2月9日の続き
私達は子供の頃からの幼馴染で、4月からそれぞれ別の道を歩もうとしている。
私は地元福岡の看護学校へ。
子供のころからの夢で、大好きだった叔母が亡くなった時に決めた夢だ。
「何て人の死とは吐かないのだろう。もう少し私に力があれば、叔母の看病
が出来たのに、大好きな人に少しでも長く生きてもらえたら」
そう思ったら、涙が止まらなかった。
いつか、そう思っている人の力になりたい。
そんな夢があった。
大輔は、学生時代から福岡の天神にあるライブハウスで週一回歌っていた。
まばらなお客さんしか入っていない地下室の薄暗いライブハウスで明日を
夢みていた。「オレ、海援隊や陽水や甲斐さんに負けない様なミュージシャンになるんだ」
大輔はいつもそう言って幼馴染の私に夢を話してくれた。
いつも、ヘタクソなギター一本かき鳴らし、ラブソングを歌っていた。
「今に見ていろ!!ノリコがビックリするぐらいの有名人になってやるから
待ってろよ。」
私には、大輔は幼馴染の大輔なのだ。どんなに遠くへ行っても私が好きなのは大輔だけ。。
大きな声でそう言えたらどんなに楽だろう。。
そんなあなたからもうすぐ卒業。あなたは私の事をどう思っているのでしょうか?
やっぱり、仲のいい幼馴染??それ以上でもそれ以下でもないのでしょうか?
つづく。
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Last updated
2006.02.18 01:14:24