[仙台トーストマスターズクラブ]の記事一覧 | 仙台市泉パークタウン在住の2ch愛好者が生活と政治を考えるブログ

トーストマスターズと５ｃｈ

　トーストマスターズはコミュニケーションとリーダーシップの向上を目標とする世界組織で、仙台にも五つのトーストマスターズクラブが活動しています。ただ、ハローウィンやクリスマスで軽薄な空騒ぎに興じたり、見世物のようなコンテストスピーチを有り難がったりといった困った傾向があるのは事実です。政治・宗教とは無縁のトーストマスターズでクリスマスパーティの開催を要求し拒絶され、「忘年会を開催する」という正式決定の後でも忘年会をクリスマスパーティと呼び続けるような傲岸不遜な手合いは「創価学会以下」とさげすまれても変わりません。とはいえ５ｃｈでは以下のように改革派がやりたい放題です。コミュニケーションとリーダーシップの向上を掲げるのであれば罵倒が飛び交う匿名掲示板での乱闘を制す程度のパワーは不可欠でしょう。　トーストマスターズ東京 [無断転載禁止]©2ch.netの全文閲覧をおすすめするゆえんです。※以上は仙台トーストマスターズクラブの公式見解とは無関係の私見で、以下は転載です。417名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 4a33-JAxH)2020/10/12(月) 02:11:38.28ID:jaRfXWlF0>いろいろ問題のある組織だが、以下のような方向性も出てきてるんで長い目で見てやってくれ。鳴かぬなら　そういう種類の　ほととぎす詠み人：div.Aディレクター高田敬久418名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 9e33-YQ4O)2020/10/12(月) 12:21:37.85ID:DRXNPe7M0>>419>>417「鳴かぬなら　そういう種類の　ほととぎす」って世界見世物スピーチコンテストを参考（http://district76.org/ja/speech_contest_msg/2018spring/）に日本見世物スピーチコンテストで優勝（https://www.youtube.com/watch?v=5LQ9zbZRIuw）した御仁にしては随分気の利いたパロディだと思ってググったら、同一表現がいっぱい出てきてワロタｗ偶然の一致という可能性を否定はできないが、パクリを自作であるかのように言い立てたとすれば最低だよ。419名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 9f33-F9zC)2020/10/14(水) 05:50:28.37ID:7JKzdIfa0>>420>>418「鳴かぬなら　そういう種類の　ほととぎす」から、トーストマスターズのスピーチコンテストで見られないような内容ある会話も生まれてるんであまりいじめないでくれ。以下、メンバーブログ（https://sendaispeaker.blogspot.com/2020/09/if-bird-does-not-sing.html）より引用）鳴かぬなら、そういう種類のほととぎすWhat does it mean?My Japanese-speaking Toastmasters friends helped me after the meeting this evening. After 30 minutes of discussion, I think it means:'If the bird does not sing, I will acknowledge it as well.'It means that this team will appreciate individual talents and value diversity.This is a very poetic way to convey a leader's core value.Do I finally understand it correctly?I asked Mr. Takada and he said....It is completely correct.What I want to say is each and everyone has good point and that point must be respected.420名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 4b33-Vszw)2020/10/14(水) 12:18:49.29ID:/WjIMNlI0>>419私、英語弱いのでグーグル翻訳したところ、なるほどと思いました。でも多様性などかけらもないスピーチコンテストに何年も没頭してきた人に多様性を説かれても説得力ないです。以下、グーグル翻訳）どういう意味ですか？今晩のミーティングの後、日本語を話すトーストマスターズの友達が私を助けてくれました。 30分間の議論の後、私はそれが意味すると思います：「鳥が歌わなければ、私もそれを認めます。」これは、このチームが個々の才能を評価し、多様性を評価することを意味します。これは、リーダーのコアバリューを伝えるための非常に詩的な方法です。私はついにそれを正しく理解しましたか？高田さんに聞いてみると……。それは完全に正しいです。私が言いたいのは、一人一人が良い点を持っており、その点を尊重しなければならないということです。421名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 0233-9Kcm)2020/10/25(日) 01:31:40.45ID:AgG1VB8C0「借り物でない自分の言葉で、全力で話せ。そうすれば、初めて人が聞く耳を持ってくれる」田中角栄422名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 5e74-oFK+)2020/11/04(水) 14:02:44.35ID:/g9cym9D0>>423VPPRとVPMをやりました。ゲスト定期的に来るのだと思ってましたがとんでもなかったですね。８月に、直接来場のゲスト一人移行、１０月まで元メンバーの方しか来ませんでした。一年に４人の新規メンバーがノルマですよね。うちは一年間に４人のゲストも無理じゃないかという雰囲気でした。チラシ公共施設全部に持って行ったり、掲示板に貼ったり、新聞に載せて頂いたり区の広報にのせてもらったり、テレビラジオに出演させていただいてようやく一年間に２０人ゲスト新期メンバー５人です。VPMのときも、VPPRの人は優秀でしたが、その人が慣れるまで自分でゲスト連れてきて自分でそのゲストをメンバーにしました。ポスティングもやりました。ただ、コロナで、ZOOMシステムが出来るまで定例会そのものまるひと月休止状態でした。それ以降、逆にVPPRがゲスト連れてきてもゲストをメンバーにする事失敗しました。VPM後半は、全く戦力に慣れませんでした。ハイブリッド、会場へ行っていません。機器がややこしそうなので。今はストレスで辞めました。ただ、新規メンバー集めるのがあれほど大変だったとは知りませんでした。自分が入会と同時に１０人くらいやめられた方がいたので、その人たちの補充の責任を取らされた形となった気がします。新規メンバー・ゲストの招待があれほど大変だったとは。貴重な勉強をさせて頂いて感謝しております。新しいクラブ・サークル立ち上げても一人のゲストも来ないという事が容易にわかりました。ありがとうございました。423名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 1233-j5Tt)2020/11/04(水) 22:06:50.70ID:7M6Xm7zF0>>422きついことをあえて言おう。ゲストをメンバーにできるかどうかはメンバーの質、そしてスピーチの質次第なんだ。HEAVYWEIGHT SPEAKER - LIGHTWEIGHT SPEECH: Amazing gestures, facial expressions, body language, use of stage, BUT her speech LACKED DEPTH.と酷評されるような見世物スピーチ（https://www.youtube.com/watch?v=7Tev43VNRIc）を「世界一」と呼んで有り難がったり目標にするようなconformist(迎合人間)の多いクラブでは新規メンバー獲得は難しいんじゃね。某トーストマスターズクラブの例会では、加入後三年もたってない若いメンバーが物議を醸す話題をパネルディスカッションで見事に仕切ってたよ。某トーストマスターズクラブは新規会員に困らないどころか収容に苦労してた時期もあったな。424名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ d933-GqKp)2020/11/05(木) 12:18:09.73ID:EYMRNu3P0>>425オンライン例会になって「ボクはトーストマスターズの珍宝だが貴女は至宝だ。次のボクのスピーチは貴女に捧げる」といったおそらくはキモおやぢが若い女性にあてたキモイ匿名コメントが出なくなって本当にほっとしてます。　でも新人勧誘はとても大変です。何か打開策はないでしょうか？425名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 4533-tE7G)2020/11/11(水) 04:53:25.77ID:POGr5x7E0>>426>>424ここ５ｃｈのように匿名が前提になってる場ならともかく、クラブ内での匿名コメント、ましていやがらせコメントなどは犯人捜しを誘発してはなはだよろしくない。それにしてもTMC spiritって何なんだろうね？good peopleとしかやり取りできないコミュニケーションスキルなんてクソの役にも立たんだろう。トーストマスターズクラブを毒にも薬にもならない安全パイの集う場にしたがるような古参メンバーにでかい面させるようだとクラブは衰退すし、そういう連中が淘汰されればクラブは活性化する。　以下は某トーストマスターズでコソーリ回された匿名メッセージだ。役員をわずらわせたくないんで、クラブ名と個人名は伏せておこう。Dear TM 〇〇I have read your mail on the facebook about comment in anonymous.It seems only ●● commented on it.Basically I totally agree with ●●'s opinion.Let me comment in anonymous, because I don't want to have conflict with you. Simply because I am very busy businessman, not ヒマ人, I don't want to waste my time. I would like to use my precious time with good people, not this discussion.I have heard that you are TMC member before, but I am afraid , you don't understand Toastmasters enough.Yes, you have a right to comment your opinion freely, but we also have a right not to join your discussion(I think your case, always debating, not discussion)If the discussion you raised is interesting or worthwhile to answer, people would join it.You failed to create a good relationship with our club members. Without basic trust based relationship, you suddenly start a debate or criticism.Thank you for your suggestion, but I don't understand it. What makes our club better is having good people and good stmosphere. we need people who have a good TMC spirit.If you don't agree it, I recommend finding another debating club, not Toastmasters Club. If you can not respect each member,“you ”are the person who educate people, again, here TMC is not your place.426名無しさん＠英語勉強中 (ﾎﾟｷｯｰ 4d33-NSHw)2020/11/11(水) 14:17:07.86ID:diz55V+R01111>>425例会で匿名コメントが出るトーストマスターズクラブがあるなんて信じられません。うちだったら、即刻役員が注意しますよ。それにしてもLet me comment in anonymous, because I don't want to have conflict with you.って最初から敗北宣言してるわけですから、いかりや長介さん風に言えば「駄目だこりゃ」です。行為にも文面にも育ちの悪さが漂っていて、親の顔が見たいです。I am very busy businessman,って書いてあるけど、何となく男装した女性のような匂いがしますね。同性の悪口は言いたくありませんが、こういう陰険なことやるのは女性のようなきがします。427名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 4533-apZk)2020/11/14(土) 08:02:13.93ID:dNku8yeh0「批判的思考」とは自分や世界を客観的に見ることです。ちょっと距離を置いていいところ・わるいところをチェックすること。日本人は自分自身や自分の属する社会や組織を客観視するのが苦手です。批判するとすぐ、嫌なら出て行けという感情的反応が返ってきます。会社なら「嫌なら辞めてもらってけっこう」という反応です。これでは進歩もなければ新たな創造もできません。428名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 4d33-D0pj)2020/11/17(火) 12:15:03.41ID:l+X2AI+o0「インクルーシブ」とは、あえて日本語にすると「包み込むような／包摂的な」となりますが、なんだかわかりにくいですね。 ...「インクルーシブ」の反対は「イクスクルーシブ」。「排除的、排他的」という意味です。*********************************以上、ネットで拾いました。インクルーシブなトーストマスターズであるには「イクスクルーシブ」な会員を排除するしかありませんね。自分のトーストマスターズ観を他者に押しつけたり盛夏のパーティでスーツ着用を要求するといった厚かましさは百害あって一利なしです。429こういう人が忘年会をクリスマスパーティに改竄したりするんだよね (ﾜｯﾁｮｲ e733-cChY)2020/11/19(木) 16:39:20.86ID:QNAOCyif0原発村社会に限らず日本社会は村社会だらけです。村社会は価値観の共有を大前提とし、村社会に住まう田舎者は他者と自分を安易に一緒にする傾向が強く他者の発言を改竄することも厭いません。　しかし議論や交渉で他者の発言を改竄するのは致命的な失態です。防御しようのない弱点になる結果、以下のような返り討ちに遭います。他山の石としていただければ幸いです。以下は、私が仙台トーストマスターズクラブ会長宛に１０月１５日の朝送ったメールです。仙台トーストマスターズ会長　及川慶一郎様最後通告を突きつけるなら原文の改竄をやっちゃいけません。In your email to the Club Secretary (related to a simple request for achange of the minutes) it contained words such as “If you do notcorrect the meeting minutes then I will make this public.” The wordsto “go public” seem to be a general threat. In another email messagefrom you to the Club Secretary, it contained comments such as “You hadbetter stay away from me.” This implies a personal threat as it seemsthat you will do something dangerous to her. These words areinappropriate and unacceptable.とありますが、原文はI request a correction of the meeting report. I hope to solve this problemas peacefully as possible. However, if there is no sincere response, I haveto make things public. です。430had betterの意味位辞書で調べておけ、妄想ジジイ (ﾜｯﾁｮｲ e733-cChY)2020/11/19(木) 16:51:22.02ID:QNAOCyif0In another email messagefrom you to the Club Secretary, it contained comments such as “You hadbetter stay away from me.” This implies a personal threat as it seemsthat you will do something dangerous to her. These words areinappropriate and unacceptable.431名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ e733-MoyO)2020/11/19(木) 20:41:08.58ID:mq7Zy9UY0>>432指を舐め舐めアジェンダを配ってKYな不潔ジジイと陰口たたかれてもめげず、５ｃｈで盛大に罵倒されても「忘年会」を「クリスマスパーティ」と呼び続ける信念の人某さん、素敵です。ネタがなくなると自社製品の欠陥もスピーチにする某さん、素敵です。某さんの会社と製品を応援いたしましょう。432名無しさん＠英語勉強中 (HappyBirthday! a333-cChY)2020/11/20(金) 09:12:31.60ID:70QA8zOd0HAPPY>>431献身的な会運営をやってくれてる役員会が「Year end partyをやる」と言ったそばから、Christmas party と言い立てるような老害クソジジイやクソババアはトーストマスターズの面汚しでいねえ方がいいと思うが、会社名を曝すのはやめとけ。コロナ下で零細企業は大変なんだぞ。まあ、どうしても曝してほしいと耄碌老人に懇願されたら、「おい、ＫＹ」位言ってやってもいいか。　Christmas partyをやりたいならやりたい奴だけでやればいいんで、そういう指向をパブリックな場に持ち込むのは現職大統領としてもメリークリスマス発言を居直ったドナルド・トランプ並みの低能だ。　そもそもトーストマスターズの目標の一つはリーダー養成だから、何も考えずにハローウィンで仮装したり、何も考えずにクリスマスパーティやりたがるようなアホな大衆の集う場じゃない。433トースト川柳 (ﾜｯﾁｮｲ 1733-OOND)2020/11/25(水) 21:24:59.96ID:x0eu26vT0ハローウィン　仮装したがる　イモ兄ちゃんクリスマス　パーティーしたがる　イモ姉ちゃん434名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 9733-FP8+)2020/11/26(木) 12:05:22.31ID:werD7q900>>436クリスマスHしたがるエロ姉ちゃん435名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 1733-OOND)2020/11/30(月) 21:30:03.37ID:HjYyo7ta0オイカワが　スズキに歯向かい　ボコられる※オイカワは淡水の雑魚で、サイズからしてスズキの餌になることはあってもその逆はあり得ない。魚も人間も身の程知らずはいけませんなあ。436名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 2c33-9rBX)2020/12/04(金) 12:33:48.78ID:97FsSht90>>434クリスマスだからHしたがる女性って、以下の男性と同レベルじゃないかしら？「職場に仲のいい男性の先輩がいて、クリスマス当日は仕事帰りに2人で飲みに行ったんです。お互いに恋人がいないこともあり、不貞腐れるように飲んでいました。すると、先輩がかなり酔い、そして、“俺のツリーに飾りつけしてくれ”という、どうしようもない下ネタを言ってきました。呆れて、すぐに帰りました」エマ(仮名)/26歳＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊「クリスマスに、男友だちに誘われて出かけたことがありました。イルミネーションを見たり、ライトアップされたツリーを見たりして、テンションも上がってきたんです。そこで私が、“ここで雪が降ったら最高”と言いました。すると彼が、“白い雪か……”と。“白い液じゃダメかな?”と聞いてきたので、殴りました」ユイナ(仮名)/28歳437名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 2733-kRr2)2020/12/09(水) 22:26:51.50ID:8Elc4R6u0>>436　「こんな賞狙いのワンパスピーチ（https://www.youtube.com/watch?v=IfMj0wZ3xSY）はマッパエプロンより恥ずかしい」と酒席で吠えたりするオヤジ会員より、まだましでしょう。それはともかく、医療崩壊しそうなご時世で普通の忘年会やったり例会の後で飲み会に繰り出す連中は三流クラブあるいは三流メンバーですな。438名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 4733-5xHi)2020/12/11(金) 12:10:35.46ID:ak0FjcU30>>439まともなトーストマスターズクラブは、※ガキでもないのにハローウィンやクリスマスで空騒ぎしない。※トーストマスターズ以外の世界では全然役に立たないコンテストスピーチに深入りしない。※例会での匿名コメントのような悪しき「ならわし」を継承しない。ような気がする。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊老雄、東公成さんのコメントへの見識↓武蔵小杉クラブの小野君と話していて気がついたのですが、自分の名前を署名するのは自分の言葉に責任をもつ意味でも大人としての最低限のしかし当然の「マナー」だと思います。コメントシートという小さな紙には、実はその人のトーストマスターズのスキル、さらにいえば「人間力」が凝縮されているのですね。そういうものが凝縮されているだけに、コメントシートのチカラは絶大です。（http://tmaz.cocolog-nifty.com/tm_diary/2008/04/index.html）439名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 2733-kRr2)2020/12/12(土) 07:05:00.74ID:R/ayN5ZS0>>440>>438ご本人読んどるかどうかはわからんけど、「老雄」はないんじゃねｗ？440名無しさん＠英語勉強中 (ﾃﾞｰﾝﾁｯ 2733-LBAI)2020/12/12(土) 13:56:01.58ID:0WDWQQQx01212>>439あくまでも一般論だが、新作スピーチを披露しなくなったメンバーは卵を産まない鶏に等しい老廃メンバーだろう。「新作スピーチができなくなったらやめろ」とまでは言わんが、居座って重鎮面するなどもってのほかだ。まっ、コンテストに熱中するようなレベルでは遅かれ早かれネタ切れ老廃メンバーになるのも無理はない。才能のかけらもないコンテスタントが披露する同工異曲のコンテストスピーチを有難がる駄目メンバーや駄目クラブの影響力を減らしていかないといけない。「日本人なんでコンテストになると傾向と対策に走る」とか語ってた香具師がいたが、日本人はそんな劣等民族じゃない。441匿名の糞コメントを匿名で馬鹿にするのはおK? (ﾜｯﾁｮｲ 2733-Goa5)2020/12/15(火) 21:23:58.93ID:VlYep7TQ0It's really interesting to read member's comments after making a speech. But last night I burst into laughter when I read a following comment.“I think your bias point of view should be fixed by our organization's educational system to be more mature!!”It seems that this commentator is trying to educate me without my consent. What a nonsense!I have a skill to counter nonsense comment by using Facebook. But some members, especially new members, might accept nonsense comment conformably. It's not good thing for the sound development of Toastmasters club. Generally speaking, it's coward to criticize others anonymously. How about planning a workshop for writing comments?和訳）スピーチの後でメンバーのコメントを読むのはとても興味深いです。しかし昨夜私は以下のコメントを読んで爆笑してしまいました。“貴方の偏ったものの見方は私たちの組織の教育制度によりもっと成熟したものになるよう修正されるべきであると私は思います!!”　どうやらこのコメンターは私の同意もなく私を教育しようとしているようで、これはナンセンスの極みです。　私にはFacebookを使ってナンセンスなコメントに反撃するスキルがあります。しかし、一部のメンバー、ことに新しいメンバーはナンセンスなコメントを従順に受け入れてしまうかもしれません。これはトーストマスターズクラブの健全な発展のために好ましいことではありません。一般論として言えば、匿名で他者を批判するのは卑怯な行為です。コメントの書き方についてのワークショップを企画してはどうでしょうか？442名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 4f33-Gz4g)2020/12/16(水) 11:58:08.40ID:0bv9EM0U0オンライン忘年会でまで、ゲームとかテーブルトピックとかウザ過ぎる。何かにつけイベントを入れるのは貧乏くさい。目標無しで楽しんでもいいじゃないか。自由と気ままを愛する現代人に敬遠されないようにするには、学校みたいな体質を脱却しないといけない。443名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 8b33-WBSN)2020/12/19(土) 09:11:37.93ID:RbtPfEuV0>>444https://www.youtube.com/watch?fbclid=IwAR1whWhysBNuRmncT40nfN0_aUK6OE1t3LMgGTZGu5I9VkuPRZ20PkGuNEA&v=QTALwYNSwvM&feature=youtu.be↑何の根拠もなく「～に関してトーストマスターズの右に出る者はない」と断言するようなことだから駄目なんだ。メリットはたくさんあるけど、集団的トーストマスターズナルシシズムほどのデメリットはないね。そういうことだから、まスターベーション同好会とか揶揄されんだぞｗ444名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 7e33-Gz4g)2020/12/21(月) 15:04:35.33ID:6ApvFPfP0>>443無能な人間は自信がないから所属集団を誇りにするしかなくなるのはネトウヨを見ればよく分かるだろ。「トーストマスターズにもっと多くの人がいれば、日本がどれほど良くなるかを想像してみたらどうでしょうか。」（http://district76.org/ja/2019/10/06/d76-nl04/）と語る奴と何の根拠もなく「～に関してトーストマスターズの右に出る者はない」と断言するような奴は同じ穴の狢さ。見てくれは若くても根拠のない自信をひけらかすようにな奴は老害でしかないな。老害が蔓延れば新入会員は減少の一途をたどり組織は衰退する。445名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 2e5d-XUUH)2020/12/21(月) 16:23:52.96ID:6YIBkRLo0まったくそのとおり。446名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 4f33-Gz4g)2020/12/22(火) 08:34:40.50ID:X469T7Eu0「自己を過大評価した瞬間から、思考の硬直が始まる」（野村克也）という名言を、さっきコンビニで立ち読みした週刊大衆というあまり品の良くない雑誌で見つけた。トーストマスターズスピーチコンテストのワンパ見世物困難克服スピーチは週刊大衆のエロ記事ほどの価値もなくクソの役にも立たない。447名無しさん＠英語勉強中 (ﾜｯﾁｮｲ 3333-Ezmx)2020/12/31(木) 20:54:45.34ID:BgZJA0Ed0若年寄り対談（https://www.youtube.com/watch?v=70e4zpTuTYg）にいくら金かけてんだ？いい加減にしろや。立派なスタジオ使ってもくだらない話が卓見にはならんぞ。

