とてもおいしい台湾奨学金について
まずはじめに
今回は僕が受け取っている台湾政府の奨学金についてご紹介します!
なんとこの奨学金4年間の生活費と学費を給付してもらえる神制度
ですが台湾留学はまだマイナーなのかネット上に全然奨学金についての情報が無かったので申請時にすごく苦労した思い出があります。。泣
なので今後教育部の奨学金に応募したい方は是非参考にしていただければと思います!
そもそも台湾奨学金ってなんぞや
台湾には台湾政府が募集している台湾の大学や大学院に入学を予定している外国人が応募できる給付型の奨学金があります!!!
今回は僕が受け取っている教育部の奨学金に必要な書類や面接を紹介します。
教育部の奨学金について
教育部の奨学金には台湾奨学金と華語文奨学金の二種類あります。
台湾奨学金は台湾の大学や大学院に進学する学生向けで、華語文奨学金は台湾に語学留学する学生向けです。
2019年度は台湾奨学金が20名、華語文奨学金が14名の募集がありました。
またそれぞれもらえる額も異なってきます。
台湾奨学金
大学…
学費及び雑費:1学期40,000元以內。生活費:月額15,000元。
修士課程、博士課程…学費及び雑費:1学期40,000元以內。
生活費:月額20,000元。
華語文奨学金
月額25,000元(学費は自費となる)。
(2019年度教育部台湾奨学金及び華語文奨学金募集要項より抜粋)
どうですか!!!!!
めちゃくちゃおいしい話ですよね!!
でも募集人数少ないし、、、みんな応募するんじゃ、、、
と不安なそこのあなた!!!!(数か月前の僕)
これがある一定の条件をクリアしていないと応募できないため母数はかなり絞られます
ではその気になる応募条件とは?!
応募書類奨学金申請表奨学金承諾書研究計画書(中国語で3000文字以上)台湾の大学に入学申請した書類最終出身校の成績証明書のコピー最終出身校の修了証明書のコピー推薦書2通パスポートのコピーTOCFLのB1以上の成績証明書選考結果通知用封筒(長形3号の封筒に392円切手、住所氏名を記入したもの) 奨学金申請表,奨学金承諾書はただサイトから印刷した紙に氏名を記入するだけなので簡単ですが僕は他の資料に大苦戦しました…
特に研究計画書はかなりの試練でした
まず日本語で研究計画を3000文字以上書くのもしんどいのにそれをさらに中国語で書かなければいけないのでかーーーなりこれにはてこずりました
しかし聞くところによると奨学金はほとんどこの研究計画書で決まるそうなので手は抜けません(笑)
僕の場合まず日本語で6000字ほどの計画書を書きそれをまず自分で中国語に翻訳してから学校の先生や台湾人の友達に添削していただきました。
流れはこうです。
1,軽い自伝
2,研究目的と動機
3,受験した大学と学科を事細かに説明
4,4年間の研究計画をめちゃくちゃ事細かに説明(全体の4割)
5,在学中のサークル活動や慈善活動の計画
6,参考文献
…です笑
僕が貿易をなぜ学びたいのか、将来の台日の貿易に対する自分の考え、東アジアのGDPからいかに中華圏との交流が大事か、などものすごい丁寧に書いたので二次審査の面接時にあまり深い質問はされませんでした。なのでこの計画書でいかに審査官の方たちに自分の意欲を伝えられるかがキーポイントになると思います。
出身校の成績証明書、修了証明書のコピーは学校に言うと英語のものを用意してくれるので学校の先生に言うとすぐに用意していただけると思います。
推薦書は語学学校の先生に一通、高校時代お世話になった先生に一通書いていただきました。
あと残るはTOCFLの成績です!!
TOCFLは世界的な知名度は低いですが台湾国内であれば大学受験、就職時に必ず必要になる台湾政府が主催する中国語の能力試験です。
レベルはA1、A2、B1、B2、C1、C2とありA1が最も簡単でC2にあがるにつれてレベルがあがるようになっています。
ちなみに世界で最も有名な中国語試験HSKに比べてもTOCFLのほうが難しいとされています。
この奨学金に応募の際必要になるのはB1です。これは台湾の大学の授業についていくための必要最低限の中国語レベルだそうです。なのでもしかしたら成績が良いほうが受かる可能性もあがるかも??
(多分あまり関係ない)
僕はC1を持っていたのでここだけは凄い自信がありました(笑)
そして揃えた応募資料と上記の封筒を同封して3月末までに東京の台北駐日経済文化代表処に送ります。
2019年度の申請期間は2/4~3/29でした。
そして一次選考の結果をまちます…ドキドキ
4月16日一次審査の結果を受け取る
次はこの紙をもって5月24日に東京の台北駐日経済文化代表処に面接に行きます。
代表処につくと受付のおば様がここで待機してくださいと1階の受付前で15分ほど待たされます。
順番が近づいてくると新しい職員の方が3階(?)に誘導してくださいます。
そこで面接会場の前で席に座り順番を待ちます。この時は僕を含めて3人いました。
そして名前を呼ばれ部屋に入ると
台湾人の政府関係の方が1人、日本人の大学教授の方が1人いらっしゃいました。
面接は全部で10分ほど、すべて中国語で行われました。
思ってたより短くてびっくりしましたが、内容はびっしり!!
聞かれた内容は、
・なぜ日本ではなく台湾なのか
・学ぶ内容は台湾でないとだめなのか
・なぜ中国ではなく台湾なのか
・僕が学ぶ国際企業学部は昔は違う名前であったがなぜ変わったと思うか(本当に難しかった…)
ほかにも色々聞かれましたが忘れてしまいました…(すみません)
そして面接も終わり結果を待つ…ドキドキ
6月3日内定通知書を受け取る
そして6/15~6/30までにまた代表処に大学の合格通知を送ります
7月中旬に合格通知を受け取る
ざっとこんな感じです!
いかがでしたでしょうか??
資料集めは確かに物凄い根気と労力が必要ですが大学4年間の生活費と学費を給付してもらえるこんなにありがたい奨学金はなかなか無いので頑張る価値は絶対にあると思います!!!!
もしこれからこの奨学金に応募してみたい方がいらっしゃれば是非このブログを参考にしてください!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。