カテゴリ:俳句
3月23日(土) 俳句入門(抜粋:後藤)(194) (作り方と上達法) 著者:嶋田洋一 昭和53年6月3日発行 付録 古今の俳句鑑賞(20) 3,現代俳句の鑑賞(14) 寒の没日兵士駈けすぎたりしのみ 加藤楸邨 濃くなる軍事色の中での作です。句意:兵士が寒い日の中を、あたかも死へ急ぐように眼前を掛け過ぎて行った。この句にふくまれているものは大きい、読者はいろいろに考えさせられるでしょう。 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる 加藤楸邨 「鮟鱇」は冬の季題。寒中のきびしい寒さに凍てて硬くなった鮟鱇を、魚屋が切るところを詠っています。「びちきらる」、いかにも威勢のいい魚屋の動作が生き生きと表現されています。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.23 08:09:05
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