2020.11.23

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仙台トーストマスターズクラブの対面式会合に反対する理由

　トーストマスターズクラブはコミュニケーションとリーダーシップの向上を目指す民間組織で、私の加入している仙台トーストマスターズクラブは１９９３年の発足以来四半世紀以上の歴史を持つクラブです。長野五輪を無視しようといった挑発的な英語スピーチのあとで聴衆の質問をひとりでさばくunder the fireという訓練はえらく大変だったものの、私のディベート力の基礎になりました。　仙台トーストマスターズクラブはどちらかといえば硬派系のスピーチが多く運営もまともです。ただスピーチコンテストになると無内容なひとり漫才のようなスピーチが少なからずあり、日本支部の組織運営はかなりお粗末です。　トーストマスターズ日本支部には、公式行事に政治家の配偶者を招待するような低レベルな人々がいて、スペシャルメッセージ安倍昭恵総理夫人というメッセージを消去しないのは恥を恥とも思わないからなのでしょう。　コロナ禍により一時は仙台トーストマスターズクラブのすべての例会がオンライン化されましたが、最近はオンライン例会と対面式例会が隔週で行われています。一刻も早く以前通りの生活に戻って安倍内閣を支援しようといった意図はないのでしょうけれども、私は対面式例会は時期尚早だと思います。　以下は仙台トーストマスターズクラブFACEBOOKに投稿したコメントです。In our previous meetings, I've witnessed elderly members handing out agendas licking his or her finger. Under the coronavirus, such a filthy behavior is absolutely unacceptable. Coronavirus enables us to get rid of filthy behaviors. But Coronavirus preventive measurements don't guarantee the safety of participants. Recently, the corona situation in Japan is getting worse. I think we should hold all our meetings online for the time being. We should keep the butterfly effect in mind. Small movements such as the flapping of butterflies can affect the climate. Our in person meetings will never have a positive effect on corona prevention.（以前のミーティングで、年配のメンバーが指を舐めながらプログラムを配るのを見ました。コロナウイルスの下では、そのような汚らしい行為は絶対に受け入れられません。コロナウイルスは不潔な行動を排除することを可能にしています。しかし、コロナウイルスの予防措置は参加者の安全を保証するものではありません。最近、日本のコロナの状況は悪化しています。当面はすべての会議をオンラインで開催すべきだと思います。バタフライ効果を念頭に置いてください。蝶の羽ばたきなどのような小さな動きが気候に影響を与える可能性があります。私たちの対面式会合がコロナ防止にプラスの効果をもたらすことは決してありません。）※大久保三代元衆議院議員（自民党）をネタにしたブログ記事を何本か書いたせいか、嘱託殺人容疑で夫の大久保愉一医師が逮捕されて以来当ブログのアクセスは激増し、昨日は２７００アクセスを超えました。「“匿名ブログ”では延命治療の高齢者を『ゾンビ』と表現…」といった大久保愉一医師の神経はおぞましいと思うものの、コロナ禍により握手なしを申し合わせた例会で指を舐め舐め人に紙を渡すような鈍重な神経の高齢者は自宅に引きこもってほしいと思います。ましてや会長等の要職就任など言語道断であると言わざるを得ません。自民党支持者クラブでもないトーストマスターズに安倍昭恵を招待した連中ほどひどくはないにしても、役員会で「忘年会を開催する」と決定したにもかかわらず「クリスマスパーティ」と言い立てるような在郷太郎（田舎者）の頑迷固陋は治癒不能で、能力の衰えた老人をやたら有難がるのは老害を助長しかねず敬老には程遠い行為です。　１９９９年に私が一旦仙台トーストマスターズクラブを退会した一因は、パーティで喫煙するような破廉恥老人を有難がる保守性に嫌気が差したことにありました。２０１５年に復帰して以来、保守派との軋轢は少なからずあったものの、ネットのおかげで老人の不適切な行為やそれを擁護する忠犬肌の人間はしっかり叩けています。

2020.07.25

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老害の蔓延を防ぐ方法

　トーストマスターズクラブはコミュニケーションとリーダーシップの向上を目指す民間組織で、政治や宗教とは一切関係がありません。それにもかかわらず、公式行事に政治家の配偶者を招待するような低レベルな人々がトーストマスターズ日本支部にいるのは事実です。スペシャルメッセージ安倍昭恵総理夫人というみっともない過去をサイトから削除しないのは、恥を恥とも思わないからなのでしょう。　穀潰しのワーストレディ安倍昭恵招待までひどくはないにしても、判断力の衰えた老メンバーによる不適切な行為が発生することもあります。　老害の蔓延を防ぐには早い段階で叩くことが不可欠でしょう。以下は私がメンバーにメーリングリストを使って送った、老メンバーによる不適切な行為に注意喚起するメッセージです。Dear members At our meeting on Wednesday, I couldn't believe my eyes when I saw a veteran member handing out agendas licking his finger. Such a filthy act is out of the question even without the spread of the coronavirus.I couldn't believe my eyes when I saw another veteran member collecting signatures against the relocation of the Miyagi Museum of Art. Political or religious solicitation is a prohibited matter in the Toastmasters Club.Veterans are not always reliable. We should not approve veteran's decision without thinking by ourselves. The fact that we have the freedom not to attend a meeting does not justify holding a meeting under the threat of coronavirus. One of the biggest weaknesses of current Toastmasters is the lack of flexible response. Our activities are not unnecessary but not urgent. I will be absent for a while. I call for suspension of all Toastmasters activities, including contests, not just regular meetings. Regards, Yasushi 水曜日の例会で、ベテランのメンバーが指を舐めながらアジェンダを配っているのを見たとき、私は自分の目を信じることができませんでした。そのような不潔な行為は、コロナウイルスの拡散がなくても問題外です。別のベテランのメンバーが宮城県美術館の移転に対する署名を集めるのを見て、私は自分の目を信じることができませんでした。政治的または宗教的な勧誘はトーストマスターズクラブでは禁止されています。ベテランが常に信頼できるわけではありません。ベテランの決定を自分で考えずに承認するのはやめるべきです。例会に出席しない自由があるという事実は、コロナウイルスの脅威にさらされて例会を開催することを正当化するものではありません。現在のトーストマスターの最大の弱点のひとつは、柔軟な対応の欠如です。私たちの活動は不要ではありませんが不急です。私はしばらく休みます。私は例会だけでなく、コンテストを含む、トーストマスターズのすべての活動の停止を呼びかけます。※コロナ蔓延下で握手なしを申し合わせて開始した例会であるにもかかわらず指を舐めながらアジェンダを配る鈍重は、役員会で忘年会を開催すると決定したにも関わらず「クリスマスパーティをやる」と言い立てる在郷太郎（田舎者）の鈍重と相通じるような気がします。

2020.04.21

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仙台トーストマスターズクラブで発表したスピーチ「長野五輪を無視しよう」

