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迷える旅人の筆耕/came1002のテレビドラマ観賞

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2024.03.22
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■フジ金9/刑事医療エンターテインメント
■院内警察/第十一話/最終回(2024.3.22)/「appreciate(認識理解)/事件の真相」あらすじ
榊原俊介(瀬戸康史)が武良井治(桐谷健太)に、ステージⅣの胃癌を患っていた恋人、夏目美咲(入山法子)は自殺だったのだと告げます。病院外階段からの転落で胸を強打し心臓破裂したのが死因です。榊原が緊急手術したものの、そのまま他界。で、「転落死」を隠蔽した当初の「間質性肺炎」から、更に、「急性呼吸不全」とその死因が書き換えられました。副作用とそれに伴なう転落死による治験中止を恐れる武藤則光(山田明郷)院長と倉田雄二(神尾佑)元外科部長が榊原を説得し、美咲の死因は隠蔽されていました。――武良井は、半年前の院内監視カメラ映像を調べ直します。廊下で胸を押えて苦しそうな美咲が外階段に出るドアに向かっています。
美咲の母、夏目百合子(阿部朋子)に電話する武良井。「娘のことは忘れて、これからは前を向いて生きる」という百合子の意向を受けた武良井が、「退職願」を提出。武良井が病院を去った後、切り裂かれた榊原の白衣がゴミ箱から出て来て、そこに口紅の痕。――一人、バーで飲む武良井の横に榊原。口紅が遺される同様の「いやがらせ」被害が、半年前の美咲の死後に多発していることを聞いた武良井が院内警察に復帰すると、早速、院内の消毒薬が火を噴き、外科医の伊藤智(西村元貴)が火傷。やはり、消毒薬の近くに口紅の印があります。その後、榊原の外科部長室が荒らされます。榊原は大きな手術を控えています。これは武良井の仕掛けであり、外科部長室荒らしは、実は、腫瘍内科医の尼子唯織(さとうほなみ)です。口紅の痕を残す自己顕示欲の強い犯人を誘き出す為、荒らした外科部長室に口紅を遺した唯織。口紅を遺す模倣犯に対抗心を燃やす真犯人の動きを待ちます。
それに誘き出された看護師の工藤知子(荻野友里)が榊原のオペ患者(新木俊彦)の点滴に筋弛緩剤を投入するところを武良井が抑えます。現行犯逮捕です。知子の一連の「いやがらせ」動機は、尊敬していた榊原に大勢の人前で罵倒されたからでした。手術を拒む患者の親族に向かって、「天才外科医の榊原先生に執刀して貰えるなんてラッキーなことなのよ。榊原先生の手術を希望したって、それが叶わない人もいるのに……」と言った際、「そういう粗雑な態度が患者を追い込んでしまう」と榊原に叱責され、それで、その腹いせに、榊原を中心に院内を混乱に陥れることを楽しむようになっていました。
美咲が転落した夜も、知子は資材室から筋弛緩剤を盗み出し、入院患者の点滴に混入させようとしていました。その犯罪行為を察知した美咲は、それを未然に止めようと知子を外階段まで追いました。「事件を未然に防ぐことが警察官として一番嬉しい」と武良井から聞かされていた美咲は、知子と揉み合いになり落下。「あの人が勝手に落ちたのよ。あれは事故だった」と知子。――治験薬会社の未公開株による利益誘導を図っていた武藤院長は更迭。榊原は外科部長の座を失なったうえで、一年間の医師免許停止処分。
「天才外科医とは神が与えたギフトか」と指摘していた武良井。英語でのギフト(gift)は、「贈り物」、または「才能」という意味なのですが、しかし、ドイツ語での「gift」は、「毒」。――榊原が「妹が死んだ時、神から解けない謎を出されたと感じた。高難度な手術ほど、成功に導くにはどうすべきかとのめり込んだ。手術への興味と執着が毒のように私の体を侵食している」と言うのに、「毒に侵されているのなら、そのまま苦しめ。ただ、未来の患者を見殺しにするなよ」と武良井。「で、休業中は?」と問う武良井に、「シニア劇団にでも入りますかね」と榊原。復帰した武良井が、院内をパトロール。








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最終更新日  2024.03.23 01:04:10
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