金沢八景に着き僕は冴の携帯に電話をした。「冴今金沢八景の駅に着いたから。ここからバスだよね。横須賀方面に向かうんだね??うんわかった。共済病院だね二階だね、わかった」僕はバスを拾わずタクシーに乗り行き先を告げた。さっきまでのいい天気は今にも嵐が来そうなぐらい雲が低く暗く空に立ちこめていた。「共済病院までお願いします」タクシーは走りだした。タクシーの中で僕はネクタイを外した。タクシーはあっと言う間に共済病院の玄関に車を着けた。エレベーターで二階に行くと集中治療室の長椅子に冴と妹と母親が座っていた。「雄介忙しいのにごめんなさい」僕は冴の母親に軽く頭を下げた。冴の母親は、「忙しいのに雄介さんすいませんねぇー」彼女の母は僕にそう言った。
つづく。
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Last updated
2005.05.25 23:59:50