カテゴリ:日常
私は「大間のマグロ漁師」の番組が好きで、放送を楽しみにしています。 そこに登場する、心臓病を患っている超ベテランの漁師さんが登場します。 私はこの漁師さんが大好きです。 ある日の番組で、この漁師さんが、子供の事で悩む仲間に、こう言っていました。 親の気持ちや想いは変わらないけど、子の気持ちは変わっていくんだよ 嫁と2人で、「良い事言うね!その通りだね。」と、頷きました。 その言葉の通り、親は子が何歳になっても、子を心配する気持ちに変わりは無いし、体が大きくなったり、歳をとっても、子は子です。いくつになっても可愛いし、何かしてやりたいと思うもの。 でも、子供は、甘える幼少期から、成長するにつれ、親を鬱陶しく思うこともあったり、親を避けてみたり、そして大人になって、親のありがたさを知ったり・・・。 子供の気持ちは、どんどん変わっていきます。 それは、私達大人も今までに経験してきている事です。 私の親も、嫁の親も、昔と変わらない気持ちで私達を心配してくれているでしょうし、かわいく思ってくれているでしょう。
和也も丁度、親を鬱陶しく思ったり、生意気言ったり、言う事聞かなかったり、親の気持ちが一番解らなくなる時期です。私もそうでした。 嫁が作る弁当に、「野菜が多いから嫌だ」とか言って、毎回残して帰ってくる。 残すと怒られるので、残した弁当を捨てたりしていたようで、それが嫁にバレて、めちゃめちゃ怒られてました。当然です。 コンビニや学食で、好きな物を食べたりして、弁当を全部食べれなくなるらしい。 確かに、冷えた弁当より、コンビニや学食の方が美味しいでしょうし、好きな物を食べれます。 でも嫁は、「他の物も食べていいから、お弁当も食べなさい」と、毎日・・・ではないけど^^;お弁当を作っていました。それは当然、栄養のバランスを考えての事ですよね。 でも、今の和也には、その母の想いが伝わらない。ただ鬱陶しいのでしょう。今の和也には、和也の為を思ってお弁当を作る嫁の気持ちが、なかなか伝わりません。少し前の和也になら伝わった気持ちが、今の和也には伝わらない。 丁度、心が揺れ動いている時期だからでしょう。私も嫁も、解っています。私達も、高校生の頃は、親の気持ちなんて全く考えず、迷惑ばかり掛けてきましたから。和也なんてかわいい方です・・・ははは^^; そして、大間の漁師さんの言葉を思い出し、「仕方ねぇよ、そんな時だよ」と、2人で苦笑いしていました^^;
でも我が家は、どんな時でも、約束事があります。 毎日の出来事を、家族で話す事。 これだけは、ずっと実践しています。夕食の時に、黙って食べるのではなく、テレビを見ながら食べるのではなく、何でもいいからその日にあった出来事を話すのです。 子供が言わなくても、言うまで聞きますので^^;、子供達も必ず話します^^。話さないなら、メシ食わせないって感じですからね。どんなくだらない事でも、何でも良いのです。その日の事を、話すんです。 家族がリビングに集まるように、子供の部屋に置いていたテレビは、数年前に捨てました^^和也には「高校生になったら買ってやる」と言ったきり、買ってません。だから皆自然とテレビがあるリビングに集まってきます。私も仕事で使うパソコン等、仕事の机リビングに置いていますので、家では常にリビングにいます。(仕事に集中したい時は困りますけどね。。^^;) 和也には、「授業中起きてるのか?」「今日の稽古はどうだった?」「どんな稽古した?」「乱取りはどうだった?」「怪我は無いか?」 舞子には、「学校はどうだった?」「誰と仲が良いの?」「意地悪な男の子とかいない?」 駿也には、「今日は何して遊んだの?」「誰と遊んだの?」「何食べたの?」「楽しかった?」 ず~っとそうしてきたので、今の和也も、学校での出来事や、柔道部の事を、よく話してくれます。高校1年生の男の子にしては、珍しいかもしれませんね。でも和也は、家で話しをすることが、普通の事と感じてくれているのでしょう。 この面に関しては、良い育て方をしたなぁ、と我ながら思います^^ 和也は、直ぐにとは言いませんが、悩みをよく相談してくれます。親として嬉しいです。 よく「うちの子は何も言ってくれなくて・・・」とか言う親がいます。 それはどうなんでしょう・・・。中学生~高校生あたりになると、親に言わなくなるのは普通です。でも、聞こうとしないから話してくれないし、話さないから聞かないんでしょう?って思うんですけど・・・。 和也の柔道部の先輩のお母さんが、「和也君も話してくれるの?うちの子も、よく話してくれるのよ。私も色々聞くからね^^」なんて言っていました。 親が簡単に諦めずに、子供の生活に関心を持って接していれば、反抗期で親に反発しながらも、今現在のように、気持ちが少し伝わらない時期でも、話しだけはしてくれます。 と、OKは思います。 気持ちが子供に伝わらず、親としてはイライラすることも多いですよね!もちろん私もイライラします。時には、ぶっ飛ばす時もあります^^ でも、これからは、大間の漁師さんの言葉を思い出して、我慢しよう。イライラしても、子供と話しをすることだけは、続けよう。 何歳になっても話しをしようと思います。そして、子供の為に、その時自分がしてあげられることを、してあげたいと思います。 そして、子供がお酒を飲めるようになった時、酒を酌み交わしながら、今の話をしたいなぁと思います。
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最終更新日
2007年02月23日 18時30分40秒
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