えげれすメディアのめりけん報道(やわらか編)
今日はイギリスのメディアでのアメリカ文化の報じられ方について。僕、日本にいるときはアメリカ発の情報もイギリス発の話題も特に意識せず「英語文化だー」と一緒くたにして接してました。ほら、言葉も似たようなもんだし、人種も同じようなもんじゃん・・・。でも、イギリスにとってアメリカは「ガイコク」です。ものすごーくあたりまえのことなんですが、意外と忘れがち。(僕だけ?)なので、イギリスのメディアでアメリカのことがかかれるときにはイギリスとの関係が強調して書かれたり、たまに「まったくの異文化」として描かれたりするのです。これが僕にはなんだか面白くて。というわけで、ここしばらくで拾ったネタをなんとなく披露してみよう。政治的なテーマになると重くなるのでエンタメな話題で。(新聞が元ネタなのでリンク先は全部Independntですよー。)まず。こないだのオスカーの話題。「Crash, Wallace and Weisz are Oscar winners」 06 March 2006 http://enjoyment.independent.co.uk/film/news/article349594.eceタイトルからして「ウォレスとグルミット」があがってきます。(日本ではプッチンプリンでおなじみ「ウォレスとグルミット」。 実はイギリスのクレイアニメなのです。ブリストルで作ってる。 作者さん自身がクレイアニメみたいな顔をしています、どうでもいいけど。)あと、記事中、こんなかんじでWitherspoon, 29, beat British hopefuls Keira Knightley and Dame Judi Dench, who were nominated for Pride and Prejudice and Mrs Henderson Presents respectively. 賞の取れなかったイギリス人女優Keira Knightleyの名前があがるのもイギリスメディアならでは、かもね。まあ、そういう風なので、ハリウッド俳優・女優の中で誰がイギリス人なのか、いつのまにか詳しくなっていきます。(ちなみにウェールズのメディアからは誰がウェールズ出身かが学習できます。 ウェールズの誇るハリウッドセレブといえば キャサリン・ゼタ・ジョーンズとアンソニー・ホプキンズです。 ウェールズの常識、覚えておこう(笑)!)次、音楽シーン。「Blunt becomes first Briton for a decade to top US chart」 03 March 2006http://enjoyment.independent.co.uk/music/news/article348915.eceこのブログでも紹介したことのある「ゆあびゅてほー」なジェームス・ブラント。その人気はついに大西洋を飛び越え、USチャートで5位にくいこんだらしい。「97年のエルトン・ジョン以来の快挙」ってのはなんだか意外な感じがするけどね。NME編集長の、このコメントがおもしろい。"The US seems to think that we Brits write sloppy, sensitive ballads better than anyone else," suggested Alex Needham, deputy editor of NME. "Americans like Brits when they are the musical equivalent of Hugh Grant: sensitive, slightly bumbling and a bit posh."「アメリカ人はヒュー・グラントみたいなイギリス人が好きなんだ。 繊細で、ちょっと不器用で、それでいてちょっと上品ぶったかんじで(Posh)。」なんかわかるような気がするねえ(笑)。最後。ちょっと毛色が違うけど、ベッカムのおくさま、Posh Spice(イマドキの若い子はもうしらねーか?)が伝授するイケてる(・・・ってもういわない?)ファッション10の秘訣。「The 10 rules of fashion (as decreed by Victoria Beckham)」 7 March 2006 http://news.independent.co.uk/uk/this_britain/article349549.eceこれによれば世界で服を買って、異なったテイストを取り入れるオシャレ度キープの秘訣らしい。特にニューヨークと日本がおすすめとか。(東京、じゃなく、日本、なのが気になるけど。)まー、ベッカム氏、日本ローカルなCMに一杯出てたから(MEN'S TBCとか)それくっついていろいろ日本も歩いたんだろうなあ、ビクトリアさん。理由の「日本は小さな服を作るからいい」ってのはよくわかりませんが。あと、話題はそれますが、Thankfully, on the subject of her husband's much-ridiculed fashion sense and outfits, Mrs Beckham decided to stay silent.「旦那のありえんだろーこれはってなファッションセンスについてはノーコメントをきめこんだ」には、よかった!イギリス人も同じように感じていて!とおもいましたが。ま、そんなかんじで、イギリスのおすすめ新聞記事をおとどけしましたー。(今日の日記は英語の学習にもぴったりですね。教材にして売ろうかしら。)