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2006年04月14日
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カテゴリ:歌・映画・本


ichigo ichigo ichigo ichigo ichigo ichigo ichigo ichigo ichigo ichigo ichigo ichigo ichigo ichigo



 今、こころの病でいろいろと話題になっている『パーソナリティ障害』についての本を何冊か読みました。



 パーソナリティ障害というのは、行動や物事の認知が一般と違っていて、社会生活に障害をもたらすという病のことです。




 2年ほど前まで、私はこの病気の診断を受けていました。ということで、当然この病気の実態に興味があり、ちょっと本を読んだりネットで調べたりしたのです。


 ところが、私がその時気づいたのは、割とたくさん本が出版されている割には、患者本人向けの本が少ないということです。



 専門家向けに書かれた本は、当然「どう治療するか?」「こういう時はどう対処すべきか」ということに重点が置かれます。あるいは様々な学説の歴史などの紹介になります。
また、用語も専門的で、まずその用語の意味を知らないと何を読んでいるのかさっぱりわからんということになりかねません。ショック


また、一般向けに書かれた本は、 「患者の家族はどう対処すべきか」ということが多いようです。
そして、私が一番感じたのは、たとえ一般向けであっても、 「患者の気持ちに配慮した本が非常に少ない」ということです。




 つまり、患者さんが「私はどうしたらいいのだろう、困ったな・・・(@_@)」というときに、「大丈夫だよ。こういう方向で考えてみたら・・・スマイルという受容体勢のある本が少ないのです。



 私はうつ病も併発していたので、その関連の本も何冊か読みましたが、うつ病の本とパーソナリティ障害の本との決定的な違いはそこにあるような気がします。


 うつ病の本によく書かれているのは、 「うつは必ず治ります。」とか「うつには心の休養が必要温泉」etcなどで、うつの人が自分を責めてしまったりしないような配慮がなされています。




しかし、パーソナリティ障害の本によく書かれているのは、「人格が未熟」「考え方が子供」「周りを困らせる」etc など、患者さんをぼこぼこに書いているものが多いのですパンチ



 これらの違いが起こる原因は、しろうとの私にはよくわかりません。病気の性質の違いからくるものかも知れません。うつ病は薬で治ります。しかし、パーソナリティ障害に薬はあんまり効かないと聞いています。「病人だから」と優しくするだけでは治らないから、本人が変わらないと治らないから、厳しいことを書くのかも知れません。

 しかし、うつ病だって、治療を通して自分を見つめ直す機会があると思います。完璧主義な人はちょっとそれを緩めたり、心に余裕をもつ練習だって必要なんじゃないでしょうか?


 私はパーソナリティ障害の本がさきほど述べたような患者さんにあまりに配慮がなさすぎる表現が多用されているのは、この障害の特徴としてよく「本人は自分の症状をなんとも思っていないが、周りが困っていることがよくある」と言われていることがヒントになると思っています。

つまり、 「本人よりもむしろ周りが情報を欲しがっているんだから、表現に気をつける必要なんてないだろう・・・」という思いがどこかにあるんじゃないかと思います。


 それと、パーソナリティ障害は長期の治療が必要で、一定の治療法が確立されていない困難な病気です。執筆するお医者さんももしかしたら「ほんとに大変、大変・・」という思いで書いているので、自然と相手(患者)を傷つけるような表現になるのかも知れません。




 事実はどうだかわかりませんが、問題は、「私はどうしたらいいのかな・・・?」「自分のことが知りたい」と思う患者さんが、このような本を手にとったときに自分がぼこぼこに言われているのを知って、どういう気持ちになるか、ということです。


せっかく前進しようとした時に、その意志を挫かれてしまわないでしょうか?涙ぽろり
自分なんて生きていても仕方ないと思ってしまわないでしょうか?(私はそう思いました)

このような要らない傷を負っても生きていくことでその人は治っていくのかも知れませんが(私はそうでした)、それはちょっとむごいのではないでしょうか?




 ということで、長くなりましたが、元患者として、この障害をもつ人を比較的配慮していると感じた本をここに挙げます。




***一つは、『パーソナリティ障害』

パーソナリティ障害


パーソナリティ障害にはたくさんの種類があるのですが、その一つ一つについて、非常に丁寧にかかれています。

この障害に至るまでの心理的経緯が細かく説明されていて、人間のこころの不思議さを感じさせられます。人間理解の本としてもいいと思います。

また、周りの対応の仕方や、本人がどういう方向でものごとを考えていったらいいのかも書かれていて、とても参考になり、励みになりました。

そして、新書ということで、やたらお高い本が多い専門書の中ではお手ごろ価格です。プレゼント





****2冊目は『普通に生きられない人たち』

普通に生きられない人たち

これは、この障害の人のためだけでなく、広く一般向けにかかれています。

現代社会では、この障害がいかに身近なものであるかがわかると思います。

また、1冊目と同じように様々な症状に対する周りや本人の対応の仕方が細かくかかれています。




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最終更新日  2006年04月14日 13時07分15秒
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