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テーマ:ゲームについて思うこと。(12)
カテゴリ:ゲームについて
今日は、サッカー監督になり、自分のチームの指揮をとるシミュレーションゲーム
「カルチョビット」が発売された。しかも、渋いことにゲームボーイアドバンス用ソフトである。 開発元は、ダービースタリオン(略してダビスタ)でおなじみ、 薗部氏率いるパリティビット。 www.nintendo.co.jp/n08/bixj/index.html 普通のサッカーゲームは、画面がリアルだとか、日本代表メンバーだとか、 Jリーガー選手名が登録されているとか、いろいろあるのだが、 「カルチョビット」は、そういう要素は一切ない!!! まず、画面が2D!しかも草の根チームから始まる。 Jリーグなるものもあるが、名前はN1(任天堂だからだろうなぁ。)リーグ。 ユーザはまず、草の根リーグを勝ちあがり、その上のリーグを勝ち上がると、 ようやくN2リーグに進出し、その上がN1リーグである。 そこまでを監督が育成し、試合の指揮を取り、他のチームから選手をスカウトしたり するのである。まぁ、ダビスタがサッカーになった感じと考えたら話は早い。 「カルチョビット」も、ダビスタにもれず、最初はとっつきにくいが、 遊びなれてくると、「するめ」のようにじわじわと旨さがにじみ出て、 中毒になるのである。携帯機専用ゲームなので、どこでもサッカーできるし、 試合中も多少指示を出す必要(選手交代など)があるものの、ほとんど観戦するだけなので、 アクションする必要も無い。俺みたいなおっさんでも遊べるゲーム。 それが「カルチョビット」である。 (新品)GBA サッカーチーム育成シミュレーション カルチョビット 薗部氏は、自分が尊敬するゲーム開発者の一人である。 いわばゲーム界の神とでも言えるだろうか。 90年代初期、それまで育成ゲームはPC98などで流行っていたが、 育成ゲームを競馬に仕立て上げた才能は見事である。 自分も、ファミコン版のダビスタ全国版をやりこみ、 あげくの果てには、別冊宝島の競馬本や、血統辞典まで買い込むハマリようであった。 それだけ中毒性が高いのである。 [PS2-中古] ダービースタリオン04 また、薗部氏は、プロ野球シミュレーションゲーム「ベストプレープロ野球」も開発している。 マイコン時代からリリースされて、PS2版でも出ている息の長いゲームである。 なぜこのゲームがプロ野球ファンに遊ばれ、支持されているかというと、 チームデータ、選手メンバーの成績を「自由にエディット」出来るのである。 例えば、1988年にセリーグ優勝したときのドラゴンズのメンバーを作ってみて、 他チームと戦わせてみたり、自分が星野監督になり、88年のメンバーの指揮をとってみたり、 88年のドラゴンズ対ドカベンの所属する明訓高校と対戦させてみたりと 何でもありありなのだ。だから、野球好きにはたまらないゲームなのだ。 「ベストプレープロ野球」シリーズのうち、自分がお勧めするのが、 PC版の「ベストプレープロ野球'00」版である。 PC版なので、選手エディットが非常に楽なのと、PC用にユーザが独自に作られたツールや チームまである。ちなみに、ちゃんと今年度分のチームデータ、試合開催情報などある。 それを元に、今年のシーズンの優勝予想をするのもよし、自ら陣頭指揮するのもよし、 まったく違うチーム、ドリームチームを作っても、あるいは、メジャーリーグを作ってもよし 友達とネットワーク対戦してリーグ優勝を目指すもよし、とにかく何でもありありなのである。 【お買い得ゲーム祭 第四弾!】 PS2「新ベストプレープロ野球」 かつて、作家の色川武大(別名:阿佐田哲也)の短編「ひとり博打」にて、 大相撲力士のカードを作って、取組表を作り、相撲をさせて、番付をつけることに 没頭したり、競輪選手のカードを作って、全国50箇所の競輪場に配置させ、 争わせ、格付けを作ったり、選手の家庭を作ったり、お客の生活を作ったり・・・ という話があった。 きっと色川氏が今でも生きていたのなら、きっと「ベストプレープロ野球」や、 「ダービースタリオン」「カルチョビット」などにハマっていたことであろう。 薗部氏は他にも競艇ゲーム(監修)なども作っている(競艇WARS マクル6:PS1版)。 自分のお願いとしては、薗部氏に競輪ゲームを作ってもらいたいと切に願うのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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