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■NHK大河ドラマ/歴史ドラマ ■光る君へ/第十話(2024.3.10)/「月夜の陰謀」あらすじ ↲ 藤原兼家(段田安則)は一族を巻き込み、花山天皇(本郷奏多)を退位(出家)させ、七歳の孫の懐仁親王(高木波瑠)を一条天皇として擁立しようとしています。懐仁親王は円融天皇(坂東巳之助)の第一皇子であり、その母は兼家の娘、詮子(吉田羊)です。兼家の孫にあたる幼な子が一条天皇となれば、兼家は政権トップの「摂政」の座に就くことになります。――兼家の二男、道兼(玉置玲央)は、寵愛していた亡き藤原よし子(井上咲楽)の霊を鎮める為に出家する意向の花山天皇に、「自分も共に出家する」と言って「出家」の後押し。道兼は花山天皇に女性の着物を羽織らせて内裏から連れ出し、そのままま花山天皇と道兼を乗せた牛車が元慶寺に入ります。その時、道隆(井浦新)ら三兄弟の外腹の子、道綱(上地雄輔)は内裏の天皇の寝所に潜入。二人は、兼家に通じた者が盗み出した帝位の象徴の「剣璽(けんぎ)」を受け取り、それを持って、東宮(懐仁親王)の元に走ります。道長(柄本佑)はそれを確かめると、関白、藤原頼忠(橋爪淳)の屋敷に走り、「花山天皇が退位し、東宮が即位」と報告。その頃、元慶寺で花山天皇は剃髪。それを見届けた道兼は「自分も出家する」という約束を反故にして立ち去ります。花山天皇は騙されたことに気付きますが、既に、頭を丸めていてどうしようもありません。花山天皇の叔父、権中納言の藤原義懐(高橋光臣)は内裏からの報せで花山天皇の退位を知り、自ら出家。翌朝、蔵人頭の藤原実資(秋山竜次)、そして、花山天皇によって蔵人の官職を得ていた藤原為時(岸谷五朗)が出仕。そこに兼家が道兼を伴なって現れます。兼家が「前夜、帝が退位。東宮が一条天皇となったので、新しき摂政はこの兼家である。ここに集いたる先帝の蔵人は全て、倣いによりその任を解く。新しき蔵人頭は、道兼である。皆々、良しなに頼む」と宣言。と、同時に十一歳の花山天皇の異母弟、居貞親王(後の三条天皇)が皇太子となります。因みに、成人した一条天皇(塩野瑛久)の子として、道隆の長女、藤原定子(高畑充希)皇后が敦康親王が産みますが、その翌年、実権を握った道長の娘、彰子(見上愛)が中宮として入内し、敦成親王(後の後一条天皇)、敦良親王(後の後朱雀天皇)を産みます。で、この中宮、彰子に仕えた女房が紫式部であり、物語好きな一条天皇を彰子の元に呼び込むのに貢献。一条天皇と道長の関係は良好であり、一気に宮廷文化の花が咲き誇ります。一条天皇は「寛弘の聖主」と称されます。それが先々の話。 ↲ まひろ(吉高由里子)は、家に帰らない父の為時(岸谷五朗)を案じ、乙丸(矢部太郎)を伴なって父の妾(高倉の女)の家を訪ねます。そこには、最期の時を迎えようとしている身寄りの無い妾の看病をしている為時がいます。――その後、帰宅したまひろの元に、道長の従者、百舌彦(本多力)が主からの恋文を持って現れます。「古今和歌集」の一首を添えて、まひろへの恋心を伝えます。それに対し、まひろは和歌での返歌では無く漢詩を返します。「自分の心を体の下僕(しもべ)にしているのだから、一人くよくよ悲しんで何になろう」という漢詩です。道長はその真意が分からず、その後も「古今和歌集」の二首を送ります。それにも、やはり漢詩を返すまひろ。道長は、藤原行政(渡辺大地)に相談し、和歌ではなく、「あなたに会いたい」と文に記します。で、廃邸で二人は密会。互いの思いを確認。「俺は藤原を止める。お前の母(ちやは<国仲涼子>)の仇の兄(道兼)たちを捨てる。一緒に都を出よう。俺たちが寄り添って生きるにはそれしかない」と道長。その言葉に幸せを感じながら、まひろは拒否。「あなたが偉くならないと、直秀が殺害されてしまう世を変えられない。都を出ても何も変わらない。出世し、良い政をすることがあなたの使命」と、道長を諭すまひろ。「私は都であなたを見詰め続けます。誰よりも愛しい道長様が政によりこの世を変えてゆく様を死ぬまで見詰め続けます」と、まひろ。そのまま、二人は男女の関係を持ちます。「幸せで哀しい」と、まひろ。「送ってゆこう。また会おう」と、道長。 ↲ 姉の詮子が、源高明の娘、源明子(瀧内公美)を妻にと道長に薦めます。詮子は、次期政権を狙う意味で、源氏と道長を近付けようとしています。で、後日、源倫子(黒木華)を妻に迎えることになっている道長の二番目の妻となります。が、実は、明子の父の源高明は藤原氏の策謀で失脚(安和の変)しており、、明子は藤原氏への復讐の機会を狙うことを目的に、道長に嫁ぐことになります。 ↲お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.10 21:06:27
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