英語問題 先祖返り
いやー難しい。県教委から今年度の入試の実施状況が公表されました。英語大問6の整序問題(並べ替え問題)の正解率が(1)10.9%、(2)23.1%、(3)12.9%、(4)17.1%と軒並み低い(ひどい)数字でした。1つ1つの小問に「盛り込んでるなあ。」と感心させられます。たとえば小問1の整序問題。(語順並べ替え)He asked me what he should do to make the restaurant better.(彼は彼の経営するレストランをより良くするために何をするべきか私に尋ねました。)この1問の中には間接疑問文、助動詞should、不定詞の副詞的用法、make O Cと中学におけるさまざまな学習内容が組み合わされています。残りの3問もこれまでの入試であれば注釈がついていたであろう単語がむしろキーワード(amountとかvariousとか)となっており、その上で英文を作り上げていかなかればなりません。今回の大問6は県立中等の3年生のときにやらせてみても並木中等を除けばボロボロの出来なのではないかと思われますが4問とも正当できなければ留年が相当です。構文の理解力と単語力の重要性が4年前に比べて格段に増しています。40年前の入試英語かよ?僅か4年前までは年々「あなたの好きな季節とその理由を30単語で述べなさい。」のような「私の立場で」自由に書く問題が増加してきていたのですが、それらが3割を超えるようになったところで、突然の激変、「あなたの意見」は全く聞かれなくなりました。(4年前までの答案例、自由記述)12点。I like summer.I like swimming in the sea.I like summer festival in my town.I eat yakisoba , kakigori and takoyaki.So I like summer very very very much.平均点が10点近く下がっている(高得点者が激減している)のも頷けます。