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今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

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2023.07.30
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カテゴリ:俳句

7月30日(日)

俳句「四季の作品鑑賞」(99)

日本放送協会: 昭和五十六年十月一日

俳句講座テキストより

行事 (14) 鷹羽狩行

二 作品鑑賞(8)

  鯉幟なき子ばかりが木に登る    殿村莵絲子

五月五日の端午の節句には、庭さきに鯉幟を立てて。男児の成長を祝います。

今日では貧富の差がそれほどではないが、昔は中流階級は少く、男の節句が来ても、鯉幟のない貧乏な家族も多かったようです。しかし、子供は、それを苦にせず、木登りして遊んでいます。鯉幟のある家の子よりも体力があって、楽しく遊んでいるのが、また哀れです。木に登るのは、鯉幟の高さにあこがれて…という含蓄もあるでしょう。

                           (つづく)






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最終更新日  2023.07.30 07:46:08
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