テーマ:クラシックロック(754)
カテゴリ:私の好きな音楽
今回は音楽コラム的な話題です。
しばらく前にお気に入りのミュージシャン「Phoebe Snow」について書きましたが、彼女のアルバムを聞いていて私は彼女の前半しか聴いていないことに今更ながら気が付きました^^;)。 そこで少し80年代以降を追っかけてみたんですが、’89の「Something Real」までの声とそれ以降の「The New York Rock and Soul Revue: Live at the Beacon」に参加したときとか、フルアルバム「I Can't Complain」あたりからの歌声が少し変わってきているんですねえ。 前半はデビューアルバムのあの癒やしにも近いヴォイスでしたが、’90年前後から少し野太い声質になっているんですよねえ...それまでの4オクターブを超えるという癒やし系ヴォイスからゴスペルを感じさせるような力強い歌声に...これまた違った魅力を発見することになりました^^。 そんな発見をしたアルバム「I Can't Complain」では私の大好きなJanis Joplinの『Piece of My Heart』を彼女らしいアレンジで歌っているんです。加えてオルガンにはこれまた昔から贔屓のAl Kooperが...あまり目立ってはいませんが^^;)...参加していて素敵なアルバムになってました。 もうこうなると最後の「Live」まで手元に置くことになりました(笑)。 「Natural Wonder」での『Sahara』などグイグイ引き込まれるパワーを感じられ、今更ながら惜しい才能を失ったものだと思わざるを得ませんね。 YouTubeでもいろんな場所・年代でのライブが見られますがやはり公式発売としての「Live」はアットホーム的な雰囲気や時として熱いシャウトで惹きつけられる彼女の遺作として持っていたいアルバムです。 ただし名曲「Poetry Man」などジャジーなチューンでは若いときの「透明感」のある声は期待できません...年齢を重ねれば仕方ないこと...それを見事に「円熟」がカバーしているんですからね^^。 久しぶりにPhoebeのアレンジで聴いた『Piece of My Heart』でこれまたJanisの楽しい回顧が始まりました(笑)。 アルバムはスタジオ録音を中心にした彼女の活動中にでたオリジナルアルバム3枚にプラス「In Concert」くらいですが、やはり懐かしいし素敵な曲で充実していますね。 そんな時いつも聴いているAmazon PrimeMusicで写真のアルバム2枚を見つけてMDに録音しました。懐かしいですね、聴きながら録音...昔はFMにしてもレコードにしてもこうして録音したものですよね。 高校生くらいでしょうか、FMが全盛で洋楽の新譜をまるまる一枚ノンストップで流してくれる番組も多かったですよね...よく「エアチェック」をしたものです。 なんと探してみたら写真の80分の新品MDが普段あまり開けること無いデスクの引き出しから3枚も出てきました、よく持っていたもんですよね...何年前の商品だろうか(笑)。 ただ知らなかったとはいえ、写真の下のMDですが「A Night with Janis Joplin」というアルバムですが、私はてっきりJanisが参加しているのかと思ってしまいました。調べると...とんでもないアーティストがいたもんです^^。これブロードウェイミュージカルとして2013~2014年にかけて上演されたものの企画アルバムだったんですね。 Janis役のボーカルがMARY BRIDGET DAVIESという女優兼歌手で、これが歌だけ聴いているとまさにジャニス、ただしJanisの暴れん坊将軍的な破壊力はなし^^。故に聴いてて安心して聞ける部分があるのも事実...やはり本物はスタジオ録音でさえどこか「危なげな陰」の部分を感じさせてくれましたからねえ。 「A Night with Janis Joplin」...正体がわかってもまた聴きたくなる魅力はありますよ、「Tribute to Janis」的な素敵なアルバムだと思います...でもYouTubeでは2度と見ないかな(笑)。 ※ちなみにこの「A Night with Janis Joplin」は松竹配給で2020年秋に上映予定があるそうです。 と...今回は懐かしい『エアチェック』みたいなことをしてみた話題でした^^。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.07.01 02:00:43
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