トーストマスターズ例会の三本の柱は（１）即興スピーチ（２）準備スピーチ（３）準備スピーチに対する論評です。　(2)の準備スピーチはいわばメインイベントです。ネタ切れにならないコツは聴衆に忖度しないことです。下記のスピーチは、スピーチのあとで聴衆の質問を２０分程度ひとりでさばくというunder fireというプロジェクトで取り組みました。えらく大変だったもののディベートの基礎力と度胸はかなり鍛えられました。長野五輪を無視しよう（９８年１月）　「誇り」とは一体何だろうか。手元の辞書によれば、誇りとは地位や富や能力に対する高い自己評価とされている。誇りと優越感とは密接な関係がある。生存競争の勝者である人間は、いつも誇るべき何かを捜している。　誇るべきものが何もないときはどうするだろうか。最も安易な解決は、所属する集団を誇りとすることだ。卒業した大学を誇りにするものもいる。だが不幸にして、名門大学の卒業生がすべて有能なわけではない。男であることを誇りにしている者もいる。そういった連中はまず例外なく愚か者だ。性差別主義は愚か者の最後の拠り所である。所属する集団を誇りにするのはまったく無意味なことだ。愚かしい誇りの中で最悪なのは、人種的な誇りそして国家的な誇りだ。人種的な誇りや国家的な誇りは時として人を狂わせる。私がスポーツの国際戦で団体戦を好まないゆえんである。　サッカーのワールドカップ予選中、胸の悪くなるようなニュースを二度耳にした。日本チームが東京で勝てなかったとき、狂乱したファンがサッカー選手を捜してタクシーを何台も停めた。そして日本チームが最終戦をマレーシアで戦った際には、多くの日本人が相手チームの選手に汚い言葉を浴びせた。なぜそれほど狂信的な行動に走ったのだろうか。おそらくは、日本サッカーチーム以外に誇るべきものが何もないからなのであろう。　もちろん日本のサッカーファンがすべてこんなことをしたわけではない。だがスポーツの熱狂の持つ危険性は認識しなければならない。時としてスポーツは理性的に考えることを妨げる。日本のプロ野球を考えてみてほしい。読売ジャイアンツは紳士を自称しているものの、やってきたことは到底紳士とは言い難い。しかし、ジャイアンツが好きだからというだけの理由でジャイアンツの非紳士的行為を認められないジャイアンツファンはたくさんいる。もし悪賢い政治家が国際スポーツを通して日本ファンを作ることに成功すれば、日本ファンは日本の悪行を見逃してくれるかもしれない。あまたの悪賢い政治家の中で国際スポーツを最も巧妙に利用したのはヒトラーだった。　ヒトラーがどのようにして権力を握ったか振り返ってみるのはきわめて興味深い。第一次大戦で敗れたドイツの人々は、国家的な誇りを持つことができなかった。ヒトラーが支持を得たのはひとつには、「ドイツの優秀性」というものを喧伝したからだ。何も誇るものがない人々にとって「ドイツの優越性」というものは限りなく甘美に響いたに違いない。「愛国心はゴロツキの最後の拠り所」という古い言葉がある。愛国心は愚か者の最後の拠り所でもある。ヒトラーは、国家主義と愛国心をより一層あおりたてるためにベルリンオリンピックを利用した。　ナチズムのみならず、人種的優越感や国家的優越感は多くの紛争や戦争を引き起こしてきた。もしオリンピックが真に平和の祭典ならば、それは人種的優越感や国家的優越感と無縁のものでなければならない。だが、実際のところ現在のオリンピックは商業主義と国家主義の祭典である。勝者は、国旗、国歌とともに表彰される。この慣習はベルリンオリンピックにおいて始まったものだ。聖火リレーが開始されたのもベルリンオリンピックである。その目的は第二次世界大戦におけるドイツの軍事行動のための地理調査にあった。現在のオリンピックは、国家主義と愛国心の祭典であったベルリンオリンピックの伝統を継承している。　愛国心に関してバーナード・ショーが「愛国心とは、この国は自分が生まれた国だからほかのすべての国よりも優れている、というあなたの確信である」という興味深い言葉を残している。要するに愛国心とは自己愛の延長以外の何物でもない。長野オリンピックでは多くの日本人が愛国心と自己愛を満足させるであろう。しかし日本人選手がどれほどメダルを獲得したところで、日本人であるがために優秀な人間になることはできない。現在のオリンピックは、商業主義と国家主義に深く汚染されている。オリンピックを改革あるいは廃止する第一歩は、長野オリンピックを無視することだ。

2020.02.02

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仙台トーストマスターズクラブで発表したスピーチ「弦楽器」

トーストマスターズ例会の三本の柱は（１）即興スピーチ（２）準備スピーチ（３）準備スピーチに対する論評です。　(2)の準備スピーチはいわばメインイベントです。内容ある準備スピーチをするにはいい原稿が欠かせません。原稿を公表し改稿すると多少なりとも原稿をレベルアップできます。以下はトーストマスターズクラブ加入後一年で発表した英語原稿の和訳ながら、折に触れて改稿し改訂版を発表してきました。弦楽器　小学校の音楽の授業で、ピアノが弦楽器に分類されているのを知ってひどく驚いたことがあった。たしかにピアノの構造を考えてみれば、弦楽器に分類されてもおかしくはない。しかし私には、おおかたの人々はピアノを打楽器のように扱っているように思えた。よい例が、スタニスラフ・ブーニンである。ブーニンが初来日した1986年、私はその演奏をテレビで見た。ブーニンはドラマーのように動き、時折力まかせにピアノをたたいているようでさえあった。私の好みとはほど遠かった。　ピアノは時としてタッチの芸術と呼ばれる。だが私は、ピアニストがタッチによって音色を変えられるのかどうか、疑問に感じていた。というのは、ピアノ線に直接触れることができないからだ。そのため、クラシック音楽を聴くようになってもピアノ音楽にさしたる関心はなかった。　仙台にクラシック専門のレコード店がある。86年頃私はそこにしょっちゅう出入りしていた。ある蒸し暑い土曜の午後、その店で素晴らしいピアノ音楽を聴いた。柔らかな音色ながらきっちりした芯がある。ほかのピアノ音楽とは根本的に違っていた。ほとんど叫ぶようにして私が「これは誰ですか」とたずねると店の主人は微笑して、「いいでしょう。ディヌ・リパッティです」と答えた。早速そのCDを買って聞いてみると、いささかの誇張もない自然な演奏に心を奪われた。特にバッハの宗教曲を聴くと、人間的な暖かさと宗教的な深さが共存しているようにも思えた。　ディヌ・リパッティは1917年にルーマニアに生まれ、1950年に三十三歳で白血病のため世を去った。しかし今でも多くの人々が彼の音楽を愛し、崇拝している人々もいる。実をいうと私もそのひとりだ。しかし、リパッティの音楽の技術的な魅力を自分の言葉で語れるとは思っていなかった。そのため、音楽評論家の吉田秀和氏の文章を読んだ際には目から鱗が落ちる思いがした。「ピアノを打楽器的に扱う側面には、リパッティは馴染みがたいものを感じていたのではあるまいか」と吉田氏は書いている。まさしくその通りで、一例を挙げればリパッティはショパンの舟歌の冒頭でもピアノをたたいてはいない。小学校以来の疑問がついに氷解した。ピアノはたしかに弦楽器なのだ。ただ、ピアノを弦楽器として扱えるのは才能のあるピアニストに限られる。　リパッティの早世により音源が少ないため、私はリパッティのようなピアニストを探した。同じルーマニアのピアニスト、クララ・ハスキルの弾くモーツアルトにリパッティに似た響きを感じて経歴を調べてみたところ元恋人であることがわかって驚いたことがあったものの、リパッティのようなピアニストを探す私の試みは徒労に終わった。優れた芸術家は模倣などしないのである。リパッティのような音楽家は全く予期していない場にいた。　日本の弦楽器である津軽三味線の奏者、高橋竹山が「はだぐでねえ。奏でるんだ」と語っていると聞いたのは１９９3年のことである。リパッティと共通するものがあると思って興味を持った私は、翌年の冬の演奏会に出かけた。クラシックコンサートとはかなり違った雰囲気だった。竹山の語りは面白く、胸に沁みるものでもあった。当時84歳の竹山は子供の頃から目が見えない。大変な苦労をし、いじめられてもきた。ことに戦争中はそうだった。障害者は戦争の役に立たないからだ。私の隣の中年の女性はハンカチを使っていた。ただ何よりも私が驚いたのは、竹山の語りには日本の演歌歌手のような自己憐憫がみじんもなかったことだ。そして竹山の演奏はその人柄をよく反映していた。暖かで親しみやすいものではあったが、凛としたものがあった。竹山が欧米でも評価されるゆえんなのであろう。竹山は日本の民族楽器の奏者でありながら、日本語を全く知らない人々を感動させることができる。老音楽家は深々と頭を下げて演奏会を終えた。外に出ると小雨が降っていて、冷たい雨粒がほてった頬に心地よかった。　ディヌ・リパッティと高橋竹山は、異なる国に生まれ異なる音楽を学んだ。同時代人ながらお互いを知ることはなかったであろう。だがいくつかの共通点がある。たたくのではなく奏でる弦楽奏者であること、そして困難に屈しなかったことである。リパッティは死のわずか二ヶ月前にブザンソン告別リサイクルと呼ばれる素晴らしいコンサートを開き、竹山は世を去る直前まで三味線を弾き続けた。　忙しい派手な暮らしを現代人は騒々しい音楽と共におくる。現代は、打楽器の時代と呼こともできるであろう。だが私は弦楽器が好きだ。忙しい日々にこそ弦楽器を聴いてみてはいかがだろうか。きっと少しは平穏な気持ちにしてくれるであろうと思う。（94年7月）

2020.01.30

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弊害の大きいスピーチコンテスト

　トーストマスターズでは、年に一度world speech contestが開催されます。　ただその内容は面白いとは言い難く、ネット上にはスピーチなのか一人漫才なのかわからないようなコンテストスピーチが氾濫しています。　一例を挙げれば2018年全国大会優勝スピーチ　高田敬久（日本語英語字幕あり）は陳腐な困難克服物語で、原稿は新聞の投書欄にすら採用されないレベルでしょう。　困ったことにこういったコンテストでの入賞を目指して血道を上げるクラブもあります。軽薄で無内容なコンテスト用のスピーチをビジターに見せるようなことでは、ビジターをメンバーに変えることは困難です。　ワンパターンな困難克服物語を日本一だの世界一と持ち上げてきたトーストマスターズには、負け戦を勝利と宣伝してきた大本営のような体質があるようです。しかしいまトーストマスターズが「多くのクラブの会員数が減少しているという事実」を認めるところまで来ているのは、相当深刻な事態に陥っているのかもしれません。会員減少という組織の存亡に関わる問題に歯止めをかけるには、軽薄で無内容なコンテストスピーチをむやみやたらと有り難がってお手本にするような旧態依然体質から脱却する必要があります。　会員が減っているクラブが多いにもかかわらず仙台トーストマスターズの会員が増えているのは、コンテストに無関心な会員が多いことも一因ではないかと思います。昨日届いた役員からのメールによれば、一月下旬にworld speech contestの予選として開催されるクラブ内コンテストへの出場者が「今のところ誰もいません」となっていました。昨年も担当役員はコンテスト出場者募集に苦労していました。申し訳ないことながら私もコンテスト出場は辞退し続けています。いわばクラシックのようなスピーチを目指しているのに、NHKのど自慢のような大衆的で騒々しいスピーチコンテストに出る意味はありません。　以下は競争の弊害に関して仙台トーストマスターズクラブで発表したスピーチです。　競争と創造性（１９９７年３月）　スピーチコンテストの勝者が投票ではなく審査によって決定されるのはなぜか、考えてみたことがおありだろうか？カラオケから前衛芸術に至るほとんどあらゆるコンテストで勝者を限られた数の審査員が選ぶのは、普通の人々の判断はあまりあてにはならないからだ。美の神は民主主義を好まない。良い作品と気に入った作品の区別がつかない人々は大勢いる。だから、審査員を選んでよりましな判断を期待することになる。　芸術家が世に出る方法はふたつある。ひとつは大衆うけであり、もうひとつは専門の評論家からの評価を得ることだ。大方の芸術家は後者の道を通して世に出ようとする。もっぱら人気取りのために作品を造るようなものは、まとのな芸術家からは蔑まれる。しかし、最高水準の評論家といえどもつねに正当な評価が出来るわけではない。存命中にふさわしい評価が得られなかった芸術家はたくさんいる。ゴッホはそのよい例だ。存命中に売れた絵はわずか一枚で、貧困と絶望の中に自らの命を絶った。　板画家、棟方志功の伝記を読んだことがある。若き日の棟方志功はゴッホの作品に深く感動し、「わばゴッホになる」といって故郷の青森を離れる。多くの優れた作品を残し、幸運にも存命中に国際的な評価を得ることが出来た。無名時代の棟方が帝展落選を重ねていた際、「ラクセンオメデトウ」という電報を恩師が打った話は良く知られている。　この電報の意味するところは何だったのだろうか？「成功のあとでは努力をやめてしまうかもしれない。しかし失敗のあとならまた成功を目指してがんばれる。この電報は努力を続ける機会を祝ったもので、逆説的な激励である」と言った人がいた。だがこの電報にはもっと深い意味があるように思える。芸術家にとって努力は大切だ。それ以上に大切なのは、どんな努力をするかということにある。もし棟方志功がもっぱら帝展のために作品を造っていたら、もっとたやすく入選できたかもしれない。しかし世界のムナカタにはなれなかったであろう。棟方を高く評価したのは日本の美術界よりも外国の美術界のほうが早かった。棟方志功は自分の美意識に忠実に作品を造ったに違いない。恩師は、貧困の中にあっても志を曲げない強固な意志を祝福したのであろう。　競争における勝利が至上のものである人々はいる。ボクサーやマラソンランナーやカーレーサーにとっては勝つことがすべてだ。だがもし芸術家がコンテストにおける勝利のためのみに作品を造れば、芸術家と呼ばれる資格を失う。そんな者は芸術家ではない、乞食だ。ある意味で職業芸術家というものは実に矛盾した存在だ。一方では人気を度外視して新しいものを創造しなければならない。その一方で生活のためには人々の支持を得る必要がある。だがどんな芸術を創造するのであれ、競争の危険性は心に留めておかなければならない。芸術家がコンテストの審査員に迎合するとき、競争は創造の最大の敵になる。創造を志すような者は、好意的でない評価を黙殺するような強さがなければならない。　数日前、東北大学の合格発表が私の住まいの近くであった。すべてを手にしたかのような喜びに満ちあふれた顔を何度も目にした。しかし彼らは、入学試験で良い評価を得たに過ぎないのだ。遅かれ早かれ、何かを創造するのは入試に合格するよりもはるかに難しいことを知るであろう。もし、高校生活を入試合格のためだけに費やしたとしたら、何というみじめな高校生活であろうか。日本人の貧しい創造性と激しい競争は深く結びついている。創造的な風土を培うためには、社会から不必要な競争をなくしていかなければならない。

2019.12.31

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仙台トーストマスターズクラブで発表した「宗教を擁護する理由」

