カテゴリ:家 族
この間、何気なく他の人たちのブログを読んでいたら、 看護士さんの専門学生のブログに目が止まった。 人体解剖学の勉強で解剖学教室の見学をする・・・・という書き込みだった。 その一節に 医学歯学の勉強のために献体提供をして下さった方や家族の方の 気持ちを裏切らないように、一秒でも、一瞬でも、無駄にすることが ないように勉強したい・・・・・ と書き綴っていた。 看護士さんの勉強をされている方は若い女性だろうが、このブログを読んで、 こんなにも美しく立派な気持ちを献体者に対して抱いてくれたことに、 私は涙が出るほど嬉しくなり、思わず、しっかり勉強されることを願った。 実は私と家内は、或る医科大学に献体登録をしている。 それは医学の発展のためなどという崇高な気持ちではなく、 献体登録者が少なくて医系大学は困っているという新聞記事を読んだからである。 こんな私ら夫婦でも、死後に人様のお役に立てるなら・・・・という心境を 子供たちに話をしたところ、子供たちは「何もそんなことしなくても・・・」と 訝りながらも最後は理解してくれたのだった。 家内は5年前に亡くなり、献体というお役目を立派に果たし、 2年後に還骨されて我が家に帰ってきた。 次は・・・・いつの日か私がお役に立つ番である。 間もなく “秋の彼岸” が巡ってくる・・・・・ 今月末、私が献体登録をしている大学の「献体者秋季慰霊祭」が、 築地本願寺で開かれる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月18日 21時23分46秒
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