JMK's

今日、Jくんは実家に帰った。
いつもは私が旅行や日本に帰るために、空港までJくんに送ってもらってる立場。
でも今日は初めて私がJくんを空港に送っていった。

たった15分で空港に到着。
車の中で私はいつもどおりにしゃべりつづけ、Jくんはやさしく相槌を打っているだけ。
15分なんてあっという間。
空港の各航空会社の前に送りの車の列が出来ている。
私はさっと割り込めて、駐車。
Jくんにさみしさを言ったりする時間はない。
Jくんはバッグをつかみ、さっと車を降りた。
で、ドアを閉めようとしたとき、いつもは絶対にしないのに、
公共の面前なのに、キスをしてくれた♪
（キャー！キスだって！恥ずかしい！）
そして、これという言葉も交わさないで、笑顔だけを交して私は空港を後にし、学校へ。

Jくんが家族の元に行くのは本当にうれしい。
出来れば私もJくんの家族が喜ぶ顔を一緒に見たい。
でもいつでもどんなに私がさみしくても、
絶対にJくんが実家に行くときは笑顔で気持ちよく見送ってあげたい。
だから、空港ではあっさりとバイバイしてしまったけど、
あれでよかったの。
人前で泣くことはなんとも思わないけど、恥ずかしいなんて思わないけど、
Jくんの胸を締め付けるようなことはしたくないから。

Jくんは9時50分の飛行機に乗り、11時にNJの空港に到着。
電話がJくんからかかってきて、その第一声は、
「弟が見つからない！留守電にはもう空港にいるって入ってるのに」
となんだか慌てた様子。
その瞬間、Jくんの言葉が韓国語に切り替わった。
弟さんと会えたみたいだ。Jくんがいつもよりさらにやさしく話しているように聞こえる。
が、Jくんと弟さん、声がそっくりで独り言を言っているようにも聞こえた。
で、Jくんは「またかけるよ。」と言って電話を切った。

Jくんは大好きな家族に囲まれて、今日はリラックスできたかな？
最近、忙しかった分、お母さんのご飯をたくさん食べて、家族と話して、ルビーと遊んで（Jくんの愛犬）たっぷりエナジー補給をして帰ってきてほしい。
家族の暖かさや愛を十分に受けて帰ってきてほしい。
せっかく実家に帰っているんだから、私のことは心配しないで、リラックスしてほしい。

Jくん、2日後、ここに帰ってきたら、家族で過ごした時間のこと、たくさん話してね。

おやすみ。