長崎のお盆　精霊流し

2009.08.12

カテゴリ：長崎イベント

「精霊流し」という言葉は聞いた事がありますが、

実際見た事はありません。　

イメージではこんな感じかな

しかし、長崎の精霊流しはちょっと違うと聞きます。

話によると、まず爆竹を鳴らし、手作りの船を担ぐとか

長崎は、お墓の前で爆竹を鳴らすと初めて聞いた時は、びっくり＆

罰当たりなと思ってしまいました。

（長崎県のみなさんすいません。よく知りませんでした）

長崎のお盆『精霊流し』

長崎の盆は、先祖や親族の精霊があの世から旧7月（新8月）の13日に我が家へ帰ってきて、15日にまた冥土へ引き返すのをあたかも生きている人間に接するように歓待するという情緒に満ちた行事として伝承されているそうです。

毎年8月15日に行われる豪華で賑やかな精霊流しは、盆前に死去した人の遺族が故人の霊を弔うために手作りの船を造り、この船を曳きながら街中を練り歩き海へ流すというもの。他の地方で行われる灯籠流しと同じ意味です。各家で造られる船は大小様々で、材料は主に竹、板、ワラです。長く突き出した船首（みよし）には家紋や家名、町名が大きく記されています。故人の趣味などを反映させたり、町内合同でもやい船を出したりと、8月になると細部の飾り付けにまでこだわった様々な造りかけの船が路上に多く見られるようになります。

当日、夕暮れ時になると町のあちらこちらからそれぞれの船の出発を知らせる鐘の音と、耳をつんざく爆竹の音が鳴り響く。相当数の花火を鳴らすためこの日の長崎は非日常的な空間が形成される。「チャンコンチャンコン」という鐘の音に「ドーイドーイ」の掛け声。最終地の大波止までこの船の行列は続くとの事。現在は実際に海へ流すことはせず無惨に壊されてしまうようです。爆竹を鳴り響かせ、一見派手なお祭り騒ぎのような精霊流しですが、初盆を迎え、船を自らの手で造り、見送り、悲しみと訣別する。長崎のお盆です。