風狂夜話2

2011/11/29(火)10:01

ゆたんぽに馬鹿の大足確むる   天童

俳句(334)

大金を入るるが如く懐炉入れ     蟹王 伝へ聞く友の栄華や日向ぼこ     草城 隙間風さまざまのもの経て来たり   爽波 寒燈の一つ一つよ国敗れ       三鬼 遠火事に物売通る静かかな      木歩 主人散歩のそりのそりと竈猫     青邨 職替へてみても貧しや冬の蠅     敦 冬帽子かたち崩してかむりけり    晁湖 あをぞらに外套吊し古着市      青畝 ちゃんちゃんこ干す大東京の端の竿  芙民子 着ぶくれて夫婦親しく又うとく    漾人

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る