　１９９３年に発足した仙台トーストマスターズクラブは昨年２０１８年に２５周年を迎えました。２０１３年の２０周年記念パーティでは当時の会長が、「メンバー一丸となって向上を目指していきたいと思います」と語ってる記録がネットにあります。ただそういった田舎臭い村社会体質はだいぶ薄れてきて、下記のような賛否の分かれるスピーチをマタイ受難曲のＣＤをかけながらもごく自然体で発表できました。会員はけっして一枚岩ではなくスピーチのスタイルも内容も多様で、であればこそ毎週足を運ぶ価値があります。　トーストマスターズのスピーチコンテストで見られるような見世物まがいのスピーチが例会でも氾濫するようになったら行く価値はなくなります。He was overacting too much. Not very interesting speech either. Sorry but I wonder how this could be the champion!（彼は過剰に動きすぎていた。あまり興味深い話でもありません。申し訳ありませんが、これがなぜチャンピオンになるのでしょうか！）と酷評されるようなスピーチを見物して時間を費やすのはあまり利口な人生の過ごし方ではありません。　嬉しかったのは、牧師をしているアメリカ人の会員から、「あなたのスピーチで私が気を悪くしているんではないかと心配する人もいるけれども、けっしてそんなことはないと保証します」という趣旨の一文を含むメールを貰ったことです。トランプ米国大統領を支持するような会員は不快に感じるでしょう。しかし、いちいち忖度していたら政治、宗教がらみのスピーチはやれません。文句があるならスピーチで反論すればいいだけの話です。宗教を擁護する理由　ローマ教皇日本滞在中に出した反核メッセージについてどうお考えだろうか？多くの人が彼のメッセージを歓迎したものの、政治家が彼のメッセージに耳を傾けることはないであろう。政教分離の原則の下で宗教組織は政治に無力である。しかし、宗教者が政治に無力なわけではない。多くのキリスト教徒は命がけでナチスと戦った。１７世紀の仙台では凍るような広瀬川でキリスト教徒が殉教した。私はキリスト教徒ではないが、彼らに畏敬の念を抱かずにはいられない。彼らが守ったのは、信仰の自由だけでなく思想の自由でもあった。私が宗教を擁護する第一の理由は、弾圧に対する宗教者の強さである。　私が宗教を擁護する第二の理由は、宗教芸術がもたらす安らぎである。25歳のとき祖父が他界し、私はイエスの苦しみ、死、救いを描いたバッハ作曲マタイ受難曲のCDを持って帰郷した。仏教で行われた祖父の葬儀と比較して、マタイ受難曲は私に大きな安らぎをもたらした。なぜマタイ受難曲は私のような非キリスト教徒に安らぎと喜びをもたらすのだろうと考えてきて最近わかったことがある。マタイ受難曲は宗教音楽であるものの宗教的な勧誘とは無縁である。たぶんそれがマタイ受難曲が非キリスト教徒にも愛されている理由であろう。おおかたのクリスマスソングを私が好きではない理由は簡単だ。バッハの宗教音楽とは異なり、本質的には消費を駆り立てる商業音楽であるからだ。　成功した宗教はマーケティングにおいて巧妙だった。世界の三代宗教、仏教、キリスト教、イスラム教は、信じないと地獄に落ちると脅して信者を獲得してきた歴史がある。しかし、このような恐怖戦術は現代人には通用しない。キリスト教は自らを装飾して布教することに非常に巧みだった。キリスト教式の結婚式を切望する女性は多い。バージンロードを歩いている妊婦を見たとき、私は自分の目を疑った。長崎でローマ教皇に女性が悲鳴を上げるのを聞いたとき、私は自分の耳を疑った。宗教にはマーケティングが必要なのだろうが、商業主義は宗教を駄目にする。 2016年に現在のローマ教皇は、Christmas had been "taken hostage" by dazzling materialism that puts God in the shadows(クリスマスは神をないがしろにする派手な物質主義の人質にされた)と語った。ワシントン・ポストの記事は、「Pope Francis is waging a war on Christmas. Christians should join him.Donald Trump's version of Christmas has nothing to do with Christ.（フランシス教皇はクリスマスに戦争を仕掛けている。クリスチャンは彼に加勢すべきだ。ドナルド・トランプのクリスマスは、キリストとは何ら関係がない）」と書いた。私は最後の「ドナルド・トランプのクリスマスは、キリストとは何ら関係がない」という一文に深く同意する。　私が宗教を擁護する第三の理由は哲学である。仏教は本来宗教ではなく哲学であるとよく言われる。私は仏教徒ではないが、般若心経に示された仏教哲学の影響を受けてきた。私の理解において般若心経は究極の相対主義である。般若心経は存在を否定し価値を否定する。般若心経が印刷されたふんどしさえあるのだ。不垢不浄と明言する般若心経の論理は般若心経をふんどしに印刷することを許容するだろう。しかし、私が着用したいと思わないのは大事な所が困ったことになるのを恐れるがためであり、宗教的価値観を否定する無神論者ではないがためでもである。　ジョン・レノンは、名曲「イマジン」で人々に宗教のない世界を想像することを求めた。おそらくそれは退屈で殺伐とした世界であろう。私は宗教を求める人間ではないが宗教を擁護する。善良な宗教がなければ、人々は国家神道やキリスト教原理主義のような邪悪な宗教に依存するだろう。(2019年12月)スピーチでは言及しなかったＰＳ　邪悪な国家神道以上に邪悪な戦死礼賛施設にほかならない靖国神社に参拝したくてしかたがない日本国首相安倍晋三、邪悪なキリスト教原理主義に与する米国大統領ドナルド・トランプを私は心底軽蔑している。　だいぶ前の例会で、「トーストマスターズクラブにトランプ支持者はひとりもいない」と発言する会員がいて失笑を禁じ得なかった。実際、トランプ支持者もいれば安倍支持者もいれば、そうでない会員もいる。何はともあれ、何人かのメンバーが口にしたWe all are teachers in our club.という珍説がいかに馬鹿げているかわかるだろう。価値観を共有しているわけでもないにもかかわらず誰に対しても先生面するような人間は馬鹿であると言わざるを得ない。

2019.12.27

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仙台トーストマスターズクラブで発表したスピーチ May peace prevail on earth

トーストマスターズ例会の三本の柱は（１）即興スピーチ（２）準備スピーチ（３）準備スピーチに対する論評です。　通算１０年ほどのトーストマスターズ活動歴のなかで、私にとって今年は準備スピーチが最も充実した一年になり年間九本発表できました。ネタ切れになる不安を感じずに済んだのは「準備スピーチは即興スピーチの延長」と考えて余計な力を抜けたこと、それからコンテストとなると軽薄で無内容なスピーチが横行するトーストマスターズの現状を徹底的に批判して、所属クラブである仙台トーストマスターズクラブでも多少アウェー感を感じられて気合が入ったことが大きかったです。ぬるま湯のような仲良しグループだったら、力を伸ばせなかったろうと思います。　以下はトーストマスターズで私が発表した中で自己評価でのベストスピーチです。May peace prevail on earth　ちびまる子ちゃんはお好きだろうか？ちびまる子ちゃんは、1970年代の普通の都市の普通の家族を描いた人気アニメである。ある日ちびまる子ちゃんを見ていたとき私は腹を抱えて笑った。まる子と友人は神社の社務所でクリスマスパーティーを開いて賛美歌を歌う。子どもたちはキリスト教徒ではない。このような行動は、宗教的寛容が遍在する日本社会では珍しいことではない。宗教的寛容が日本が平和な社会を維持するのを助けたと言う人もいる。これはある意味で真実で、日本は本格的な宗教戦争を経験していない。しかし、宗教的寛容が常に良いことをもたらすわけではない。宗教原理主義に対する寛容は非常に危険である。仏教原理主義者グループのオウム真理教をもっと警戒していたら、悲劇を防げたかもしれない。原理主義者は自らの信念を無謬にして普遍的と考える人々で、必然的に他者が自らの信念を共有することを期待する傾向がある。　国家レベルで原理主義は大災厄をもたらす。第二次世界大戦が終わるまで日本は大日本帝国を自称する国で天皇は神として扱われた。日本の政治は、日本の優位性を主張する日本原理主義者によって支配されていた。 1932年、上智大学の学生は、軍人戦没者を神として祀る靖国神社を拝まないことで迫害された。日本の植民地支配下で、多くのアジア人が神社を拝むことを強制された。しかし、日本原理主義者は根っから邪悪だったわけではない。彼らは、大東亜共栄圏構想として人々が大日本帝国のイデオロギーを受け入れる平和なアジアを思い描いた。実際、台湾では植民地支配が比較的うまく機能し、一部の高齢台湾人は今でも日本の植民地支配を懐かしんでいる。しかし、韓国では依然として強い怨恨が残っている。日本原理主義者は非常におめでたく、たとえ繁栄をもたらそうとも植民地支配を拒否する人々を想像することができなかったのである。　原理主義者によって引き起こされた別の災厄をお示ししよう。共産主義者は、専制政治と戦うにあたって勇敢で無私の人々だ。しかし、いったん権力を握れば共産主義者は例外なく彼ら自身の専制政治を始めるのは、共産主義者が本質的に原理主義者だからである。他者を共産主義者に変えずに共産主義社会を実現することはできない。彼らは宗教を否定しているが、共産主義は本質的に政治宗教である。共産主義の創始者であるカール・マルクスの、「地獄への道は善意で舗装されている」と言う言葉はきわめて正しい。20世紀の歴史は、善意に満ちた原理主義が災厄以外の何ものももたらさないことを示している。ユートピア（理想郷）を建設しようとする者は、常にデストピア（暗黒郷）を作ることになる。　共産主義とキリスト教の類似点を指摘する人は多い。ロシアのプーチン大統領は、共産主義はキリスト教に「非常に似ている」と述べた。正確に言えば共産主義は、キリスト教徒が神の名において大量殺戮を犯した十字軍の時代のキリスト教に「非常に似ている」。私は共産主義には全面的に反対だが、キリスト教に反対なわけではない。現代の分別あるクリスチャンはキリスト教原理主義とは無縁である。たとえば上智大学は、キャンパスにイスラム教徒のための礼拝室を開設した。上智大学はカトリックの大学ながらキリスト教礼拝が義務ではないのは、強いられた礼拝の痛みを知っているからなのかもしれない。　2017年、トランプ米国大統領は公式twitterにPeople are proud to be saying Merry Christmas again. I am proud to have led the charge against the assault of our cherished and beautiful phrase. MERRY CHRISTMAS!!!!!　と書き物議を醸した。近年批判されてきたのは「メリークリスマス」という言葉ではなく、非キリスト教徒に対しても「メリークリスマス」と言う厚かましさである。米国の宗教的多様性を否定するに等しいトランプツイッターは、多様な宗教の平和的な共存に決して貢献しないだろう。公人は私生活を除いて宗教と無縁であるべきなのだ。もちろん、民間人がメリークリスマスと言う自由を私は擁護する。同時に、「メリークリスマス」というメッセージを向けられてもポリシーに基づいて無視することにしている。クリスマスを祝う自由だけでなく、クリスマスを祝わない自由も守らなければならない。　政教分離は民主主義の柱で、民主国家だけでなく民主的組織も宗教とは無縁であるべきだ。昨年、仙台トーストマスターズクラブが民主的なリーダーシップの下でクリスマスパーティーを開くのをやめたことは嬉しかった。願わくばメンバーは議論の機会を与えられるべきだった。クリスマスパーティーを開きたいと思っている人たちが公開討論で自分たちの主張を擁護できるのであれば、私は彼らを尊敬していたかもしれない。しかし原理主義者はいつも議論から逃亡する。重要な問題について話すとき、自分の意見を一方的にしか表明しない人々を私は信用しない。（２０１９年４月）トランプツイッターは日本語で、「人々は”メリークリスマス”と再び言えることを誇りに思っている。我々が大切にしている美しいフレーズにたいする言葉狩りに対する反撃を先導できたのを誇りに思う。メリークリスマス！」くらいの意味になります。PS　私が信用しないのは酒の席でしか重要な話をしない人々でもあります。本日１２月１８日は仙台トーストマスターズクラブの忘年会で話すことが大いに推奨されているものの、私は普段言いたい放題ですのでたまには聞き役に回り、難しい話に引き込まれそうになったら「酔っぱらっていてよくわかりません」と辞退しようと思います。差し入れはBGM用にジョン・コルトレーンの名盤「バラード」を持参します。

2019.12.18

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とかく論評はむづかしい

トーストマスターズ例会の三本の柱は（１）即興スピーチ（２）準備スピーチ（３）準備スピーチに対する論評です。論評は正直言って苦手です。人のスピーチに偉そうに指図するような厚かましい真似はしたくないと思うとどうしても、自分の準備スピーチのように自由奔放にはやれません。　加えて、トーストマスターズ優勝スピーチハッピーラッキーミー英語版全国大会優勝スピーチ　2016春（字幕付き）　眞山徳人といったスピーチに対して私は、「陳腐な体験を大袈裟に語って何が面白いんですか？」という感想しか出てこないです。むろんクラブ内で論評役を担当するにあたってはそんなことは言いません。ただこんな陳腐なスピーチが「全国大会優勝スピーチ」になっているトーストマスターズの現状には異議ありです。　幸いにして仙台トーストマスターズクラブでは「陳腐な体験を大袈裟に語る」スピーチは少ないです。昨夜私が論評を担当したスピーチは台風による甚大な被害を受けた宮城県丸森町でのボランティア経験にもとづくもので、日常生活を淡々と語るスタイルには好感が持てました。　ただインパクト不足は否めなかったような気がします。　インパクトあるスピーチを作るには、（１）万人受けを目指さないこと。（２）自分の意見に基づかない模擬ディベートではなく、自分の意見に基づいた本格ディベートの場数を踏むこと。（３）原稿をできればインターネットに公表して人目に晒すこと。あたりが有効かと思います。当ブログ記事は仙台トーストマスターズクラブ会員の個人的な書き込みで、仙台トーストマスターズクラブの公式見解を反映するものではないことを念のためお断りします。

2019.11.07

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トーストマスターズクラブにおける言論の自由

トーストマスターズ例会の三本の柱は（１）即興スピーチ（２）準備スピーチ（３）準備スピーチに対する論評です。　私が好きなのは（２）準備スピーチで、いいスピーチを発表することといいスピーチを聴くことのどちらも大切にしているつもりです。　やや苦手なのは（１）即興スピーチで、準備時間なしで１～２分の与えられたテーマに基づく即興スピーチをするのはなかなか大変です。ただこれをやってると英検１級の面接を準備なしでパスできるレベルの英語スピーチ力がつきます。人によっては即興スピーチは上手なのに準備スピーチは滅多にやらないというケースもありますが、「準備スピーチは即興スピーチの延長」と考えれば準備スピーチを量産するのは難しくはないと思います。　即興スピーチであれ準備スピーチであれ邪魔になるのは、「政治や宗教の話はやめましょう」というしょうもない制約です。１０月３０日の仙台トーストマスターズクラブの例会ではハローウィン、ラグビー、コメディー、天皇制、安倍晋三といった話題がテーブルトピックのお題としてテーブルトピックマスターから示されました。　天皇制に関しても安倍晋三に関しても肯定的なスピーチが発表されたものの、私は心中ほくそ笑む思いでした。自分とは違う意見が出ないようにするのではなく、違う意見の人々と議論したいと思っているからです。議論を好むメンバーが多くはないため議論になることはあまりないとはいえ、以下のような状況よりははるかにましです。（Toastmasters徒然草第４３４話：講演　「Taking Your Speech To The Next Level」＠エリア４３合同例会（1月１０日、岡山）より引用開始）「トーストマスターズで禁止されているトピックは何でしょうか？」たちまち「宗教」という声があがります。次に「政治」。それに続いて人を傷つける話題などいくつか出てきます。私は、さらに「エス・イー・エックス」を追加しました。この３つがタブーだという会場のコンセンサスができました。では、宗教、政治、セックスの話題を禁止しているマニュアルは何でしょうか？　という質問を会場に投げました。答えはありません。そこに２００６年に国際本部が発行したTipsというクラブ役員向けのニュースレターのある記事を紹介しました。（詳しくはこのブログの「第１６６話：セックスと政治と宗教と」をお読みください。）「Toastmasters Internationalは宗教、政治、セックスの話題は禁止していない」という明確なアナウンスを読み上げると、ちょっとしたどよめきが起こりました。「ただし」大事です。「その話題で聞き手が不愉快な思いをするのであればそれはすべきではない。」つまり、特定の禁止トピックやタブーはありません。聞き手が不愉快な思いをしなければ何を話してもよい。（引用終了）「その話題で聞き手が不愉快な思いをするのであればそれはすべきではない。」というのは、「トーストマスターズで禁止されているトピックは宗教と政治である」という主張と五十歩百歩で何の根拠もない迷信です。　以下は物議を醸したトランプ大統領のツイッターです。　People are proud to be saying Merry Christmas again. I am proud to have led the charge against the assault of our cherished and beautiful phrase. MERRY CHRISTMAS!!!!!（人々は”メリークリスマス”と再び言えることを誇りに思っている。我々が大切にしている美しいフレーズにたいする言葉狩りに対する反撃を先導できたのを誇りに思う。メリークリスマス！）　キリスト教右派を支持基盤とする米国大統領によるキリスト教原理主義的なツイッターを擁護するようなメンバーにとって、「以前は誰にでも『メリークリスマス』と言うキリスト教徒がいたが、分別あるキリスト教徒はそんなことはしない。」「クリスマスはキリスト教徒によってのみ祝われるべきなのだ。現代社会は普遍宗教を必要としない。」という私のスピーチは不愉快なものでしょうけれども、文句があれば反論すればいいだけの話です。まともな反論ができるなら受けて立ちます。　つまるところ言論の自由とは言論を通して闘い争う自由です。　異なる意見に対して私は寛容でありたいと思っています。しかし、「その話題で聞き手が不愉快な思いをするのであればそれはすべきではない。」という主張には寛容になれません。要するに不寛容に対しては寛容になれないわけです。聞き手が不愉快な思いをする言論がなければ言論の自由があるとは言えなくなります。自主規制の自由は否定しないとはいえ、一緒にされたくはないので徹底的に反論してきました。当ブログは仙台トーストマスターズクラブの公式見解を反映するものではなく一会員の個人ブログです。

