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毎年いただく年賀状の何割かは、もうほとんど惰性になっていて、直筆のコメントすらもないものも多く、そういった年賀状に対しても今まではちゃんと返事を出していたのだが、今年からは返事の投函を待ってみることにした。せっかく何年もかけて築いてきた積木をくずすようで心苦しくもあるのだが、もしかしたら相手もその方がありがたいと思っているかもしれないし、私が悪者になることで相手の負担を減らすことになるなら、その役を買って出てもいいかなと思うようになったのだ。そんな年賀状を引き出しにしまいながら、私は島倉千代子が歌う「積木くずし」の「待つことがあなたへの愛の証 それがあなたへの愛」というフレーズを噛みしめた。
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Last updated
2008.01.11 14:41:57
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