カテゴリ:雑感・心言
ネットなんかで紹介されている「ヘソ下三寸」は、 普段から六尺褌を締めてると、 どうも、当てはまらない。 六尺褌を締める際にも、わざわざ捩じる必要もなく、 横褌を下から上へ締めこんで行くと、 勝手に捩じられて行く。 キリキリ捩じる事も、可笑しな話ではないか?と思う。 俺の六尺褌の締め方は自己流ではあるが、 長年締めて来て、今の位置に落ち着いた。 長年締めていると、皆、大体こんな感じになるね。 「褌の締め方を見ると、初級か上級かが直ぐ分かる!」 ・・・と、言われる様に。 実際に六尺褌締めて、日常生活や作業を行うと、 ヘソ下三寸の丹田位置では、窮屈な事が分かる。 前屈みした時や食後では、 横褌が緩やかな円を描いて、腹下に収まる。 「後上がり、前下がり」 この状態が、六尺褌を日常に締める定位置だな。 腹出たオジサンのベルト位置が、 その様な感じでもある事から分かる様に。 六尺褌の長さも幅も、個人の体形によって、 さまざまに変化する事が分かる。 俺も六尺褌の締め初めは、試行錯誤であった。 今では腰幅が有る俺は、 「並幅」と言われる晒反物を加工せず、 長さも適当に裁断し、締めている。 締め方に由っては、2/3幅とか言われる幅に見えるね。 痩せた体形の方の並幅では、逆に、 子供のオシメの様に、見えなくもないから、 格好良さと実用性を考えるならば、並幅より、 2/3幅か、半幅辺りとなるだろうね。 それ以下だと、一物が窮屈と成り、 六尺褌を一日中締めると言う事が、 返って苦痛になって来ると思われし、 自分で楽しむには良いが、 格好良いから逸脱するので、止めた方が良い。 この画の例も、普段締めでは緩んで来るし、 物が大きい分、前袋に余裕が無くて、変化した時には、窮屈になる。 まぁ~それが良いと見る方もいるがね。 俺も、半幅で過ごした事が有るが、 尻を通る縦褌の存在感も無くなるし、 肛門が擦れて痛くなるし、 横褌は腹に食い込むし、 一物が抑えられて窮屈と成り、 浮腫んでしまう事さえ有った。 六尺褌の長さに関しては、好みと成るが、 六尺褌は六尺だから1.8mとか、 鯨尺で2.2mとか、両腕を広げて、 ひとひら半、等言っているが、 それはあくまで、目安。 実際に締めて見れば分かるが、 全然足りない事に気付くはず。 俺の六尺褌は、並幅で3.3m、 2ひら半を目安にしている。 今は晒し反物を自分で購入して、 計り裁断せずに作成している。 柄物を注文する時の目安としては、 そんな感じでお願いしている。 六尺褌の横褌巻き終わり位置が 腰の後ろの紹介が有るが、 それでは横褌の巻数が少ない為、 日常生活において緩んで来るのは当たり前。 緩まない様キツク締めたら、逆に苦しくなって、 それこそ一日中締めてなんか居られなくなる。 大体腰の横辺りで横褌の巻き終わりが有れば、 緩んで来る事も少ない。
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Last updated
2024.03.17 03:06:56
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