2019.11.01

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ハローウィンとは無縁の仙台トーストマスターズクラブ

　トーストマスターズクラブは１８歳以上であれば基本的に誰でも加入できます。とはいえ数ヶ月前、仙台トーストマスターズクラブに梅原克彦元仙台市長がビジターで来ていたのにはいささか驚きました。「『噛むほどに　臭み出てくる　ウメ市長』とか２ｃｈでいじめてごめんね」とカミングアウトする機会はなかったものの、流暢な英語で柔和な印象でした。　ビジターは誰でも受け入れスピーチ内容に制約はないのがトーストマスターズながら、公式行事に政治家の配偶者を招待するような非常識な人々がトーストマスターズ日本支部にいるのは事実です。スペシャルメッセージ安倍昭恵総理夫人というみっともない過去をサイトから削除しないのは、恥を恥とも思わないからなのでしょう。　これに対して仙台トーストマスターズクラブ２５周年記念パーティ基調講演者はＮＨＫ実践ビジネス英語講師の杉田敏氏で、これ以上の人選はなかなか思い浮かびません。大した実績があるわけでもないトーストマスターズクラブをメンバーが口々に持ち上げる集団的自己崇拝めいた雰囲気が予想されたため私は２５周年記念パーティを欠席しましたけれども、スペシャルメッセージ安倍昭恵総理夫人という醜態を演じたトーストマスターズ日本支部と仙台トーストマスターズクラブはえらい違いです。まともな人間だったら後者の人選を評価するのは自明、というよりは誰もクソと味噌を比較はせんでしょう。　さて、杉田敏氏はトーストマスターズクラブをご存じだったのでしょうか？ご存じなくとも全然不思議がないのは、面白いスピーチが表に出ていないからです。例会のスピーチはかなり面白いとはいえ、コンテストになるとスーパーワンパターンの困難克服物語が並ぶのですから困ったものです。スペシャルメッセージ安倍昭恵総理夫人という醜態を演じた人々ではスピーチ内容も推して知るべしです。　いいスピーチを作る公式などないとはいえ、駄目なスピーチを作る公式はあります。それは思考を放棄して流行や伝統に流されて生きることで、主体性のない生き方からは主体性のないスピーチしか出てきません。　昨年仙台トーストマスターズクラブでは、その時の会長から「ハローウィンの衣装を用意する」という話があったため私は、杉田敏氏の著書「成長したければ、自分より頭のいい人とつきあいなさい」を引用しながら、「会の公金は使ってくれるなよ」と釘を刺しました。反社会的なハローウィン騒動とは無縁であっても、大人がハローウィンの仮装をするとどうも頭のいい人には見えません。　仮装の自由を否定はしないとはいえ、昨日の仙台トーストマスターズクラブの例会はハローウィン仮装ゼロで落ち着いた雰囲気でした。　スペシャルメッセージ安倍昭恵総理夫人という醜態サイトには、「私は、トーストマスターズは大人の遊園地であると思っています。遊園地では参加することこそが鍵です。」というスタッフコメントがあります。　大人の遊園地ならぬ大人の学芸会のような空虚なドタバタ劇よりは、以下の2chに連載された仙台市政時代劇の方がまだましでしょう。新代官のモデルは奥山恵美子前仙台市長、華北屋のモデルは河北新報、多良湖様のモデルは藤井黎元仙台市長、石居様のモデルは石井亨元仙台市長、現代官のモデルは梅原克彦元仙台市長、茶畑高等寺子屋のモデルは仙台一高、と思われます。44 ：名無しさん＠お腹いっぱい。[] 投稿日：2009/07/29(水) 12:22:59 ID:FzOvOYcQ [1/1回] 「新代官は藩の秘蔵っ子と華北屋に書かれたゆえ、わらわは藩の恥かきっ子と陰口をたたかれておる。口惜しゅうてならぬわ」「ははは、よいではありませんか。新代官様。ここ三代の代官、皆恥かきっ子のようなものでござりまするぞ。先代の多良湖様にしたところで、石居様の土方組まいない発覚がなければとうてい代官にはなれぬ器でござりました。多良湖様はどこぞの起工式で土方組の法被を着て非難され、『土方組のお陰で代官になれて法被ーなんだからいいじゃん』と領民に揶揄されたのはご記憶でございましょう。残り任期わずかとなった現代官も、藩内最有力後継候補と目されていた佐々山様の接待発覚失脚により代官の座に着いたのでござりまする。新代官様にしたところで、現代官の駕籠代横領がなければ万年副代官ですぞ」「それもそうじゃのう。のう、わらわをあれほど引き立ててくれた多良湖様が四年前にわらわを後継代官に指名されなんだのはなにゆえであろう」「はっきり申し上げて代官の器ではないからでござりまする」「そうであったか・・・」「新代官様、お気を落としになることなどございません。盆暗と呼ばれ事実盆暗であった多良湖様がなぜ十二年も代官をできたか、おわかりでございますか。盆暗をわきまえて粗沈をカク、いや粗心とかいう代官日誌を書いて悦に入る以外何もしなかったからでございます。その手柄を愛でて瓦版屋は代官日誌を出版して進ぜました。多良湖様は当藩の代官の鑑にござりまする」「あいわかった。多良湖様をめざせばよいのだな」「さすが、新代官様は秀才、よくおわかりでございます。下手な動きをなされば現代官の二の舞にござりますからな」「その方瓦版屋の分際で代官を脅すつもりか」「滅相もございません。代官と瓦版屋および電波職は共存共栄。これが当藩の美しき伝統にござりまする。地下街道の赤字など三途の川の向こうから見物することにして余計なことはせず、楽しもうではありませぬか」「その方は相当の悪よのう」　「いえいえ、新代官様ほどのものではございませぬ。」「ホホホホホ」　「わっはっはっは」 47 ：語り[] 投稿日：2009/07/30(木) 23:32:16 ID:2KrxiGjM [1/2回] 四十四番殿の御話を熟読すれば、何故今般の御代官交代劇が起こったかが、良く見えて来る様で御座いますな。城下領民には、多良湖様のような無為無策無能で、風流な日誌を楽しむような御代官様で良しとする空気が少なからず有るので御座いましょう。そう考えますと、駕籠帳のことも多数派工作のことも、後付けのように思われますな。 59 ：名無しさん＠お腹いっぱい。[っっｄ] 投稿日：2009/08/04(火) 15:13:47 ID:??? 「現代官めが、わらわを『下克上』呼ばわりしておった。許せぬ」「新代官様、よいではありますぬか、現代官の出た茶畑高等寺子屋の初代校長は、デモクラシーを『古エノ所謂、下剋上ト云ウモノカ』と申していたそうにござりまするから、現代官の負け犬の遠吠えがイタイほど新代官様の御威信は高まりましょう」「そうであったか。しかしわらわの地位を下克上で奪おうとする輩は出てこぬかのう」「大丈夫にござりまする。下克上は民主主義の精華とはいえ、当藩の領民に下克上の血など一滴も流れておりませぬからな。それより新代官様、多良湖様の代官日誌『粗心』を藩政だよりに復活されてはいかがでございましょう」「漁色家であった藩祖伊達政宗はちぎりを結んだ女性の味わいを別帳面に記していたがゆえ当藩では女性のナニが『別帳』と呼ばれるようになった」といった話題を連載すれば、大げさで陳腐なだけだった多良湖様の代官日誌に辟易していた領民も大喜びにござりましょう。性差自由運動家であらされる新代官様は女性代官の禁忌などにしばられることはございませぬ。文才で新代官様が打ち負かせば、多良湖様はしおれきって淫政、いや院政どころの沙汰ではなくなりまする」「その方は相当の悪よのう」「いえいえ、新代官様ほどのものではございませぬ」「ホホホホ」　「わっはっはっは」 60 ：語り[] 投稿日：2009/08/04(火) 17:49:20 ID:6SZrlb5I [1/1回] >>55 具体的に分からぬと何とも申されぬが、事と次第によっては談合・独占禁止の罪状よりも、横領や背任、または脱税の罪状を問われるかもしれませぬなあ。さてさて。談合そのものが全て悪いという事にはならないと思われます。古来、我が国は島国の農耕民族であって、喰えなくなれば間引きをせざるを得ないという悲しい歴史を持っておりまする。その間引きを最低限に止め、額に汗したものにより多くを報いようというのが、元々の談合の精神なのでしょう。この談合の精神は、何も土木大工衆だけのものではなく、今でも我が国の様々な所で見られるものでございますが、それはまたの機会に。なので、談合そのものが悪いのではなく、権力化させた談合が良くないのでございましょう。それにしてもカ○屋さんは、石居様に脅しを掛けた後は、多良湖様に法被を着せて晒しものにするなどと、華北屋さんよりも数段上の悪どい御方でしたなあ。 61 ：名無しさん＠お腹いっぱい。[] 投稿日：2009/08/05(水) 09:14:16 ID:FU+xqZ7S [1/1回] 「弐番画面の語り殿によれば『額に汗したものにより多くを報いようというのが、元々の談合の精神なのでしょう』とのことじゃが、わらわの額に汗が見えるであろうか」「見えませぬ。そのそも談合とは『額に汗せず多くを懐に入れよう』という精神にござりまする。こう申しては何でありまするが、談合代官の額に汗など見えてはならぬのでございます」「そうよのう。その方らの瓦版でもあたりさわりなきことを書く丁稚にあらざれば番頭にはなれぬと聞いたわ」「これは新代官様に一本とられました。御意にござりまする。瓦版屋も電波職も代官所と一緒で、汗などかかずに利益を分け合うのが当藩のならいにして、分際もわきまえぬ愚行を繰り返したがゆえつぶされた現代官こそ下克上男にござりまする。カ○屋の下請けに類する『額に汗する者』などは踏みつけにして、権力と金力のうまみを楽しもうではありませぬか先の入札における新代官様の圧勝は当藩保守本流、争わぬ談合政治への回帰が領民の支持を得たも同然、手前共瓦版屋はそれを見越してあおり立てたわけにござります」「その方は相当の悪よのう」「いえいえ、新代官様ほどのものではございませぬ」「ホホホホ」　「わっはっはっは」 62 ：名無しさん＠お腹いっぱい。[sage] 投稿日：2009/08/05(水) 13:22:13 ID:??? 絶好調だな＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　上記を含む一連のやりとりに関して梅原克彦元市長は離任間際に、「市長選挙の舞台裏については、皆さんのようなマスメディアによって報道されるところと報道されないところがあります。インターネットを見ていると非常に的を射た意見の書き込みがあり、皆さんもご覧になっているかとは思いますが、そうでない方にはぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。時代劇仕立てで非常に面白い、かつ非常に本質に迫った連載のようなものもあります。」と発言し、しばらく仙台市役所サイトに掲載されていましたが現在は削除されて閲覧できません。ウメ市長が「弐番画面の語り」だったりすれば超ウケルとはいえ、さすがにそれはないでしょう。

2019.10.31

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仙台トーストマスターズクラブで発表したスピーチ「サンタクロースは存在するのだろうか？」

　何度もお断りしているように、当ブログは仙台トーストマスターズクラブの公式見解を反映するものではなく一会員の個人ブログです。　大半の会員は穏健ながら仙台トーストマスターズクラブにはユニークな人が多いのも確かで、時には抱腹絶倒の事態も起きます。いつぞや山登りの好きな会員が山形県に実在する「蟻の門渡り」という難所に登ったスピーチをした際に私はひとりで笑い転げてしまいました。なぜおかしいか知りつつも笑いをこらえ切れたメンバーには畏敬の念を抱かずにはいられません。　即興スピーチで「春の花について話してくれ」といわれて、あろうことか「イヌノフグリ」について話してしまったのは私です。　先日の例会で、休憩時間にクラシック音楽に関する話を若い女性としていた私が「あのコンサートはかぶりつきで見ていました」と言ったところ、横から別の女性が加藤茶のタブーを口ずさみながら現れて、「かぶりつきには詳しいんだよね」と言ったのには腰を抜かすほど狼狽してしまいました。あとで調べたところ「かぶりつき」とは特別な劇場に限った話ではないようで狼狽する必要はなかったようです。それはともかく、見せるべきものを見せない劇場が廃れてしまうように、スピーチ原稿を人目に晒す勇気もないようなヘタレな精神では上達は難しいでしょう。以下は、仙台トーストマスターズで２０１７年２月に発表した英語スピーチ原稿を和訳したものです。サンタクロースは存在するのだろうか？私は阿武隈川の上流の農村で生まれ育った。少年たちの間で川に放尿することは一般的な習慣だった。その際には、「川の神様、ちょいとどいておくれ」と歌ったものだ。この感覚は、キリスト教国から来た人には想像できないかもしれない。日本の伝統的な神の概念は、キリスト教の神の概念とはまったく異なる。キリスト教は1549年に日本に紹介され急速に広まった。しかしキリスト教徒は迫害され、仙台でも殉教が起きた。 1624年2月、キリスト教徒たちは広瀬川の凍るような水につけられて落命した。彼らの像はいまも大橋のたもとにある。正当化はできないとはいえ、迫害には理由があった。現代と比較すると、キリスト教は非常に排他的で攻撃的だった。さらに、キリスト教は多かれ少なかれ植民地支配に協力した。それが日本の支配者がキリスト教の広がりを憂慮したひとつの理由だった。「沈黙」は、日本人作家の遠藤周作による1966年の歴史小説で17世紀の日本に派遣された宣教師の物語だ。「沈黙」の主なテーマは、神の沈黙で、厳しい迫害の下で多くのクリスチャンが拷問され殺されても神は何もしなかったことを見据える。　宗教に何かを祈る人々は多い。たとえば、入学試験の成功を祈る受験生がいる。しかし試験準備においては祈るより勉強するほうがはるかに効果的だ。宗教は、信者が残酷な迫害に苦しんでいるときでさえ目に見える恩恵をもたらさない。遠藤周作の小説、「沈黙」は成功したが物議を醸した。いくつかの教会は、「沈黙」だけでなく、他の遠藤の作品も信者が読むことを禁じた。遠藤周作は敬虔なキリスト教徒であったが、宗教についてキリスト教中心的な見方はしなかった。遠藤が「沈黙」で示したのは、キリスト教の信仰は迫害を止めることには無力であるということである。他の宗教と同様に、キリスト教は信者に目に見える助けをもたらさない。遠藤はキリスト教の優位性を否定したと言っていいかもしれない。たぶんそれが、いくつかの教会が沈黙を禁書にした理由のひとつであろう。キリスト教指導者が世界中をキリスト教に改宗しようとした時代があった。私の十代にローマ法王が日本を訪れて、「大地を祝福する」と称して空港でアスファルトに口づけする姿を見て「なんという傲慢で汚らしい老人だろう」と思った。おそらく現在のローマ法王はそのような行為を好まないだろう。現在のローマ法王は宗教指導者の首脳会談を主催し世界平和を促進する方法を議論した。自己中心的な宗教観から自由であるように思える。　教会指導者だけでなくキリスト教徒も態度を変えた。以前は誰にでも「メリークリスマス」と言うキリスト教徒がいたが、分別あるキリスト教徒はそんなことはしない。私が理解できないのは、非キリスト教徒でありながらクリスマスパーティーを開いてプレゼントを交換する日本人である。たぶん、彼らは何も考えずに行動するタイプの人々なのであろう。私はキリスト教徒ではないが、広瀬川の冷たい水の中で殉教した人々に敬意を抱かずにはいられない。であるがゆえに、クリスマスをパーティの口実に使うのは論外である。クリスマスはキリスト教徒によってのみ祝われるべきなのだ。現代社会は普遍宗教を必要としない。嘆かわしいことに強欲な商人は、クリスマスだけではなくイースターの商業利用にまで乗り出している。サンタクロースは実在するのか（Is there a Santa Claus?）は、1897年9月21日、かつて存在したアメリカ合衆国の新聞『ザ・サン』（ニューヨーク・サン）に掲載された社説で「Yes, Virginia, there is a Santa Claus.（そうです、ヴァージニア、サンタクロースはいるのです）」の一節は有名だ。しかし、遅かれ早かれ、子供たちはサンタクロースが実在しないことを知る。宗教はけっして物質的な利益をもたらさないし、奇跡をご都合主義的に起こせる宗教人はいない。宗教ができることは、解決策をもたらすことではなく寄り添うことであろう。私はいかなる宗教も信じていないが、宗教を否定する無神論者ではなく神が存在するかどうかを人々は知ることができないと考える不可知論者である。しかし、商業化されたサンタクロースが偽物であることはわかる。宗教の価値は目に見えない領域にあるのだ。

