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じんじん

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2005年05月15日
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"やーるー"

独特チャンプルー文化を築いてきた
時のユックリ流れる南の島、
心優しくオオラカナ住民たちの家々に生息する小動物のこと、、

沖縄の方言で、大和風に言えば「ヤモリ」のことである。

 闇夜に響く「やーるーのけたたましい鳴き声!」は沖縄独特の風物詩。
住民達はお互いに顔を見合わせついニコッと笑ってしまう、"そら、そら福が来るぞ良い事が有るぞ"と、、、


沖縄では実に巧妙に人間と共生している、
家の家守神として又福を招くとして、追っ払ったり殺したりということはしない
その家にとってなるだけ多いほうが良しとされている
家の中の蚊や害虫類を実に巧みに捕獲し食ってしまい、
さすがに住人の役に立っている、虫コロリ殺虫剤の節約にもなる、

暫く顔を見せないときがあるがそんな時等、もしや病気してないかしら、?
元気でいれば良いのだがと、、本気に心配してしまうのだ、、
するとそれを察してか思わず何処からともなく泣き声が聞こえてくる、"チューチチュー"
ホッとするうちなーんちゅである、心が通じたのだ???うれしい、、

シカシ哀れ時々誤って戸などに挟まって志し半ばで死んでいたりするが、
さすがやーるー様決して家の人を恨んだりしない、この家で過ごせた楽しかった思い出を胸に秘め、
周囲に感謝しつつ天国へ旅立つのである、、、
そんな時心優しきうちなーんちゅは、今まで長年頑張って我が家を守ってくれたことに深く感謝し
チリ紙などで体を丁寧に巻いてやり両手を拝して、手厚く葬ってあげるのである、涙、、涙、、。

大抵のやまとんちゅはもともとこのようなけったいな「小動物」は苦手のようだ。
沖縄にきたら先ず初日から、このやーるーには悩まされる事間違いない。
なんだか内地のヤモリとは違って、体が透けていて、とにかく体以上の大きな声で鳴く。

どこからこんな大きな声が出るのかしらん!、まか不思議である、、
正式な名前を「琉球鳴きヤモリ」という

最初は赤ん坊が近くで泣いているのかと錯覚してしまうぐらいである。
ついついやまとんちゅがほうき等で追い出したりしていると
必ずうちなーんちゅに言われてしまう「やーるーは家を守ると書いてヤモリというわけだからさ、
家族同然に大切にしてあげなきゃ」とのこと。できるだけ可愛がってということである、


仕方なしにしだいに、そのけたたましい鳴き声と共存していくことになるのだが、
着任早々最初の一匹をほうきで追い出したのがまずかったのか、
やまとんちゅの住んでいたアパートはその後雨漏りに見舞われ、
契約期間が終わる前に引っ越しを余儀なくされたのであります。
やはり昔からの言い伝えは正しかった!

やまとんちゅの皆様やーるーは守り神であるというのは本当です!

  おわり







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最終更新日  2005年05月15日 13時47分14秒
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