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今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

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2024.04.27
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カテゴリ:短歌


4月27日(土)


近藤芳美 語録(1)


(さいとうなおこ編)(「短歌」平成16年6月号より)



みなさ んの作品の選歌をしながら、ないしは、ときあって歌壇でつくられつづける短歌を瞥見しながら、今、この世界で見失われようとしているのが「詩」という、わたしたちの文学の最も本質的なものではないかと思うことがある。


たとえば茂吉などの場合において、何とつまらないことをうたっているのだろうと思って読んでいって、あとにいいようなく胸にからんでくるかすかな感情を知っていくことがある。心のゆらぎ、とわたしはいっており、それを「詩」と呼ぶものと思っている。


常識
みなさんがあまりにも歌集を読んでいないのに驚く。たとえば赤彦もそうだろう。その歌集はやはり近代短歌における古典として位置づけられるはずである。そのような古典ともいうべき歌集の類を一応すべて読み通した上で、「未来」なら「未来」の上で歌のことを語ってほしい。かってそのことは最低限の常識であった。そしてその常識が、短歌を作る世界から失われてきている。


                          (つづく)






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最終更新日  2024.04.27 07:39:52
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