2019.10.20

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クリスマスパーティを廃止した仙台トーストマスターズクラブ

　１９９３年に仙台トーストマスターズクラブに参加し、六年間で副会長を二期、会長を一期やって年間１０本前後のスピーチをやっていたにもかかわらず、１９９９年春に私が突然退会してしまった理由に、クラブの保守性がありました。「トーストマスターズの歴史」、「トーストマスターズの役割」といったスピーチしかできない老メンバーの言うことを有り難がる雰囲気にはうんざりしていました。やたら典礼みたいなことが好きで、忠臣蔵の典礼指南の悪役吉良上野介にちなんだ「吉良様」という渾名を若いメンバーからつけられていた老メンバーもいました。幸いにして「松の廊下事件」は起きなかったとはいえ、老害は意識的に排除していかないとどんどん蔓延ります。かくいう私自身、老害になってもおかしくはない年齢になりました。ただ、対話と議論の姿勢があるうちは老害にならずにすむと思っています。身の程知らずな老人が馬齢を笠に着てでかい面する老害は、対話と議論があれば大幅に排除できます。対話と議論の結果自分が排除されようともそれは本望です。私が対話と議論を好むのは自分が勝つためではなく、説得力ある主張をメジャーにするためです。　以下は２０１３年に開催された仙台トーストマスターズクラブ20周年記念式典の記事です。故 Sさんへ仙台クラブ設立メンバーの一人であるM.Wさんより、仙台クラブにとって欠かせない存在であった故Sさんに向けて、感謝と尊敬の意を込めたスピーチをいただきました。Sさんは昨年2月にご逝去されましたが、彼がこのクラブに残してくれた言葉があります。それは「Never be satisfied with what you have. Keep growing」。この言葉にあるように、私達は今あるものに満足せず、日々成長する精神を持ち続けていきたいと改めて感じます。「Never be satisfied with what you have. Keep growing」といった陳腐な遺訓をなぜ有り難がるのか全く理解できません。老害の継承、老害の再生産といった事態は何としても避けなければいけないでしょう。慣習や伝統を墨守する精神のもとで成長を続けることは不可能です。　２０１５年に仙台トーストマスターズクラブに復帰したのは、ネットを使った双方向性のある活動をやってみたいという動機があったからです。驚いたことに、１９９０年代の忘年会が２０１０年代にはクリスマスパーティになっていました。政治・宗教とは関係のないトーストマスターズが公式行事としてクリスマスパーティを開催する理由は全く見当たりません。　もちろんキリスト教徒同士でプライベートなクリスマスパーティをやるのは全く問題ないとはいえ、「俺が信心する宗教の聖日をお前らも一緒に祝え」といった精神で公式行事としてのクリスマスパーティを要求するのは厚顔無恥なるキリスト教原理主義以外の何物でもありません。キリスト教徒でもないのにクリスマスパーティをやったりプレゼント交換をしたりというのは欧米人に憧れる田舎の女子大のイモ娘のようでみっともない限りです。　クリスマスはアメリカで政治問題になっています。以下朝日新聞から引用）　　トランプ米大統領は２４日、就任後初めてのクリスマスを迎え、ツイッターで「我々が大切にする美しい言葉への非難に、反対することを誇りに思う。メリークリスマス」と語った。米国では近年、多様な宗教に配慮して「ハッピーホリデーズ」との言い方が広まるが、トランプ氏はあえて「メリークリスマス」を強調した。トランプ氏の支持者に多い白人労働者層のキリスト教信者を意識したものだ。（引用終了）　「我々が大切にする美しい言葉への非難」というトランプの言い草は的外れで、非難されているのはメリークリスマスという言葉ではなく、非キリスト教徒に対しても「メリークリスマス」と言うキリスト教原理主義です。　昨年、クリスマスパーティを廃止した仙台トーストマスターズクラブは、今年もyear end partyを開催します。このことに関して、I have been trying to remove obstacles to maintain a positive friendly environment.Thank you for holding not Christmas party but year end party. と書きました。忘年会をクリスマスパーティと呼ぶ人はいてそう呼ぶ自由は否定できません。ただ、忘年会をクリスマスパーティと呼ぶようでは忘年会を天皇誕生パーティと呼ぶレベルの「残念な人」と見なされて文句は言えんでしょう。キリスト教原理主義の厚かましさは日本の国家神道の厚かましさと通底するものがあります。　主体性のないconformist（迎合人間）は伝統という縦の圧力に弱く、流行という横の圧力にも弱いため原理主義的な勢力にたやすく屈服します。かくしてconformist（迎合人間）はろくなスピーチができません。ネット上にはトーストマスターズ原理主義者を自称する御仁もいて、スピーチレベルは推して知るべしです。当ブログ記事は仙台トーストマスターズクラブ会員の個人的な書き込みで、仙台トーストマスターズクラブの公式見解を反映するものではないことを念のためお断りします。

2019.10.19

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議論や交渉における原文改竄というタブー

　原発村社会に限らず日本社会は村社会だらけです。村社会は価値観の共有を大前提とし、村社会に住まう田舎者は他者と自分を安易に一緒にする傾向が強く他者の発言を改竄することも厭いません。　しかし議論や交渉で他者の発言を改竄するのは致命的な失態です。防御しようのない弱点になる結果、以下のような返り討ちに遭います。他山の石としていただければ幸いです。以下は、私が仙台トーストマスターズクラブ会長宛に１０月１５日の朝送ったメールです。仙台トーストマスターズ会長　及川慶一郎様最後通告を突きつけるなら原文の改竄をやっちゃいけません。In your email to the Club Secretary (related to a simple request for achange of the minutes) it contained words such as “If you do notcorrect the meeting minutes then I will make this public.” The wordsto “go public” seem to be a general threat. In another email messagefrom you to the Club Secretary, it contained comments such as “You hadbetter stay away from me.” This implies a personal threat as it seemsthat you will do something dangerous to her. These words areinappropriate and unacceptable.とありますが、原文はI request a correction of the meeting report. I hope to solve this problem as peacefully as possible. However, if there is no sincere response, I have to make things public. です。それから、Sendai TMC President(on behalf of all STMC Club Officers)とありますが、他の役員の承認を得た上で最後通告を出していますか？私信を(on behalf of all STMC Club Officers)として送信したとすれば、重大な越権行為になります。In another email messagefrom you to the Club Secretary, it contained comments such as “You hadbetter stay away from me.” This implies a personal threat as it seemsthat you will do something dangerous to her. These words areinappropriate and unacceptable.という文面におけるThis implies a personal threat as it seems that you will do something dangerous to her.という主観的な妄想を拡散したりスピーチにすることは、名誉毀損で刑事責任を問われる可能性があることを通告しておきます。　トーストマスターズクラブの会長は世話人頭のようなもので専制君主ではありません。リーダーシップに乏しい私でも１９９７年～９８年まで大過なく会長を務め上げられられたのは非力をわきまえて無理をしなかったからです。身の程をわきまえての行動を強く要望します。思い込みで行動するようなことではKYと言われます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鈴木　康　仙台トーストマスターズクラブ会長は、Thank you for your advice. I will be careful. Regards と応じるしかありませんでした。　こんな荒事が起きることもあるとはいえ仙台トーストマスターズクラブの会員が増え続けているのは、例会が充実しているからだと思います。例会のメインイベントは三本の準備スピーチで、仙台トーストマスターズクラブのようにほぼ毎週開催でほぼ毎回三本の準備スピーチを揃えるクラブは全国の中でも少ないです。　英語による本格的議論は英語力向上のビッグチャンスでもあって、ゲーム的なモックディベートとは比べ物にならないほど頭を使い比べ物にならないほど力がつきます。　以下は上記の問題に関して会長と役員に送った英語メールです。激しいやりとりを好まない会員も少なからずいますから、全会員を対象にしたメーリングリストの使用は避けました。Dear president I think an ultimatum should be written in more resolute manner. I do respect your freedom to“ask”me to leave the club. But please understand my freedom to reject your request. It would be difficult to force a member to leave the club with the reason taken out of the context. If I had really implied something dangerous, the club should have expelled me immediately. Needless to say, Toastmasters Club is a democratic organization. The president of the Toastmasters Club is not a tyrant. I expect officers to familialize themselves with democratic procedures. The other day I was very surprised to see the president establish the tie-break rules arbitrarily. The president of a democratic organization should not act as a rule-maker. I might ask about the legitimacy of the tiebreak rule someday. But please be assured that I am not stupid enough as to start a full war. I have been trying to remove obstacles to maintain a positive friendly environment. Thank you for holding not Christmas party but year end party . Regards, 当ブログ記事は仙台トーストマスターズクラブ会員の個人的な書き込みで、仙台トーストマスターズクラブの公式見解を反映するものではないことを念のためお断りします。

2019.10.16

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教え過ぎの弊害

　Education is the kindling of a flame, 　not the filling of a vessel.教育とは、　炎を燃えあがらせることであって、　入れ物を満たすことではない。　とは、古代ギリシアの哲学者・ソクラテスの言葉です。　こういった名言が生まれた背景には、「炎を燃えあがらせること」よりも「入れ物を満たすこと」に熱心な教育が古代ギリシアにおいても横行していたことがあるのでしょう。　トーストマスターズのスピーチは「スピーチの構成」「説得力あるスピーチ」といったプロジェクトの目標に沿って作るのが基本で、多くのことを学べます。ただプロジェクト依存症になってプロジェクトがないとスピーチが作れない状態に陥っては本末転倒で、「入れ物を満たす」ようなスピーチはできても「炎を燃えあがらせる」ようなスピーチはまず無理になります。　プロジェクトの目標や聴衆の感想は選択的に受容しないと自分を見失ってしまいます。　もちろん聴衆の感想をシャットアウトしてしまうようではパブリックスピーキングなどやる必要がなくなります。かく言う私自身「きょうのあなたのスピーチは難しすぎた」「もっと聴衆との対話があったほうがいい」といった指摘は受け入れて自らのスピーチ改善に役立ててきたつもりです。以下は、ネットで拾った「教え魔」対処法です。Ｑ）人に教えたがる人の心理ってどうなってるんですか？何にも出来ない奴ほど、「アレはこうした方がいい」とどうでもいいアドバイスくれるんですけど、ｳｾﾞｰベストアンサーに選ばれた回答）人一倍、自分に劣等感があるからです。劣等感があるので、少しでも相手より自分が優位になりたい、上に立ちたいという心から言うんだと思います。人に教えるって事は相手が知らなくて、自分が知ってるって事ですから、そういうのが、あからさまに出ますからね。簡単にまとめると、自分の劣等感から出来た自尊心への傷を癒し、守るための防衛本能ですね～。本能的なものなので、なかなかやめようとしません。可哀想ですが、放っておきましょう。※「できる奴はやる。できない奴が教える」（バーナード・ショー）「愚者は教えたがり、賢者は学びたがる」（チェーホフ）といった指摘も言い得て妙です。　ネット上に公開されているトーストマスターズのコンテストスピーチの多くが呆れるほどワンパターンな一因は、「愚者の教え過ぎ」にもあるでしょう。「スピーチコンテストは団体戦」と称して感想を何でも受け入れてしまえばスピーチがワンパターン化しないほうが不思議です。幸いにしてトーストマスターズ例会のスピーチはコンテストと違ってワンパターンではなく個性的です。何かと文句の多い私も、仙台トーストマスターズクラブの一回の例会に二時間の時間を投資する価値は十分あると思っています。　ただコンテストスピーチに関しては以下のような指摘さえあり、クラブ内コンテスト以外は行く気がしないです。If someone wins and they have a component in there which is replicable like a song, a dance, or climbing up a step ladder, then you will see a number of copycats in next year’s contest.　当ブログ記事は仙台トーストマスターズクラブ会員の個人的な書き込みで、仙台トーストマスターズクラブの公式見解を反映するものではないことを念のためお断りします。　

2019.10.07

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トラブルの教訓

「愚者は教育という行為の傲慢さを知らない」ような気がします。トーストマスターズは「先生」のいない組織です。ただだからといって“We all are teachers in our club.”（私たちみんながクラブの先生です）とはなりません。数のうちですからこういう珍説を真面目に語るメンバーもいます。先日の例会で私がThought of the day(その日の思い)という機会に I disagree with the idea that “We all are teachers in our club.”You must have heard an old saying “Too many cooks spoil the broth. ”I always think “Too many teachers spoil speeches. ”Unless we want to make stereotyped speeches, we should be selective in accepting feedback.と語ったところ大層ウケて、会長の講評でも「“Too many teachers spoil speeches. ”という発言が面白かった」と言われました。そこまでは良かったのですが、club scretaryによる例会報告には二の句が継げませんでした。以下は私が役員に送ったメールです。I could not believe my eyes when I read the meeting report which says “Mr. SUZUKI in his Thought of the day emphasized the importance of accepting feedbacks, especially in our club.”At yesterday's meeting, I emphasized the importance of selecting feedbacks. But I did not emphasize the importance of accepting feedbacks. Mr. Oikawa cited my statement “Too many teachers spoil speeches” in his Grammarian report. I request a correction of the meeting report. I hope to solve this problem as peacefully as possible. However, if there is no sincere response, I have to make things public. 全面的にこちらの言い分が認められた訂正版の例会報告がclub scretaryから出たものの、I hope to solve this problem as peacefully as possible. However, if there is no sincere response, I have to make things public.という文言がよほどショッキングだったのか、「こんな言葉遣いは許せないので直談判したい」という趣旨の申し入れがclub scretaryからありました。「そんな申し入れには応じられない。これからも歪曲のようなおかしな行為があればきつい言葉で応じる」と返答し以下のようなメールを送りました。Dear secretary I am always open to discussion. How about moving the discussion to FACEBOOK?FACEBOOK readers will help keep the discussion cool.I don't like emotional disputes in person. Regards, Yasushi※club scretaryは仙台トーストマスターズクラブを退会したため、現在新しいclub scretaryの選出作業中です。　club scretaryが退会した経緯について会員への説明は役員会からなされていないようですが、こういったトラブルはぜひ教訓化したいと思います。例会報告は正確を旨とすべきであって主観は極力排すべきなのです。自分と他者を安易に一緒にすることは争いの種になります。　価値観の共有を当然視することから“We all are teachers in our club.”（私たちみんながクラブの先生です）といった珍説が出てくるのでしょうけれども、われわれは価値観の共有を前提とする前近代的村社会を生きているわけではありません。価値観の違いなどおかまいなしに説教を始める田舎者を見ると、「愚者は教育という行為の傲慢さを知らない」と改めて痛感します。

