「アウトドア」とは都会生活者が遊びながら、己が自然の一部であったことを思い出すためにあると思う。自然の一部だからこそ、その力に助けられてここまで歩いてきたことを忘れる時、人は滅びる。自然を守るということは、囲いを作って人をそこから追い出すことではない。理屈ではなく、実際に接し易い具体的な自然の一部である動植物に触れ、手に取り、食べてその生態を観察し、生活に取り入れ、価値を知り、失ってしまった物の意味に気づくことから始まる。逆説ではあるが、肉や毛皮を消費するだけの人間よりも、獣を狩り、それで生活を立てている狩人の方が、自然や動物に愛情を持っているものだ。松茸の味を知る者は踏んで通ったり、その林を切り倒したりしないのも同じである。
何が自然の生態系を破壊し、人々をそこへかりたてて行くかは、既に明らかなことである。環境破壊は、終局的に政治の問題となるが、先ず、個々人の意識が基礎になるはずである。
食事の前に祈り、日を拝した古人らは我々より、自然のありがたさと労働の価値を知っていたのであろう。
フィールドノート 土の味 白土三平
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雨降れば、キノコが溶けてしまう。
平日行ける人は羨ましいなあ。 松茸のシロ持ってる人は羨ましいなあ。 羨ましい病にかかりながらも、山に入ると、そんな事は全て忘れてしまいます。 鮎も、終わり、宝探しもいいもんだと思う今日この頃です。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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