「AVP:ALIEN VS. PREDATOR」を観てみた。
【監督】ポール・W.S.アンダーソン【出演】サナ・レイサン/ラウル・ボヴァ/ランス・ヘンリクセン「エイリアン」や「プレデター」シリーズというのは、いわゆるコアな、マニアックな映画ファンが多い作品だったりする。シリーズの続編を作ろうものなら、それこそ通常の映画よりも厳しい目で観られてしまうし、ましてや,そういった人気シリーズをひとつのスクリーンで同時に見せようとなると、そのハードルはより一層高くなるのは必然だと思う。人気シリーズを合わせ技一本!で観せるという同じような形態を取ったものでは、先に「フレディ VS. ジェイソン」があった。こちらは「13日の金曜日」も「エルム街の悪夢」もさほどファンじゃなかったために、こんなものかな~と思って観てた。だけどこの「エイリアン VS.プレデター」は、おそらくその構想が発表された10数年前からずっと心待ちにしていた作品だったり。そりゃもう嫌がおうにも期待は膨らむばかり!まず観終わった後の第一印象は、面白い!この監督はおそらく相当両シリーズの研究をしているな、と思った。つまり両シリーズのファンの期待に添うように、押さえるところはしっかり押さえている。もしかしたらしっかり研究しているなどと言うまでもなく、監督自身が両シリーズのファン以外何者でも無いのかも。自分自身が楽しみたいからこそファンもしっかりと納得できるような作品に仕上げたと言うべきなのかも知れないかな。そして最後のオチを観た時には、どちらのシリーズのファンもこの「AVP」という新たなシリーズの始まりに期待せずにはいられなくなったりしちゃったり。お見事です。【eathan's thumbs up】☆☆☆☆☆☆☆☆★★