとピコピコしている。お前の尾羽周辺の筋肉は不随意筋か。
2回ほど羽をつつくとまた歩き出す。ビヨンビヨンもピコピコも止まらない。セキレイの仲間はみんなそうなのだが、実にせわしない生き物である。こいつら、絶対に長生きでけへんわ。
この日はもうあまり時間がなかったので、これでおしまいにした。今度はコガモのメスを探してみよう。
