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カテゴリ:DB-SQL Server 2008
SQL Server 2005では、コアなサービスとして以下のものが存在していた。
・データベースエンジン ・Analysis Services(SSAS) ・Integration Services(SSIS) ・Reporting Services(SSRS) ・Notification Services(SSNS) ・レプリケーション、Service Broker、フルテキスト検索 このうち、SQL Server 2008でなくなってしまったものがある。 ・Notification Services(SSNS) しかし、このサービスはどこに行ってしまったのか、代替は何なのか、漠然と調べていてもわからない。 実際には、以下の場所に記載がある。 ○SQL Server Reporting Serviceで廃止された機能 http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms144231.aspx 「Notification Services は、SQL Server 2008 から削除されました。データ ドリブン サブスクリプションなど、Reporting Services の既存の機能を使用して、以前のバージョンの SQL Server の Notification Services で提供されていた機能の一部を利用できます。」 もともとNotification Serviceというのは、SQL Server 2000の追加コンポーネントとしてリリースされたもので、「株価がx円になったら通知を受け取りたい」というようなニーズを想定してのものだった。 一方、SSRSのデータドリブンサブスクリプションというのは、データの内容に応じてメール送信先やレポート内容を変更するという機能であって、データの内容に応じてプロセスを起動をコントロールするというものではない(イベントドリブンサブスクリプションではなく、起動タイミングはタイマーかスナップショット生成によってのみコントロールされる)。 したがって、Notification Serviceの本来の機能の代替になるとは思えない。 結局イベントの検知は、サービスブローカーやデータ収集、もしくは従来通りのトリガ生成などを利用して作るしかなく、機動的なメール送信にはデータベースメールを利用するしかないのではないかと思う。 ここまであっさりとサービスを1つ廃止してしまったのは、それだけ利用者が少なかったということだろうか。 (まあ、設定も簡単ではなかったが) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.02.22 16:38:50
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