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カテゴリ:野鳥の名所
1月19日、某所にコハクチョウを見に行った。昨年12月16日にオオハクチョウがいたところである。1ヶ月経ったのでそろそろ増えているだろう。近くまで来たが、人はいない。ハクチョウたちもいないのだろうか。どうしようかと思ったとき、急にコハクチョウの群れが飛んできた。うわーっと叫び、慌ててカメラを引っ張り出しているうちに、彼らは池を通り過ぎてしまった。おーい、どこ行くねん!
だいたい見当はついたので、とりあえずこの池を見てから移動することにした。車から降りて池のほとりまで来ると、なんや、おるやん。ただし、警戒しているようで、こちらに背を向けて少しずつ離れて行く。 念のためと後ろ姿を撮影していたら、もう安全だと思ったらしく、水面に首を突っ込んでえさを探しはじめた。水草のようなものをくわえている。 しばらくメシを食ったら、今度は羽づくろいである。水がこんなに浅いとは思わなかった。 もう少し近づいてみることにした。ゆっくり池のほとりを歩く。コウ、コウと大声で鳴きながらこちらをじっと見ていたが、立ち止まると鳴きやんだ。これ以上近づいてこないとわかると、横一列に並んでまた羽づくろいをはじめた。 しばらくこの状態が続いたので、先程の群れが飛んで行った辺りへ向かうことにした。彼らがいる池はだいたい決まっている。 思ったとおり、別の池にたくさんのコハクチョウがいた。通り過ぎて車を止められるところまで行き、徒歩で戻る。やはりここも人が少ない。池の水はかなり干上がっており、底を歩けるようになっている。 ここでもえさを探している若鳥の姿が見られた。なぜかハシボソガラスも群れている。 数分後、コウ、コウとまた鳴き声が聞こえてきた。見上げると、小さな群れがこちらに向かって飛んでくるところだった。あの団体かもしれない。カメラを空に向けるが、なかなかピントが合わない。何度も失敗し、どうにか撮れた。 こちらを警戒しているのか、すぐには下りてこない。 池の周りをグルグルしながら少しずつ高度を下げているようである。 やっと着陸すると、先に来ていたほうも寄って来て翼をバサバサ振りながらコウ、ワーッ、コウ、ワーッと鳴き交わしはじめた。首を上げ下げするのもいる。挨拶だろうか。 興奮はしばらくおさまらなかった。 私は気付かなかったのだが、家族が撮影した動画には着地の際のちょっとした事故が写っていた。 コハクチョウたちは水面に着地しようと足を前に突き出して下りてくる。ただし、車と同様、急には止まれないようで数十cm以上水面を滑ることになる。たまたまこのとき、近くにいたハシボソガラスにぶつかり、吹っ飛ばしてしまった。 ハシボソガラスは激怒するのかと思いきや、何事もなかったかのような顔をしてヨタヨタ歩いて元いた場所に戻った。衝突事故には慣れっこらしい。 もう少し近寄ってみようと池のほとりを歩くことにした。動くものには敏感で、たちまちコウ、コウの大合唱である。 この続きは明日。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年01月26日 07時55分03秒
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