カテゴリ:ドキュメント
めちゃ、びっくりしたんだけど、再放送みたいだったんで、結構たくさんの人が見られてるかも知れないな。 秋田県と岩手県の県境に広がる3万ヘクタールもの広さの巨樹がいっぱいの秘境を和賀山塊と呼ぶそうだ。 そこには、日本一のブナとか、日本で二番目のクリとか、ミズナラの巨樹とかがたくさんある。 巨樹たちが生き残るために、どんな戦いをやってきたかを見せてくれるんよね。 横枝を長く伸ばしたミズナラがあるんだけど、周りには木が密生してて陽の光があんまり当らないんよ。 でね、陽の光の当たり具合を、日の出から日の入りまでの14時間を見せてくれるんよね。 ミズナラに陽が当ってたのはわずか5時間足らずしかなかったんよ。 そのミズナラは、高さと同じ20mの横枝を伸ばしてるんだけど、それは、ミズナラが生きるために太陽の光を得るために南の谷側に向かって横枝を少しづつ少しづつ伸ばして行ったんだって! 20mもの横枝を伸ばすためには、100年以上かったらしいよ! だけど、この20mの横枝は冬になると数百キロの雪の重みに耐えなければならないわけよ。 その巨樹の生き方も凄いんだけど、映像がまた凄いんよ! 日の出から日の入りまでの14時間を、早回しで見せてくれるんよ。 つまり、その映像は14時間カメラを固定して回しっぱなしにして撮ってるわけなんよね。 凄いなって思って見てたんだけどね、 その次の、日本で二番目の大きさのクリの巨樹の映像は、そんなどころではないとんでもない映像だったよ! 秋にクリの実が落ちてるアップの映像の後でね、秋のクリの姿を映しながら、ゆっくり引いて行くんよね。 ゆっくり引きながら、クリの枝には雪が積もって行って、そのうち枝には雪が満載になっちゃって、地面からも2mぐらいも雪が積もってしまって、クリの幹が雪に埋もれた映像になっちゃうんよ! で、その後、雪はすべてスーっと無くなって、あたり一面若葉色になっちゃうんよ! これって、一年を通じての定点観測をやってるってわけだよねぇ~! どんだけぇ~!! 道はまったくなくて、ほんとの人跡未踏の奥地で、一年間の定点観測をやるなんて、すごい苦労だったと思うよ。 山の尾根筋から綺麗に紅葉していく「紅葉の峰走り」という現象とか、20万枚の葉っぱが雨水を集めて幹に流す樹幹流とか、凄い映像をいっぱいみせてくれたのだけれども、樹と雨と雪だけの映像で、これだけ惹きつけられる映像を作るなんて「NHKスペシャル」って、やっぱ凄いと思ったよ(^_-)-☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ドキュメント] カテゴリの最新記事
|
|