2019.10.05

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仙台トーストマスターズクラブ２０１９. １０.２例会で考えたこと

　日本各地にあるトーストマスターズクラブの中で、仙台のように毎週開催しているクラブは少ないです。仙台市内のみならず、福島、山形、気仙沼といった遠方から足を運ぶ参加者がいるのは内容が充実しているからでしょう。１０月２日の例会でも準備スピーチは「アフリカ人留学生の体験」および「鉄漿や宦官等についての考察」とユニークでした。　変わった試みと言えば、会長が以下のような約束を引っ張り出してきたことです。As a member of Toastmasters International and my club, I promise •To attend club meetings regularly•New Member ExperienceTo prepare all of my projects to the best of my ability, basing them on the Toastmasters education program•To prepare for and fulfill meeting assignments•To provide fellow members with helpful, constructive evaluations•To help the club maintain the positive, friendly environment necessary for all members to learn and grow•To serve my club as an officer when called upon to do so•To treat my fellow club members and our guests with respect and courtesy•To bring guests to club meetings so they can see the benefits Toastmasters membership offers•To adhere to the guidelines and rules for all Toastmasters education and recognition programs•To act within Toastmasters’ core values of integrity, respect, service and excellence during the conduct of all Toastmasters activities　こういったお題目で良好なクラブ環境が維持できると考えるのは、憲法九条で平和が維持できると考える程度におめでたいと言わざるを得ません。　日本語であれ英語であれスピーチを聴衆の前で披露するような人間は多かれ少なかれ自己主張が強く、摩擦や軋轢は不可避です。大切なのは小火を火事にしないことで、事なかれ主義や臭いものに蓋の精神ではトラブル処理のノウハウを会得できません。　私自身の関わった摩擦を振返ってみますと、•９０年代に天皇制を批判するスピーチをしたところ、ある老人が憤懣やるかたない様子で「象徴は必要です」と言い出したためその根拠を問いただしたところ沈黙したため、「なんだ、あんた、俺に説教でもする気かよ」とシメておきました。•何度注意されても例会で携帯の着信音を鳴らす老人がいたため、脅迫罪に問われない程度に脅かしておきました。•「トーストマスターズでは政治や宗教の話はやめましょう」といった主張に対しては、それは神話に過ぎず、政治や宗教の話をする自由もあるししない自由もあると釘を刺しておきました。　迷惑行為や思想、信条、言論の自由に対する容喙以外は穏健に行動してきたつもりです。議論や感想は歓迎ながら、一方的な説教を受け入れるつもりはありません。「説教ばかりしている人は、劣等感のかたまり」というネット上の指摘は言い得て妙で、「劣等感のかたまり」であればこそマウンティングのような説教をしたがるのでしょう。　不適切な行動に対して私的制裁のようなことはできればやりたくないのですが、問題が起きても役員会が毅然たる対応を取らないようではやらざるをえませんでした。　国際紛争の解決に軍事力が不可欠なように、私人間の争いにおいてもルール違反や不適切な行為に関しては制裁が欠かせないでしょう。　安倍昭恵を全国集会に招待するというintegrity(高潔)とは程遠い醜態を演じたトーストマスターズ日本支部幹部が何の制裁も受けずに済んでしまったような現状は変えなければならないと思います。•To treat my fellow club members and our guests with respect and courtesyを厳格に実践するにはrespectに値しない会員を除名するしかなくなるでしょうが、そんなことをやってしまえば組織を維持できません。•To treat my fellow club members and our guests with respect and courtesyとは、あくまでも態度や行動における尊敬と礼節を規定するものであって、安倍昭恵を全国集会に招待するような精神を軽蔑するといった内面の自由に踏み込むものではないはずです。　「トーストマスターズの約束」といった宗教まがいの行為を強調するのはビジターをドン引きさせかねず何もいいことはありません。

2019.10.03

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仙台トーストマスターズクラブで発表した「競争と創造性」を巡るスピーチ

　以下はネットに公表されている　トーストマスターズ2019年日本語スピーチコンテスト優勝者メッセージの抜粋です。（引用開始）　これまで何度か「スピーチの作り方」についてワークショップを実施しましたが、必ずお伝えしてきたのは「聴衆が求めているものを察知する」ということ。コンテストで上位を狙う、すなわち万人に理解されるには、自分の好きなことを好きなように話していては結果につながりません。世の中では今どんな考えが主流で、何をメッセージとして投げかければ人は感動し、行動変容を起こすのか、ここから組み立てることが必要だと考えてきました。そんな私は今回のメッセージは「固定観念など捨てて自分らしく自由に生きよう」。（引用終了）「自分の好きなことを好きなように話していては結果につながりません」としながら、「固定観念など捨てて自分らしく自由に生きよう」と言われてもまったく説得力はないです。　入賞狙いの浅ましいスピーチが氾濫するトーストマスターズのスピーチコンテストには私は勧められても出ません。その代わりに以下のようなスピーチ原稿を公表しています。競争と創造性（１９９７年３月）　スピーチコンテストの勝者が投票ではなく審査によって決定されるのはなぜか、考えてみたことがおありだろうか？カラオケから前衛芸術に至るほとんどあらゆるコンテストで勝者を限られた数の審査員が選ぶのは、普通の人々の判断はあまりあてにはならないからだ。美の神は民主主義を好まない。良い作品と気に入った作品の区別がつかない人々は大勢いる。だから、審査員を選んでよりましな判断を期待することになる。　芸術家が世に出る方法はふたつある。ひとつは大衆うけであり、もうひとつは専門の評論家からの評価を得ることだ。大方の芸術家は後者の道を通して世に出ようとする。もっぱら人気取りのために作品を造るようなものは、まとのな芸術家からは蔑まれる。しかし、最高水準の評論家といえどもつねに正当な評価が出来るわけではない。存命中にふさわしい評価が得られなかった芸術家はたくさんいる。ゴッホはそのよい例だ。存命中に売れた絵はわずか一枚で、貧困と絶望の中に自らの命を絶った。　板画家、棟方志功の伝記を読んだことがある。若き日の棟方志功はゴッホの作品に深く感動し、「わばゴッホになる」といって故郷の青森を離れる。多くの優れた作品を残し、幸運にも存命中に国際的な評価を得ることが出来た。無名時代の棟方が帝展落選を重ねていた際、「ラクセンオメデトウ」という電報を恩師が打った話は良く知られている。　この電報の意味するところは何だったのだろうか？「成功のあとでは努力をやめてしまうかもしれない。しかし失敗のあとならまた成功を目指してがんばれる。この電報は努力を続ける機会を祝ったもので、逆説的な激励である」と言った人がいた。だがこの電報にはもっと深い意味があるように思える。芸術家にとって努力は大切だ。それ以上に大切なのは、どんな努力をするかということにある。もし棟方志功がもっぱら帝展のために作品を造っていたら、もっとたやすく入選できたかもしれない。しかし世界のムナカタにはなれなかったであろう。棟方を高く評価したのは日本の美術界よりも外国の美術界のほうが早かった。棟方志功は自分の美意識に忠実に作品を造ったに違いない。恩師は、貧困の中にあっても志を曲げない強固な意志を祝福したのであろう。　競争における勝利が至上のものである人々はいる。ボクサーやマラソンランナーやカーレーサーにとっては勝つことがすべてだ。だがもし芸術家がコンテストにおける勝利のためのみに作品を造れば、芸術家と呼ばれる資格を失う。そんな者は芸術家ではない、乞食だ。ある意味で職業芸術家というものは実に矛盾した存在だ。一方では人気を度外視して新しいものを創造しなければならない。その一方で生活のためには人々の支持を得る必要がある。だがどんな芸術を創造するのであれ、競争の危険性は心に留めておかなければならない。芸術家がコンテストの審査員に迎合するとき、競争は創造の最大の敵になる。創造を志すような者は、好意的でない評価を黙殺するような強さがなければならない。　数日前、東北大学の合格発表が私の住まいの近くであった。すべてを手にしたかのような喜びに満ちあふれた顔を何度も目にした。しかし彼らは、入学試験で良い評価を得たに過ぎないのだ。遅かれ早かれ、何かを創造するのは入試に合格するよりもはるかに難しいことを知るであろう。もし、高校生活を入試合格のためだけに費やしたとしたら、何というみじめな高校生活であろうか。日本人の貧しい創造性と激しい競争は深く結びついている。創造的な風土を培うためには、社会から不必要な競争をなくしていかなければならない。　毎週水曜日に開催される仙台トーストマスターズクラブの例会では、「自分の好きなことを好きなように話す」メンバーの方がはるかに多いように私は感じています。

2019.10.02

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仙台トーストマスターズクラブで知った英語スピーチの効用

スピーチという表現方法について私は長い間偏見を抱いてきました。　ＮＨＫの青年の主張に代表されるような審査員うけする優等生型、あるいは有権者うけを狙っただけの政治家のパフォーマンスのような、単なる雄弁術という印象を抱いていたのです。　この感覚が全くの誤りだとは今も思っていません。例えば、米国の歴代大統領の名演説と言われるものがあります。ルーズベルト大統領は、「恐怖そのもの以外に恐るべきものは何もない」という有名な言葉を残しています。ケネディ大統領は、「国が何をしてくれるのだろうかと問うことはやめていただきたい、自分が国のために何をなすことができるのか問うていただきたい」と語りました。こういった洗練されたレトリックを駆使したスピーチが名演説とされてきたきらいがあります。広告コピーとしての優秀性は私も否定しません。ただその内容たるやきわめて空疎なものです。もしルーズベルト大統領が恐怖を忘れることが出来るほどの愚か者であったならば、アメリカは第二次世界大戦の戦勝国になることは出来なかったでしょう。恐怖を火に例えて恐怖の扱い方を教えた、マイク・タイソンのトレーナー故カス・ダマトのような哲学は、「恐怖そのもの以外に恐るべきものは何もない」というスピーチからはみじんも感じられないのです。スピーチの中で哲学を示し得たのは、キング牧師の名演説のような希有な例としか私には思えませんでした。　ところが、ふとしたことから英語によるパブリックスピーキングを始めて、面白いことに気付きました。外国語によるパブリックスピーキングは、自分の考えを整理するための素晴らしい砥石になるということです。自分の語彙も、多くは日本人である聴衆の語彙も限られています。発表時間も限られています。しかも発表は一回限りです。平明に書くという文章づくりの基本が、スピーチを重ねるうちにいやでも身に付いてきます。英語によるパブリックスピーキングが自分の日本語にも良い影響を及ぼしていると感じることも多々ありました。　文章づくりにおけるパブリックスピーキングの効用については、紀元前のギリシア人が熟知していたということで、作者は文章や詩歌をまず発表し、批評を容れて推敲してはじめて写本を作ったという話を耳にしたことがあります。　古来パブリックスピーキングは、思想を磨くための優れたテストコースでした。ただ大変残念なことに、現在の日本における英語パブリックスピーキング界においては無内容なパフォーマンス中心主義が少なくありません。もはや、英語ができるだけで満足している時代には終止符を打つ必要があります。無内容なスピーチにも習作としての存在価値はあります。しかし、中学生の弁論大会の延長のようなものがいつまでも主流に居座っているようでは、英語パブリックスピーキングの凋落は目に見えています。再読に耐え得る原稿を書くことなくしてパブリックスピーキングの発達はありえないという考えに基づき、英語スピーチ原稿を和訳してブログに公開しております。　スピーチ原稿公開希望の方はお気軽にご連絡ください。原稿を人目に晒すことで確実にレベルアップできます。　当ブログ記事は仙台トーストマスターズクラブ会員の個人的な書き込みで、仙台トーストマスターズクラブの公式見解を反映するものではないことを念のためお断りします。

2019.10.01

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仙台トーストマスターズクラブで発表した自由人論

　組織あるところには、組織運営に没頭する官僚や組織に身も心も捧げる信徒がしばしば発生します。そういった人々が増加すれば組織は健全さを失っていきます。　ネット上にはI think it's great to build one's esteem in Toastmasters. But, itseems to me that an awful lot of members utilize Toastmasters as their　major source of self-worth, or even use it like religion. (トーストマスターズで自尊心を築くのは素晴らしいことだと思います。しかし、私には、非常に多くのメンバーがトーストマスターズを彼らの主要な自尊心の源として利用している、あるいはそれを宗教のように使用しているように思えます)　という指摘もあります。しかし私の見るところトーストマスターズを宗教のように扱い、「トーストマスターズの精神」あるいは「トーストマスターズ原理主義」といったわけのわからないものを振りかざすメンバーは仙台トーストマスターズクラブではごく少数です。そうでなかったら私はとっくの昔にやめています。　以下は仙台トーストマスターズクラブで発表した「自由人」というスピーチ原稿です。自由人（１９９５年５月）　シンデレラ物語の起源をご存じだろうか？一説によれば中国に起源があると言われている。中国には小さい足を珍重する伝統があった。そのため、纏足という残酷な風習が存在した。　ベストセラー、ワイルドスワンの冒頭に衝撃的な纏足のシーンがある。主人公の祖母はその母の手で両足を砕かれる。20世紀初頭中国の人々は残存する封建制に苦しみ、20世紀中盤には日本の軍国主義に苦しみ、20世紀後半には共産主義支配に苦しんだ。ワイルドスワンは、心を纏足するような政治体制と闘った人々の物語だ。ひとつ心に留めておきたいことがある。原題はワイルドスワンではなくワイルドスワンズである。物語には幾人かのワイルドスワンが登場してくる。　登場人物の中で、私は主人公の父親に特に興味を持った。中国共産党の忠実な党員で、物語の中盤までは共産党の家畜人以外のなにものでもない。共産党をほかのすべてよりも愛していたこの男は、「あなたという人は、共産党員としては立派かもしれないけど、夫としては最低だわ」と妻にののしられる。しかし、党に対する忠誠心は本人にも中国の人々にも何の利益ももたらさなかった。物語の最終局面で主人公の父親は、「もし私がこのまま死ぬようなことになったら、もう共産党を信用してはならない」と言い残す。ついに共産党の誤りを認め、死を直前にして人間として再生する。物語の中でもっとも感動的な場面のひとつだった。　共産主義諸国が崩壊した最大の原因は、党に対する絶対的忠誠にあると私は考えている。一党独裁を容認するほどの忠誠心を人々が党に対して抱いた場合、権力は必ず濫用される。言葉を換えて言えば、政党を愛するほど危険な行為はそうそうない。男と女が愛し合った場合最悪の結果は心中であろう。だが人々が党を愛した場合、最悪の結果は国の崩壊になる。　これは旧社会主義諸国のみの問題ではない。そのよい例は日本の政治からも見出すことができる。小選挙区制法案が国会を通過したのは1994年のことであった。社会党は公約を破って法案に賛成した。しかし、ごく少数の社会党員は公約通り法案に反対した。その行為は社会党から非難されたのみならず、小選挙区制法案に反対した政党の政治家からは黙殺された。理由はきわめて簡単だ。共産主義者のみならず、おおかたの日本の政治家は党に対する絶対的忠誠を当然視している。党が公約に反する決定を行った場合においてさえも、党と行動を共にすべきであると考えているのだ。日本の政党とカルト教団の間には、いくつもの共通点がある。　小選挙区制に私が反対なのは、一党独裁につながるからだ。党に対する絶対的忠誠も一党独裁の原因になり得る。そのため私は日本の政党を支持したことは一度もない。政党の「主権在党」の論理にはうんざりしている。　だから、最近の東京と大阪の知事選の結果を知って嬉しく思った。当選者はいかなる政党の支持も受けていない。有権者は政党のいいなりにはならなかった。問題はたくさんあるにしても自らの手で自らの知事を選んだということだ。誰が選ばれたのではなくどのように選ばれたかという点で、大きな進歩が見られたといえるだろう。社会の質を決定するのは人間の質であると私は考えている。残念ながら日本には組織の奴隷が多すぎる。よりよい人間社会を創っていくためには、もっともっと多くの自分で考えて自分で行動できる自由人が必要だ。

