2015/04/11(土)13:51
親の責任か…
今から11年前、学校の校庭でサッカーをしていた小学6年生の男児が蹴ったボールが道路に飛び出し、それを避けようとした男性が転倒し、その事故直後に痴呆症の症状が出て約1年半後に肺炎で亡くなられた件の最高裁の判決。
これって、子どもを持つ身としては、明日は我が身なんですよ。子どもが公園でボール遊びしていて、たまたま道路に転がって行ってしまったなんて、よくある光景だからね。吾輩のところも同じような男児の孫がサッカーやっているから他人事じゃないよ。
裁判で最大の争点は、ボールを道路に蹴り出してしまった少年の両親が、子どもの「監督義務」を怠っていたと言えるかどうか…だった。
事実だけをとらえ、法律論を離れて一般社会の目線でみたときに、これで親の責任が問われたら堪ったもんじゃないと思いましたよ。最高裁の判決は、【親には責任がない】ということになりましたけどね。
被害者の方には気の毒だが、事故後1年半後に亡くなったなんて 果たして事故との因果関係があったんだろうか… こんなことを言うのも甚だ気が引けるが、80歳を半ば過ぎた方だから、 そうでなくても寿命だったのかも…なんてね。
遺族が何も語っていないので良く判らないが、遺族が訴訟を起こしたとは 吾輩には思えないんだ。 もしかしたら、これまでの判例で親に賠償請求ができると、訴訟を煽ったのは、 金儲けのために走った弁護士ではないかと、勘ぐっちゃったよ。
少年と親が11年もの長きに亘り背負ってきた苦悩と、これから先のことを考えると、裁判では一つの区切りになったかもしれないが、むしろ二人の方が被害者だったのかもしれないと思いましたね…
最高裁判所