2024/06/18(火)15:56
『自由対談 中村文則』
・中村文則 ・河出書房新社
〜↑ ゴシックタイトルがあるだけの装丁、前回『自由思考 中村文則』に続く第二弾。22/7発行444頁
たかが444頁ではない、中身は 三段組・二段組の対談集! 三段なれば、16字21行☓3=1頁約1000字!
の細字、年寄は読むなのサインとも、、、装丁鈴木成一デザイン室です、、、。
「デビュー20周年ということで、対談集をつくらせていただきました。総勢33名、36の対談と座談会
です。ー 桃井かおりさんから始まり、大江健三郎さんで終わる対談集。自分で言うのも妙ですが、
何と稀有な対談集だろう、と感じています。」〜「映画・音楽」ーあい・みょん他13人 「文学 1」ー
又吉直樹他10人 「社会問題・テクノロジー」ー羹尚中・津田大介・白井聡ら7人 「文學2」ー古井由吉
他7人 うち亀山郁夫(ロシア文学者」とは5篇。〜フセン30ほど。
〜「本」は読んでいても若き頃よりこの方、「大」文学・「賞」「小説・映画音楽には、トントご無沙汰
ですので、「文学」関係はほぼナナメ読みに終始、いくらかワカル、フセンの多い「社会」関係から
いくらか引用し、著者の思考・原点 ? を。
中村「憲法改正をやろうというときは、政府側が調査をして、もうゆるぎないくらい必勝のときしか
やらないでしょうね。ー」白井聡「支配層は最終的には変えたいんだろうと思うんですね。ーとなると
一番いい手は何かというと、現に戦争をしているじゃないかという既成事実を作ってしまえばいい。」
中村「平和憲法は無効化すればいいと。」白井「そうそう、現実によって否定されればいいだけのこと
です。ー」〜中村「僕が卑怯だなと思うのは、安倍さんがビジョンというか、その正体をみせない
ところです。ー」(対・津田大介) 白井対談「後期」でこうも言う著者「あと、加えて言うと、ここ数
年の保守陣営を見ていると、彼らの一部はやっぱり、実際にも戦争がしたいいんでしょぅね・・・。
アメリカに協力する形で、勝ち戦をしたいというか……。愚かです。」と!!!〜根気よくお読みください。
(読了・23/2)