カテゴリ:劇
一話目を見始めたときは、
”なんなん?このダサダサの劇は??” なんて思ったんだけど、2話目ぐらいで、 ”あぁ、これ、わざとの演出で、舞台劇のような効果を出してるんやなぁ” って気がついてきた。 なんせ、映画でも、そのわざとらしい演技について行けない僕やから、さらに大げさな演技になってまう舞台劇風の演技に違和感を持ってしまったんや…。 テレビドラマの演技って、一番ナチュラルな感じがするやんかぁ。 しやけどね、ミステリーってのは元来、舞台劇風が合ってるんかも知れへん、なんて思う。 杉下右京だって古畑任三郎だって、あんなん舞台劇みたいな芝居やもんなぁ。 しやけど、テレビドラマってのは、脇はみんなナチュラル演技やんか。 なのに『高校入試』は登場人物の全部が、そんな舞台みたいな芝居をしてるから、ほんま舞台劇みたいや。 っちゅうのんも、この話、そもそもミステリーかどうかようも分からんし、犯人を探す探偵も居てへんから、探偵だけ舞台劇をするっちゅうわけにもいけへんしね。 って、僕はいったい何を言いたいのんか、よう分からんようになってきた(^^ゞ でぇ、このドラマ、今6話まで終ってるんだけど、その中の時間の流れは一日二日ほどしかたってないねんね。 高校入試の直前から始まり、今6話目で高校入試の試験時間が終わって採点と集計をしてるところ。 そんなだから、たくさんの登場人物がたくさんしゃべり、いろんな微妙な行動をする。 その、どこにキモとなる伏線があるのか…、これ、ほんま、ミステリーを読んでるような醍醐味がある。 なんせ、1話で何時間かぐらいしか時間が進まないから、なんかゆっくりとしてて、見てるこっちもゆっくり感じる事が出来る。 ほら、2時間ドラマなんかでは、伏線もミスリードもくそなくて、物語はバンバン進んで行ってしまって主人公の刑事なり探偵だけが謎に行きつけるみたいな構造にならざる得ないみたいなところがあるやん。 それが『高校入試』は物語がチンタラチンタラ進んで、見てるこっち側に意味深な台詞や目線や行動を、いっぱいぶちかましてくれる。 あいつとあいつが怪しいけど、あの二人はいわば敵対関係にあるわけやから共犯はありえへんし、あいつは別口で怪しいし…、とかみたいに、いっぱい考えてまう(^^ゞ いやほんま、初回を見始めた時には考えられへんかったぐらいに予想外にオモロイドラマに仕上がってて、幸せのかぎりやわ(^^♪ だけど、視聴率が低いのんが、ちょびっとだけ気になってんけど… っちゅうのんが、あんまり視聴率が低いとワンクールの回数が減らされてまうなんて事もあるみたいやんか。 しやけど、このドラマ、湊かなえさんがドラマのために書き下ろした脚本みたいやから、きっと、きっちりワンクール分、作ってくれると思うし、まぁ視聴率はどうでもええんとちゃうやろか。 っていうのがね、ちゃんと放送されるんであれば、こんなオモロイもんを僕を含めた少数だけが楽しんでるって、なんか得した気分やんか。 なんせ、最新回の第6話の視聴率なんか、5%台やったもんね!(^。^) こりゃぁ、だぁれも見てへんわ(笑) この記事を読んだ人が今から見たとしても、何にも分からへんし手おくれやし、ほんま見てた人は得したね(^_-)-☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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