かけだし樹名板屋の独り言

2008/07/07(月)18:06

ベリーとは

赤い実のなる木(85)

 今年はタチアオイやムクゲなど、アオイ科の花が元気がないなと思いながら、自分が何度も見ている花の撮影を怠ってしまった。 6月中旬以降、ネタがないと苦労していたのだが、考えてみれば何年も継続して見に来てくださる方以外では、ここに来て初めて見る花というものもないわけではないのだろう。 私にとっては再掲、再々掲になる場合でも、もう一度気合いを入れて解説をしていこう。  今日の1枚は数日前に街角で見かけたラズベリー(6/27撮影)。 ラズベリーはバラ科キイチゴ属の総称で、主に栽培されるラズベリーには、レッドラズベリー、ブラックラズベリー、ブラックベリーの3種類があるという。 キイチゴと聞くと、私は黄イチゴを想像していたのだが、じつは木になる木イチゴだという。 この実は、赤い実はまだ固く、黒く熟した実がぷりぷりと柔らかい。 するとこれは真っ赤な実のなるレッドラズベリーではない。 ところが、黒く熟すのはブラックラズベリーとブラックベリーの2種類があるという。私はいまだにこの両者の見分けがつかないのだが、とりあえずこの実はブラックラズベリーとさせていただこう。  ラズベリーは生で食べるよりも、ジャムにしてお菓子などに使われることが多いという。 辛党の私はスウィートのことには疎いが、ブルーベリーやラズベリーなどのベリー類はお菓子の素材として人気が高いようだ。 しかし、ラズベリーはバラ科、ブルーベリーはツツジ科と、植物的にはまったくの別物だ。 なんでベリー類っていうんだろう? 「ベリー(berry) は、イチゴ(ストロベリー)、ブルーベリー、ラズベリー、セイヨウスグリ(グーズベリー)、ブラックベリー、クランベリーなど、多肉質の小果実の総称。日本語では漿果(しょうか)とも訳される。(Wikipedia)」ということだそうだ。 英語の場合、日本人の語感よりも「ベリー」の示す範囲が広いということのようだ。

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