ジャラン・ジャラン・パインビレッジ

昨日とは打って変わって、澄み切った青空が広がっている。
こういうときは気分も晴れやかである。
そして、めずらしく、洗濯して干したり、
食器洗いをしてみたりする。
ちょっとだけ主夫の仕事をする。

そして、家内の実家から送っていただいたお米を
三合ごとにビニールの小袋に分ける作業をする。
数えてみたら、八升四合あった(28袋分)。
これまで、何度も家内の実家からお米やお野菜などを
いただいている。本当にありがたいことだ。
食べるものに不自由がない分だけ、負担は少なくなる。
今回も心していただきます。いつもありがとうございます。
義父・義母・義弟・義祖母・お天道様に感謝します。

そして、PCもたまには整理をと思い、
以前に買っておいたDVDで、ハードディスクの中身を整理する。
HDDHealthというフリーソフトでHDDの健康度合いをチェックしているが、
どう持っても２年くらいだろう。まめにバックアップしておく必要がある。

とにかく今日は整理の日。さっぱりとすることで、精神的にも安らぐ。

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最近、色々な犯罪が多い。老若男女問わず、殺人事件や、事故、
不正や、情報流出など、多岐にわたっている。

まぁ、飲酒による事故については、これまで無かったわけではなく、
潜在的にあるものであり、これまで新聞沙汰にならなかったのが、
たまたま注目にあがっただけで、そういう意味では、これまでの
取り締まりはなんだったんだという方が疑問はある。

それを差し置いても、私が思うのは、モラルの欠如である。
そして、それは、「父性の欠落」によるものなのでは無いかと考えている。

父性とは、家族で言う父親。そして、社会的モラルや秩序を意味する。
これまでは、組織的な役割やルールに基づいた考え方、ルールがあったため、
日本という社会は、ある程度の秩序が保たれていたと思う。
統一した、あるいは厳格な社会基盤があった故に、大人も子供も、
従うものは、したがい、不条理な、理不尽なものに対しては、
「国、自治体、会社、組織」などに「反抗、対立」していた。

エディプス（オイディプス）・コンプレックスという言葉が一時期流行った。
これはギリシャ悲劇のオイディプス王の話であるが、
父である国王を殺し、母と結婚するという話である。
エディプス・コンプレックスとは、フロイトが提唱した理論である。
子供は身近な存在である母親を愛し、母親は父という愛すべき、
受け入れるべき存在があるため、子供は父親になりたいと思うが、
それを過ぎると父親と自分を比較したり、
嫌悪したり、超えたいと思ったりする深層心理のことである。
反抗期の子供というのは、この「エディプス・コンプレックス」に
陥ったり、あるいは、その亜種（と思われる）の「マザー・コンプレックス」になりやすい。
ただ、子供はこうした反抗期を乗り越え、成人し、結婚して、
子供を産むというサイクルが従来の考え方であった。

しかし、現在の日本は、父性が無くなりつつある。
絶対的な規範、権力などは無く、モラルもルールもなくなってしまった。
良い意味でも悪い意味でも、「平等社会」「平和幻想社会」なのである。
ヌルイ湯に漬かりきってしまった日本人には、もう既に超えるべき父性が
無くなってしまっている。モラルが無くなり、ルールも無く、カオス（混乱）の
状態である。誰も叱らない。叱ってもらえない。叱ってもらう組織すらない。
これで、大人も子供も犯罪を犯さない方がおかしいと思う。

個性の時代と言われ、散々に甘やかされた子供、大人が作る世界もまた、
甘えた社会と化すのだろう。まだ少数とは言え、この現状を嘆く人はいるだろうが、
多数の人間が甘えた人間であるならば、自然と甘えた社会が加速し大きくなるのは
言うまでもないだろう。

昨日、自民党の総理大臣が新しく変わった。新しい総理には、
これまで積み残してきた問題が色々とあるはずなので、
着実に未来の「美しい日本」を目指して指揮を取り、
私たちもそれに答えたいと思う。

しかし、「美しい日本」という言葉の響きは美しいが、
具体性にかけると思うのは私だけだろうか。。。
いずれにせよ、これから総理大臣としての手腕が問われることは間違いない。