カテゴリ:その他
いまフジテレビで「ミステリと言う勿れ」というドラマが放送されているのですが、この主人公が結構理屈っぽく変わっている人で、実際にこういう人が友人でいたら嫌だな~と思い、妻に「ああいう主人公みたいな人っているよね」と言ったところ、「あなたね」と言われて軽くショックを受けている塾長ですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
<中3Bクラス> ◆本日は、中1クラスがまだ始まっていないため、夜の時間を使って数学の授業を進めました。よく復習をしておいてください。 ◆理科の動画を見て、進めておいてくださいね~。 <中3生:一日に色をつける> いよいよ受験学年がスタートしました。めちゃくちゃやる気になっている子も大勢いるようで、授業中の目線などからそれを感じます。一年間の長丁場ですが、ぜひ頑張ってください。志望校に合格することも大切ですが、勉強することの楽しさや勉強法を身につけてくれると嬉しいです。高校受験や大学受験だけで終わらない「先々本当に伸びる学力」を身につけられるよう指導していくつもりです。 ◆さて、今日は一日を色分けする話です。 中学生の皆さんには馴染みのない人かもしれませんが、有名な経営コンサルタントで大前研一さんという方がいらっしゃいます。その方の有名な言葉があるので共有しておきたいと思います(昨年から在籍している塾生には何度か授業でお伝えしています)。 「人間が変わる方法は三つしかない。一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える、この三つの要素でしか人間は変わらない。もっとも無意味なのは、決意を新たにすることだ。」 (1)時間配分を変える 塾の先生をしていると、保護者の方から「うちの子はゲームばかりしていて勉強しません」という相談を受けることが少なからずあります。以前は私も「そのゲームを買い与えたのは誰ですか?親の責任ですね」みたいなホリエモンやひろゆきみたいな冷たい対応をしていた時期もありましたが(笑)、実際に私自身が親になってみると、そうも言ってられないんですね、これが。 最近、うちの子もゲーム(ポケモン)を欲しがっています。一応、我が家ではゲームは買わないと決めているのですが、武蔵境のイトーヨーカドーや東久留米のイオンに買い物に行くと、何人もの子ども達がポケモンのゲームをやっているんですね。それをうちの息子は、遠くから悲しそうに眺めているんです(笑) よくドラマとか漫画とかで、とても貧しい子がクリスマスの日にショーウインドウを眺めているシーンがありますよね。で、街には金持ちの子が素敵なクリスマスプレゼントを持って幸せそうに歩いていて、それを貧しい主人公が羨ましそうに眺めているあのシーン。 イトーヨーカドーやイオンでの我が息子はまさにあんな感じで、ゲームを欲しそうによその子達を眺めている悲しい後ろ姿を見ると、「買ってあげようかな~」という気がしてしまうものです。(買わないけど) まさに、マッチ売りの少女やフランダースの犬のネロ状態です。 話を戻します。 ゲームばかりしていて勉強をしないという相談を頻繁に受けますが、そういう子達からゲームを取り上げても、今度はユーチューブや漫画など別のものが割り込んできて、結局勉強をしません。なぜでしょうか。 要するに「勉強の優先順位が低い」のです。それだけです。 優先順位が低いので、いくらゲームを取り上げても無駄です。スマホやユーチューブや漫画が新たに割り込んでくるだけです。 ※特にユーチューブは危険ですね。私も野球が好きなので、野球の結果をユーチューブで見ることがあります。そうすると、関連動画に野球関連の動画が出てくるので、ついつい昔の阪神の動画なんて見てしまうのです。そうすると、いつの間にか高校野球の動画を見ていて、歴代の高校野球のスーパープレイなんて動画を見ている次第です。すると、いつの間にか「PL学園歴代ショートトップ5」なんて動画を見ていて、気づけばメジャーリーグの動画へ→乱闘の動画→格闘技の動画→朝倉未来の動画→朝倉海の動画→安保るきやの動画→竹原の動画→ガチンコファイトクラブの動画→あおり運転の動画→柳沢慎吾の平馬先輩の動画→柳沢慎吾の警視庁24時→白バイ動画→トランプ大統領の来日動画→・・・・・→美味しんぼの動画・・・・→ヒカルとヨシキの対談動画・・・ と、「気づけば明け方、一体どうしてこうなった!?」みたいな状態になります。受験生でユーチューブが好きな人もいるでしょうが、本当に危険ですのでやめてください。 ◆成果を上げたい人は、まずは時間配分を変えることです。一日、一週間、一ヶ月の時間配分を変えれば必ず成果は出てきます。 時間配分を変えるためには、まずは現時点での時間配分を把握する必要があります。具体的には一日の最後に日記(と言っても文章形式でなくてよくて、今日の行動を箇条書きで時系列に書く)を書くといいでしょう。 そして、今日一日の日記を見返し、将来の成長に繋がる行動や将来の種まきになっている行動があれば、それを「自分の好きな色」で塗ります。 反対に、受験という観点からは全く意味のなかった行動、自分自身をダメにしている行動があれば、「嫌いな色」で塗ってください。 これを寝る前に毎日繰り返し、翌日の行動に生かすのです(PDCAなんて言い方もあります)。その日の日記が自分の好きな色だけになったら、次の日もそうなるように行動する。これを繰り返せば必ず成果は出ます。何より、精神的な満足感が上がり、自分に自信がつき、考え方もポジティブになります。 とにかく、志望校に合格したい人は、今年一年は「時間配分を変える」ことに注力してください。 (2)住む場所を変える これは中学生には一見無理そうですが、実際に引っ越すわけではなく、自分の部屋を「勉強仕様」に衣替えするだけでいいのです。勉強に不要なものは捨て、気が散るものは見えないようにし、勉強をするのに最適な空間にすることが大切です。 何か仕組みを作ることが必要です。私は随分前にユーチューブは見ないと決めたので、ヘッドフォンは捨ててしまいました。 (3)付き合う人を変える 付き合う人が変われば、みなさんの行動も成長度も変わります。例えば、上記の(1)(2)を実行して上位校に入れれば、周囲にいる友人にも恵まれるはずです。 塾も同様です。今回、何名かの子が転塾してきましたが、その多くの子が「自校作成校や上位校を目指している人がたくさんいる環境に変えたい」という理由でした。今年の中3Aクラスには学年1位経験者が10名以上いますし、西東京市内の中学校に関して言えば、おそらく一つの中学校を除いて、学年一位の子は全てキャラベルに集まっています。 「付き合う人を変える」なんて言うと、友達を選別しているようで嫌な言い方なので、「環境を変える」と表現しても良いかもしれません。 では、一年間頑張りましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年03月06日 02時50分15秒
|
|