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ヤコブ書5章より
まず、1分de聖書を読みましょう。(篠原利治) おはようございます。今日はヤコブの手紙の最終章、5章「耐え忍びなさい」です。 主が来られる時まで耐え忍びなさい。ヤコブの手紙5章7節 ◆要約 聞きなさい。金持ちたち。あなたがたの上に迫って来る悲惨を思って泣き叫びなさい。あなたがたの富は腐り、金銀にはさびがきて、あなたがたを責める証言となります。あなたがたは、地上でぜいたくに暮らし、快楽にふけり、自分の心を太らせ、正しい人を罪に定めて、殺しました。 こういうわけですから、兄弟たち。主が来られる時まで耐え忍びなさい。心を強くしなさい。主の来られるのが近いからです。互いにつぶやき合ってはいけません。さばかれないためです。さばきの主が、戸口のところに立っておられます。苦難と忍耐については、主の御名によって語った預言者たちを模範にしなさい。ヨブの忍耐とその結末を見なさい。主は慈愛に富み、あわれみに満ちておられる方だということです。 あなたがたのうちに苦しんでいる人がいたら、その人は祈りなさい。喜んでいる人は、賛美しなさい。病気の人は、長老に祈ってもらいなさい。信仰による祈りは、病む人を回復させます。ですから、あなたがたは互いに罪を言い表し、互いのために祈りなさい。いやされるためです。義人の祈りは働くと、大きな力があります。 真理から迷い出た者を連れ出せば、罪人のたましいを死から救い出し、多くの罪をおおうのだということを、知っておきなさい。 ヤコブの手紙 完(岡崎道成) ◇解説として 本書(ヤコブ書)は、まず、強烈な迫害下の都、エルサレム周辺で記されていることを、覚えるべきです。 ヤコブ書の著者、主の兄弟ヤコブは、エルサレム会議の議長(使徒行伝15章)であり、初代教会においては、責任ある立場でした。 当時は、度重なる迫害の中、富む人も窮して困り果て、労働者に支払うべきものも支払わず、貧しい者は立ち行けない状態でした。著者ヤコブは、その状況を見ていました。 富んでいる人たちよ。よく聞きなさい。あなたがたは、自分の身に降りかかろうとしているわざわいを思って、泣き叫ぶがよい。(ヤコブ書5:1) エルサレム教会のメンバーは、誰ひとり、気楽に生きている者はありません。迫害化の中、希望は再臨待望のみです。故に、主を待ち望んで生きていました。 だから、兄弟たちよ。主の来臨の時まで耐え忍びなさい。見よ、農夫は、地の尊い実りを、前の雨と後の雨とがあるまで、耐え忍んで待っている。(ヤコブ書5:7) 私たちに残されているのは、祈りです。主イエスを信じ、罪からの救いを得て(ヤコブ書5:19〜20)神の家族とされ、主のご再臨の希望に立って、祈り待ち望む信仰が残されています。これこそ、私たちの霊的な遺産です。 あなたがたの中に、苦しんでいる者があるか。その人は、祈るがよい。喜んでいる者があるか。その人は、さんびするがよい。(ヤコブ書5:13) (篠原利治) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/04/13 06:30:18 AM
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