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カテゴリ:書籍・単行本・文庫本
1,404円(税込)1,300円(税抜) 送料無料 発売日: 2014年04月 著者/編集: 谷川俊太郎, 塚本やすし 出版社: 佼成出版社 サイズ: 絵本 ページ数: 30p ISBNコード: 9784333026500 以前、「ある小学校の保護者が、『給食費を払っているのだから、うちの子どもにいただきますと言わせないでほしい』とクレームをつけた」という話を聞いたことがあります。実際にあった話なのかは、定かではありません。でも「お金を払った分、食べて当たり前」と考える人も、案外いるかもしれないと思ってしまいました。 「しんでくれた」。このドキッとするタイトルの絵本は、谷川俊太郎さんの詩から生まれた作品です。うし しんでくれた ぼくのためにそいではんばーぐになったありがとう うしそう、これは死に対してただ悲しんだり切ない気持ちになったりする、という内容のものではありません。生き物は生き物を食べてなければ生きてはいけない。人間は他の生き物のおかげで生きている。「いただきます」という感謝の気持ちが生まれる詩なのです。普段、食事の時間になるとテーブルに並ぶさまざまな料理。食べればぼくたちは元気になり、成長し、生きる力がわいてきます。牛だけでなく、豚や鳥、魚もぼくのためにしんでくれているのです。だからといって、ぼくは彼らのためにしんでやることはできない。だれもぼくを食べる必要がないから。だからこそ・・・・。力強く描かれた生き物たち、美味しそうに描かれたハンバーグ。そして幸せそうな表情のぼく。知らなければ気がつかなかったかもしれない。でも、やっぱり大切な事実は伝えた方がいいし、子どもたちもこう思うはず。「ぼくを輝かせてくれてありがとう。そしていただきます。」シンプルでわかりやすい言葉の中につまった、生きることへのエネルギー。ぜひ声に出して読んで、その力を感じてみてください。(絵本ナビ編集長 磯崎園子)【情報提供・絵本ナビ】 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 「いただきますって、なぜ言うの?」食べることは、いのちをいただくこと。谷川俊太郎詩の絵本。 【著者情報】(「BOOK」データベースより) 谷川俊太郎(タニカワシュンタロウ) 1931年、東京都生まれ。詩人。1952年、第一詩集『二十億光年の孤独』(東京創元社)を刊行。以後、詩作のほか、翻訳、脚本、絵本など、さまざまな分野で活躍する。訳詩集『マザー・グースのうた』(草思社)で日本翻訳文化賞、詩集『日々の地図』(集英社)で読売文学賞を受賞 塚本やすし(ツカモトヤスシ) 1965年、東京都生まれ。絵本作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Last updated
2015年02月16日 18時55分29秒
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