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カテゴリ:野鳥の名所
12月16日、某所にハクチョウを見に行った。運が良ければコハクチョウとオオハクチョウが見られるため池である。2年前に行ってだいたいわかっているので、とりあえず近くまで来たら周辺をきょろきょろ探すことにした。
最初に見たところには野鳥は全くいなかった。気を取り直し、次の池に向かう。こんどはほとりに望遠レンズつきのカメラや三脚が見える。水面を直視していると、それらしき大きな白いのが見えた。1羽だけか。珍しいなあ。 車の外に出たとたん、そのたった1羽が飛び去ってしまった。がっかりしたが、せっかくなのでカモを見ることにした。 オナガガモばかりが群れている。人間には慣れているようで、のんびりと泳いだり羽づくろいしたりしている。 しばらくすると、1羽帰ってきた。逆光なので黒っぽく見える。ズームしていると、不意にまた飛び立ち、まっすぐこちらに向かってきた。慌ててカメラを上に向けるが、日光がまともに入ってくる。まぶしくて全く見えないので、あきらめてカメラを下ろした。 ハクチョウはなぜか我々の真上を通過し、行ってしまった。しばらく待っていたが、戻ってくる気配はない。近くの別のため池に向かう。 そこには人がいなかった。池はかなり水量が減って半分ちかく干上がっている。こら無理や。このときは、もうこれでおしまいだと思っていた。 昼メシ後、別の場所で過ごし、帰る前にふと思いついた。日暮れは17時頃である。ということは、15時にはメシ食うて16時には寝るんちゃうか。 15時頃、午前中に1羽だけいたため池に寄った。今度は妙に水しぶきが上がっている一角がある。あっ、おるおる。メシ食うてはる。 オナガガモたちが餌を食う合間に水浴びをして翼を振り回している。水しぶきはそのためだった。群れの隅にデカいのが7羽いる。 くちばしの黄色い部分の大きさと形からすると、オオハクチョウのようである。コハクチョウのほうが数が多いはずなのだが、このときはオオハクチョウだけだった。 場所を移動し、さらに近寄る。まだ警戒はしていない。若鳥が羽づくろいをはじめた。 翼を広げると裏側がかなり赤く見えるが、大丈夫なのだろうか。 こちらは成鳥である。思いっきり伸びをして翼をバサバサさせた。 まだ食い足りない面々。 さらに移動して別の角度からパチリ。周辺のオナガガモの倍以上の大きさである。 最後に、1羽だけ岸辺から少し離れたところにいる若鳥を撮った。 まだ撮影中の方々もおられたが、これで引き上げることにした。今回はオオハクチョウだけだったが、ちゃんと見られてよかった。来年はコハクチョウも見てみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年12月20日 09時05分25秒
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