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テーマ:生き方上手(688)
カテゴリ:癒しをめぐるコラム
この世にパラダイスはあるでしょうか?
「そんなものは、ない!」という意見の人がほとんどでしょう。 「サンタクロースが実在しないのと同じぐらい、そんなの明らか!!」 私はあると思います。 人と人とがステキな関係であるなら、そこはパラダイスになるのです。 恋をしている瞬間をイメージしてみてください… 毎日がいきいきして、楽しい「パラダイス」ですね? その逆もまた真。いがみあい、憎しみ合う関係は、まさにストレス地獄。 学生なら、自分が全員からイジメられていると仮定してみてください… これ以上の「地獄」はないですね。 肉親同士の骨肉の争いで、現実として殺し合うことさえあります。 私たちは、生き方一つで天国にも地獄にもできるんですね。 会社での上司や部下や同僚との関係。 友人関係やご近所づきあい。 人間関係に疲れてしまうことがりますね。 人が生きていく限り、トラブルはつきもの。 トラブルまでいかないにしても、自分を抑えてストレスを感じることも多いです。 癒しを求めたくなるということは、傷ついた自分を癒したくなるということです。 そのためのテクニックはいろいろあるのですが、まずは「傷つく」ことを避ける知恵が重要。 あなた自らの手で「地上のパラダイス」を実現することが大事です。 では、どうしたらいいんでしょうか? 私が思うに、自分中心の考えにこだわることをやめるのが一番だと思います。 「あの人が○○と言って、私をバカにしたからトラブルになった」 「あの人が○○してくれないから、困ったことになった」 「あの人の○○なところが、無性に腹が立つ」 トラブルにはそれぞれ個別の原因がありますが、共通しているのは、 「私は普通にやっていたんだけど、相手の対応が悪くてこうなった」 という、暗黙の前提で物事をとらえている点です。 これは、いわば「天動説」的な考え方です。 人類の科学的知識が乏ししかった時代には、それが「普通」の考え方でした。 太陽も、月も、星も、あらゆるものが地球を中心にして世界が回っていると考えていたのです。 科学が未発達ということもありますが、その前に、人間には「自分を中心に世界を考えたがる」 という特性があるのでしょう。幼い子どもを見ると、そのことがよく分かります。 どんなに立派な人でも、大なり小なり、この前提で物事をとらえがちです。 人は「自分の考え方が普通だ」と思っているから精神の安定を保てているとも言えます。 反対に、「おれはおかしい」「私の考え方は間違っているかも」と常に思うとしたら、 不安で、いたたまれなくなりますね。ノイローゼぎみにさえなりかねないでしょう。 でも、10人いれば10人とも違う性格だし、育った環境も違いますね。 むしろ、違っていて当たり前。 まずは、相手が違うのが当たり前、と考えてみる。 次に、その人に理解してもらうようコミュニケーションすることを考える。 自分が「普通」「当たり前」「常識」「前提だ」と考えていることが 案外そうでもないかも知れない、と考えておくと、無用なトラブルを避けられます。 天動説を捨てると楽になります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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