漢帝国ー400年の興亡(中公新書 2542)
渡邉 義浩
950円(税込)送料無料
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
漢字、漢民族という表現が示すように、漢は中国を象徴する「古典」である。秦を滅亡させ、項羽を破った劉邦が紀元前202年に中国を統一(前漢)。武帝の時代に最盛期を迎える。王莽による簒奪を経て、紀元後25年に光武帝が再統一(後漢)。220年に魏に滅ぼされるまで計400年余り続いた。中国史上最長の統一帝国にして、中国を規定し続けた「儒教国家」はいかに形成されたのか。その興亡の歴史をたどる。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 項羽と劉邦ー時に利あらず/第2章 漢家の拡大と黄老思想ー「無為」の有用性/第3章 漢帝国の確立ー武帝の時代/第4章 漢家から天下へー「儒教国家」への始動/第5章 「古典中国」への胎動ー王莽の理想主義/第6章 「儒教国家」の成立ー「古典中国」の形成/第7章 後漢「儒教国家」の限界ー外戚・宦官・党人/第8章 黄天 当に立つべしー三国志の始まり/終章 漢帝国と「古典中国」