ちょっと前になりますが
和歌山県・太地町のイルカ漁を取り上げたドキュメンタリー
【THE・COVE (ザ・コーヴ)】
ケニョ(夫)と観て来ました
アカデミーで賞を取りつつも、上映するしないで物議を醸したり何かと話題の作品
TOHOやワーナーマイカルなどでの大々的なロードショーではなく、ミニシアターでのスポット上映でした
イルカ漁に反対する映画の作り手側にかなり偏った視点で
撮られてる感は否めないし、ヤラセ撮影があったとも言われていますが。。。
映画に映し出された太地町というのは
町のあちこちにイルカや鯨の大きな壁画や像があったりと
イルカ・鯨にとても友好的な町に見えるんですね
漁という形で、何万頭もの (数字はデタラメなどとも言われていますが…)
イルカを殺すような町には思えないというか
その点ではなにか違和感というかギャップを感じました
海に棲むイルカは姿こそ魚に似ていますが
鏡に映る自分を認識できるほど、私達人間と並ぶ知能の高い哺乳類で
殺される感覚は分かるし、恐怖も感じるそうです
ちなみに、魚って釣り上げられると息ができなくて苦しそうですが
包丁で切られたりしても痛みを感じることはないそうです…
海面を棒で叩き、音に敏感なイルカを驚かせパニックにして
狭い入り江に追い込みヤリのようなモノで突く
苦しそうなイルカの鳴き声とともに、入り江はその血で真っ赤に染まります
その入り江、一般の人からは見えない奥まったところにあり
やっぱり見られたくない感、漂ってるし。。。
私達は生きていくうえで牛や豚、鶏も食べるし、生き物を殺してることは事実
だからイルカ漁そのものに対する賛否は別として
(正直、いいか悪いか、私には分からないのです…)
そんな残虐なやり方じゃなくてもと、観てて胸が痛くなりました
イルカ漁は9月~3月まで、毎年、実施されるそうです。。。