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テーマ:生き方上手(688)
カテゴリ:自由へのヒント
2月4日に書いた「時間管理をやめる」(1)の続編です。
かなり時間が空いてしまいましたが、これもいわゆるタイム・マネジメントをやめた結果。 ということにしておきます。。。^^; 田坂広志氏『なぜ、時間を生かせないのか』(PHP研究所)は、時間とそこから派生する、 様々な<気づき>を私たちに与えてくれます。 曰く、「時間はたんに長さなのではなく、密度が大事である」 曰く、「時間密度を上げるためには、集中力という基礎体力が重要である」 曰く、「これからの知識社会では、<体験>という時間からしか得られないもの、 たとえば、洞察力・認識力・知恵といった、職業上の知見こそが価値を持つ、、、」 etc,etc …… 時間の重要性は誰しも認めるところですね? そして、その大事な大事な時間を作ろうと、いろんな努力をしますね? でも、その捻出された時間をどう使うのが「幸福」に直結するのかは、案外問題にされていません。 ただ、「仕事や勉強はテキパキ早く終わるのがよい」というのでは、これはせっかちな貧乏性でしょう。 かりに「捻出した時間で何か別のスキルを身につけよう」というのも、最終的には、 「経済的豊かさに奉仕するために時間はある」と、単純に思いこんでいるだけでしょう。 その証拠に、収入は増えても、ちょっと小金が増えても、けっして豊かさを実感できないのが現実です。 「幸福」という目的のために、手段として金稼ぎに追われたり、タイム・マネジメントにあくせくしたりで、 いつまで経ってもそこから抜け出せないのが実情ではないでしょうか?これは、もう不幸の極みです。。 幸福を実感しようと時間捻出に躍起になって、けっきょくイライラだけが残るとしたら、途方もない愚行です。 では、私のような凡夫は、どうしたらよいのでしょうか? ● 時間グルメの生活 勝手なネーミングですが、そんな感覚で生きていくと、満たされてた時間を感じられるんじゃないでしょうか? それは同時に、自らが癒される時間・生活だとも言えるでしょう。 「今を充実させることに集中する」 「なるべく好きなことに没頭する生活をする」 というのが大事かと思います。 満足感のある時間を多くもつ。充実度のある生活を増やす。 時間の捉え方で言うと、「量より質」という発想が大事だと思うんですね。 田坂さんが「時間の密度」と言うのも、そういうことを言っておられるのではないでしょうか? 田坂さんは、こういうことを言っています。 ● 「夢中」になることです。 これにまさる「集中力」はありません。 これこそが、80年の人生の時間を100年にも200年にもする、魔法の法則だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 13, 2005 01:51:22 PM
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