2019.09.30

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トーストマスターズ日本支部の醜行

　当ブログ記事は仙台トーストマスターズクラブ会員の個人的な書き込みで、仙台トーストマスターズクラブの公式見解を反映するものではないことを念のためお断りします。　「トーストマスターズ　スピーチ　youtube」で検索しますと見世物のようなパフォーマンスがぞろぞろと出てきます。これでは世間的に評価されるわけがないのも無理はありません。だからといって安易に有名人を広告塔に使うようではますます世の中で馬鹿にされます。トーストマスターズ日本支部がコミュニケーション＆リーダーシップ賞受賞者第１回2012年度　ドナルド・キーン（日本文学研究家）第２回2013年度　日野原重明（医師）第３回2014年度　佐藤真海（パラリンピアン）第４回2015年度　キャロライン・ケネディ（駐日米国大使）第５回2016年度　若田光一（宇宙飛行士）第６回2017年度大隅良典（ノーベル賞受賞者）　といった有名人を副賞の現金で釣って「コミュニケーション＆リーダーシップ賞を受賞して頂いた」のかどうかは不明ながら、有名人に現金を掴ませて広告塔に使うというのはいかがわしい新興宗教等が使う手で、まともな組織のやることではありません。　以下のような提案をFACEBOOKで行ったところ、コミュニケーション＆リーダーシップ賞はなくなりました。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　ネット上で「大隅良典さんは、ご多忙のため秋季大会での授賞式には参加できないため、実行委員が2017年9月26日に東京工業大学すずかけ台キャンパスで盾を授与してまいりました。」という報に接し、私は噴き出してしまいました。どう考えてもトーストマスターズはノーベル賞受賞者に「盾を授与」できるような実績のある団体ではありません。大したことをやっているわけでもないのに大したことをやってるようなつもりでは組織の発展は困難です。　コミュニケーションとリーダーシップを二大目標に掲げているにもかかわらずトーストマスターズにおける内容あるコミュニケーションは低調で、見世物まがいのスピーチやお笑い系コミュニケーションが氾濫しています。一例を挙げれば全国大会の日本語ワークショップ講師が「平成生まれの世界チャンピオンに世界中大騒ぎです」といった珍説を開陳し聴衆が失笑を漏らすというシーンがありました。もう少し中身のあるコミュニケーションを追求していかないと、社会的な評価、信用を得られることはないでしょう。価値観の共有を前提にした組織ではありませんので、組織の在り方に関して議論があってしかるべきと思います。　数のうちには「トーストマスターズは議論の場ではないから議論がしたいならよそでやってくれ」と主張するようなメンバーが出てくるのはやむを得ないことかもしれませんが、議論のひとつもできないコミュニケーターやリーダーでは使い物になりません。有名人の知名度を安易に利用する「買名行為」と受け取られかねないコミュニケーション＆リーダーシップ賞の廃止を私は提案します。皆様、いかがお考えでしょう？＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　組織を運営するにあたって公私混同はもっとも恥ずべき行為です。個人の思想信条の自由は不可侵とはいえ、個人の思想信条を組織運営に反映するのは言語道断の沙汰です。　トーストマスターズは自民党支持者クラブではないにもかかわらずトーストマスターズ日本支部はアッキード事件主犯格の安倍昭恵を全国大会に招待し、安倍昭恵のメッセージは今もトーストマスターズ日本支部に掲載されています。もしトーストマスターズの公金がメッセージ料といった形で安倍昭恵に渡っていたとすればこれは犯罪的行為です。以下、安倍昭恵のメッセージスペシャルメッセージ安倍昭恵総理夫人トーストマスターズクラブの皆様、こんにちは。安倍昭恵でございます。本日はお招きいただきましたが先約の都合で出席できず大変残念ですが、お祝いのメッセージをお送りさせて頂きます。本日は、「ディストリクト７６秋季大会」開催、誠におめでとうございます。ホームページを拝見いたしまして、大変楽しそうな内容に心が躍りました。スピーチとリーダーシップを学ばれている皆様でこそ、ユーモアの大切さをご存知かと思います。実は私もユーモアの大切さを重々経験しております。かつて地元下関のコミュニティFM 局「COME ON! FM」にて「アッキー」の名前でラジオパーソナリティを務めさせていただきました。当時、出演者の個性を引出しながらリスナーの関心を惹きつけるためにユーモアを交えた楽しい番組作りを心がけたつもりですが、もしこのようにスピーチを練習する組織があることを知っておりましたら、私もご一緒に学んでいたかもしれません。また私ごとではございますが、主人以外の候補者の選挙応援にも、かかわることがございます。トーストマスターズインターナショナルは、アメリカが発祥の地とうかがっております。多くの大統領候補の方々もこの組織でスピーチを練習されたことを聞き及びまして組織の素晴らしさを実感しております。日本の会員の中にも、選挙の経験がある方も多数いらっしゃるとのこと、皆様の熱心な学びに感心いたします。スピーチは練習する場が必要と感じておりますが、日本ではそのような場所は決して多いとはいえません。皆様が日々、スピーチやコミュニケーションの向上を目指して研鑽していることを知りまして、大変素晴らしい組織に所属されていることと思います。また、この秋季大会のように、ユーモアを中心に楽しく学ぶことはなんと幸運なことでしょう。私自身、こちらの組織に大変、感心致しました。どうぞ皆様、この秋季大会にて、楽しく学び研鑽を重ねて頂き、ますます成長されますことと、大会が成功裏に終了されることを祈念いたしまして、私のご挨拶とさせて頂きます。御清聴ありがとうございました。安倍　昭恵

2019.09.28

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仙台トーストマスターズクラブで発表した拳銃規制論

　拳銃犯罪のない日本（２０１９年７月）　ガンジーやキング牧師のような非暴力で世界を変えた人々の存在をもって「暴力は何も解決しない」とするのはあまりにも早計であろう。社会秩序は、法に従って物理的強制力を行使する警察官なしでは維持できない。歴史を振り返れば人類は暴力によってしか解決できない困難に何度も直面してきた。アメリカは武装闘争を通して独立を勝ち取った。合衆国憲法修正第二条は「規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、人民が武器を保有し、また携帯する権利は、これを冒してはならない」といまも明言する。その結果、合衆国ではおびただしい銃犯罪が発生してきた。アメリカの銃犯罪を減らすには改憲がもっとも有効であろう。正当な理由もなく建国の精神を後世に引き継ぐ必要はどこにもない。アメリカに限らず、銃器の不必要な所有や使用が許されてはならない。　アメリカと比較すれば日本の銃犯罪ははるかに少ない。しかし、最近の警察官の拳銃を巡る銃犯罪は憂慮すべき事態である。2018年富山県で、刃物で交番を襲撃した男が警察官を刺殺して拳銃を奪い、近くの小学校の警備員を射殺した。犯人は別の警官に拳銃で撃たれ逮捕された。銃が銃犯罪を解決したとはいえ、交番の拳銃がなければこの銃犯罪は起き得ようがなかったのである。大阪では警官が刺されて拳銃を奪われる事件が発生している。　警察官の拳銃による犯罪は過去においても発生している。1974年に大阪の交番から盗まれた拳銃がテロリストに使われた。ソウルで当時の韓国大統領を射殺せんと放たれた弾丸は大統領夫人の命を奪い、銃撃戦でセキュリティポリスが放った流れ弾は女子高校生の命を奪った。ふたつの教訓をこの事件から引き出すことができる。日本のような銃規制の強い国では交番の拳銃は危険な犯罪者をひきつけること、そして拳銃は正確な武器ではないということである。　一連の警察官の拳銃による犯罪をうけて日本の警察当局は安全対策の強化に必死である。しかし厳格な安全対策はいざという時の迅速な拳銃の使用を妨げるだろう。そもそも、日本の警察官は職務遂行にあたって拳銃が必要なのであろうか。　実際、警察官が拳銃を携帯しない国はいくつか存在する。大部分のイギリスの警官は拳銃で武装しない。銃が必要な状況では訓練を受けた特殊部隊が出動する。驚くべきことにメキシコの警察官はパチンコと石を支給される。イギリスの状況は合理的ながらメキシコの状況は常軌を逸している。銃犯罪の多い国の警察官は銃で武装することなしに銃犯罪を制圧できない。幸いにして日本における銃犯罪はきわめて少ない。交番の警察官が拳銃を携帯して警邏する必要性はほぼ皆無であろう。　とはいえ、警察官に丸腰を求めるつもりはない。拳銃の代わりに熊撃退スプレーを支給してはどうだろうか。熊撃退スプレーはヒグマを撃退できるほどの威力があり、拳銃と違って広がるため的に当てやすい。最大の利点は拳銃と違って熊撃退スプレーのもたらすダメージは回復不能ではないということである。分別ある警察官は回復不能なダメージをもたらす拳銃の使用を躊躇するが、危険な犯罪者は致死的武器の使用をためらわない。その結果さまざまな悲劇が発生している。秋田県では警察官が弁護士を誤って取り押さえた結果、弁護士は犯人に刺殺された。もし警察官が、回復不能なダメージをもたらさない信頼できる武器を持っていればこの悲劇はさけられたかもしれない。　警察はそもそも保守的な組織で変化を歓迎しない。しかし批判には敏感だ。以前私が警察署内に設置されていたタバコ自販機をインターネットで批判したところ、すみやかに撤去された。納税者は警察官の雇い主である以上、要望を出すことを遠慮する必要性はどこにもない。

2019.09.28

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仙台トーストマスターズクラブで発表したディベート論

　当ブログはコメント欄に自由に書き込めて常に論争歓迎です。論争はやればやるほど強くなり打撃系格闘技と違ってパンチドランカーになることもありません。ネットの普及のおかげで、ここ二十年近くにわたって小さいものを含めれば１００や２００どころではない論争を私は経験できました。　何とかやってこれた一因は、物議を醸す英語スピーチの後で１５分ほどにわたって聴衆の質問をひとりでさばくunder fire という過酷な訓練を仙台トーストマスターズクラブというスピーチサークルで経験したからです。　仙台トーストマスターズクラブの英語レベルは英検一級合格者が石を投げれば当たるほどいて、いわゆるネイティブスピーカーを有り難がるような風潮はほとんどありません。重視するのは英語力ではなく内容です。　残念ながらトーストマスターズの全国大会や世界大会では見世物まがいの無内容で軽薄なスピーチが横行しているものの、仙台トーストマスターズクラブはそうではありません。　以下は私が１９９7年に仙台トーストマスターズで話した英語原稿を和訳したもので、週刊金曜日の論争欄に掲載されました。　当ブログ記事は仙台トーストマスターズクラブ会員の個人的な書き込みで、仙台トーストマスターズクラブの公式見解を反映するものではないことを念のためお断りします。　「ディベート」を悪用する歴史改竄主義者たち（１９９７年４月）　言葉と文化の間には密接な関係がある。ディベートは主に合衆国で発達した言語技術だ。日本と比較した際、合衆国の文化ははるかに対決的だ。そのため私は、ディベートとは言葉によるボクシングのようなものと考えていた。だがある日、アメリカ人の知人がこう語った。「よく訓練されたディベーター同士の間で、ノックアウトはほとんどない。その意味でディベートはボクシングというよりもポイントを争うレスリングに近い」　この、よく訓練されたディベーター同士の間でディベートを成立させるための最も重要な条件は、議題の選択である。最高水準のディベーターといえども、喫煙の安全性を論証する段になっては不利をまぬがれまい。ディベートは黒を白といいくるめる詭弁術ではない。ただしディベートを学ぶ者にとって詭弁術は必須知識でもある。詭弁術を知ることなしに詭弁術を論破することは困難だからだ。ディベートを通して身に付けた詭弁術を悪用したオウム真理教のスポークスマンによって、ディベートは詭弁術であるという誤解が広がったのは、残念な事態であった。　通常ディベート参加者は、ディベートが開始される直前まで肯定側になるか否定側になるかわからない。そのため自分の意見とは関わりなく、肯定・否定の両側の準備が必要になる。これはディベート思考の最大の長所と言えるだろう。ディベートによって複眼思考が可能になるからだ。だがこの長所こそが、ディベート思考の危険な落とし穴でもある。ディベーターが肯定・否定の両側に周到な準備を進めていく過程で、議題の肯定側と否定側の均衡が常に保たれているわぼけではないという単純な事実を、ともすれば忘れがちになる。肯定側と否定側の均衡が保たれていない議題を意図的に選んだ主催者の政治的意図に乗せられる可能性も、時としてある。　一般的に言って、自然科学においては人文科学よりも、ディベートの余地がまったくない議題、つまり絶対的真理や絶対的誤謬が多い。人文科学ことに歴史における価値判断においては、総体的評価が多い。最悪の独裁者といえども善行をなした可能性はある。とはいえ、絶対的評価の困難さをして、総体的評価を放棄する理由にはならない。歴史評価における絶対的評価が危険であるのは当然としても、総体的評価を避けて傍観史観に甘んじるのは、歴史学の自殺である。　日本の歴史改竄主義者が目指してきたのは、事実認識の荒唐無稽なる改竄と、侵略者を英霊視し侵略戦争を聖戦視する価値判断の改竄であった。最近の「自由主義史観」なるものは「日本の軍国主義には良い面『も』あった」と主張するところにその新しさがある。この「自由主義史観」を唱えるメンバーによって、ディベート教育の必要性が叫ばれている。理由はきわめて簡単だ。ディベート教育を通して、日本の軍国主義の功罪が相半ばするものであるかのような錯覚を植えつけることをもくろんであるからだ。ベストセラー「教科書の教えない歴史」は日本人のなした美談の集大成で、その多くは事実だ。だが日本の国家権力のなした巨悪を相殺するには到底およばない。だから、日本の軍国主義の功罪といった議題は、そもそもディベートの対象にはならない。　ディベートの際に一時的に自分の意見を離れる理由は、自分の意見を客観視するためであって傍観者になるためではない。しかし自賛史観に固執するグループが歴史の傍観者を作り出すためにディベートを悪用している。そのためディベートに対する誤解が広まりつつある。しかしディベートは何事にも中立を保つ傍観者を作るためのものでもなく、単なる言葉のゲームでもない。ディベートの真の目的は、自分の意見を客観的に検証し、真理を明らかにしていくところにある。

2019.09.28

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