カテゴリ:思想
5月20日(月) 内村鑑三「一日一生」より (注)文語は口語にし、意訳しています。また聖書の聖句にも、わたしの 集会と運動 多くの人を集めて、その勢力を誇ってでなければ人に施すことが出来ないような人は偽りの人です。自分一人だけであっても神様の真理を説いて世の中の暗黒を照らすのだという人こそ真のキリストの信者といえます。街頭に立って大声で人々に訴えなければ人を救えないと思う人も間違っています。静かに、深く、心の中に信仰を持つ人こそ真のキリストの信者といえます。さあ、集会だ、さあ街頭での布教だと血眼(ちまなこ)になっている人たちを見ているとわたしは次のようなキリストのことばを思い出します。「神様の国は顕われて来るものにあらず、ここに視よ、かしこに視よと人の言うべきものにあらず、それ神様の国はなんじらの衷(うち)にあり」と(ルカ伝十七章二十、二十一節)。 (注)以上は、「内村鑑三所感集」(岩波書店)よりの転載です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.20 07:08:01
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