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February 6, 2005
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テーマ:生き方上手(688)
カテゴリ:生き方上手
● 自分を変えていくってこと、ほんとにできるんですか?

結論から言うと、できます。
和田秀樹さんも提起していますが、メタ認知の手法で人の考え方や行動を変えていくことができるのです。
認知心理学の分野では、広く用いられている方法です。

・いい企画を考えて準備もできている。でも上がりやさんで、うまくプレゼンできるか不安だ。。。

こういったことは、よくことですね。
対処法としては、とりあえず二つほどあるでしょう。

1)これでもか、というぐらい十分な準備をする。その企画では右に出る者がいないぐらいに。
2)2~3人の仲間内→小規模の会合でプレゼンの練習をする。小さい成功体験を積む。

そのとき、やっかいなのが「本当にできるのかな?」という不安心理。

人間は、もともと「不安」や「マイナスイメージ」に陥りやすいようです。
失敗体験をしっかり記憶しておかないと、人類の種としての安全が保てなかったからでしょう。
落下体験を覚えていて、高いところに「不安」や「恐怖」を感じるのはそのためです。
それを忘れて、平気で数十メートルの高さから飛び降りていたら、今頃人類は絶滅してますものね。

ですから、「おれの右に出る者はいない」と思えるぐらいの準備、
「確かにこれでやれた」という小さいところからの成功体験、というのは、とても大切です。

それは、たとえば引っ込みがちな性格を変えていくことにも通じるでしょう。


それでも、「どうしても人前で話すことが不得手」だった場合は、どうすればいいのでしょう?

・私は、人前では上がってしまう小心者だが、じっくり物事に取り組むことが好きだ。

このケースだと、「気が小さい」というマイナス面、「じっくり取り組める」というプラス面が明らかになります。
こうやって自己モニターをすることで、「じゃあ、まずじっくり取り組める仕事に就こう」という方向が定まり、
さらには自分の長所を伸ばしていけるのです。

先ほどの例であれば、プレゼンは得意な人に任せ、企画に徹することもできるでしょう。徹することで
自信がつき、運やツキが巡ってくる好循環に乗り、特定の分野の第一人者になるかも知れません。

要は、自らをモニターして長所を把握し、それを伸ばしていくこと、そして行動に移すことが大事だと思います。
そしてその過程で、自分のマイナス面を修正し、大きく変わっていける可能性があるでしょう。
得手不得手は誰にでもあるので、トータルで成長していくことを考えればいい。

発想を変えるのです。
その方が気が楽ですよね?

そして、ちょっとずつプレゼンのパートを受け持つ、といった「ミニ成功体験」を重ねることで、
圧倒的な専門知識を語ることの快感を学ぶかも知れません。

いやでも、人は変わっていく生き物です。






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Last updated  February 6, 2005 05:57:40 PM
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