じじい50の日記

2010/01/04(月)19:12

ハッピー ニューイヤー

経世済民(57)

グレゴリオ暦の新年を東南アジアでは「英国人の新年」と呼んでいます。 広場に集まり、越年の瞬間までカウントダウンを行い、花火を打ち上げたりするのが欧州の新年行事です。日本の一月は、明治の改暦のときに、ローマ教会で作られたグレゴリオ暦の「ヤヌスの月」に切り替えられましたが、平成22年の伝統的な正月は、まだまだ先で、2月14日が元日です。 改暦していなければ、バレンタインデーの前夜に108回も梵鐘を撞き鳴らすことになったでしょう。正月がめでたいのは、 その「日」だからではなく、1年が切り替わる「事」でもなく、切り替わるに当たって1年間を振り返り、とにかく一家が揃って生き延びているからです。ユダヤ人に伝わる創造の7日間の話では、神は1日毎に「見よ、良かった」と言っています。 しかし、被造物には多々不都合なところがあり、悲嘆の声が消えない現実はあります。・・・ありますね?去った年も、もちろん、悲喜こもごもの1年であったはずであり、それ相応の憂いも抱えたままであり、年始を迎えて手放しでめでたいわけではないはずです。それでも、すべてを呑み込んで「良かった」とすることが正月の祝賀です。前の年よりも「より良く」生きたい、という希望と決意も込めて。

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