私のおじいちゃんは、私をとっても、かわいがってくれました。
初孫であり、唯一の女の子ということもあったのかもしれませんが、
私には、優しいおじいちゃんでした。
もう85歳で、耳も遠くなって、ちょっと話が通じない時もあったけど、
身体は元気で、足腰の悪いおばあちゃんの車椅子を押して買い物に行ったり、
おばあちゃんの代わりに買い物に行ったり、畑で草取りしたり、
町内の当番で、毎週資源ごみの日には朝の立ち番をしたりと、
ほんとに元気でした。
でも、先週の水曜に、急に亡くなってしまいました。
夜、お風呂に入っていて、意識を失い、すぐにおばあちゃんが気づいて、お父さんと弟2人でお風呂から出し、心臓マッサージをしたんだけど。
救急車も呼んで、すぐに来てくれたんだけど。
私も、お母さんから電話をもらい、すぐに駆けつけたんだけど。
一度も意識を戻すことなく、意識を失ってから1時間後には、帰らぬ人になりました。
あまりにびっくりして、現実を受け入れられず、ただただ涙が出ました。
その日のおじいちゃんは、いつもとは別人のように、
おばあちゃんの傍から離れずいろいろ話したり、ご飯を「おいしいなあ」って食べたり、
お風呂も「気持ちがいいなあ」って入っていたみたい。
(普段は、感想なんて言わないし、おばあちゃんの傍にもいないみたい)
おじいちゃんだけは、わかってたのかなあ?
家族に迷惑かけないように、あっという間にいなくなっちゃったのかなあ?
でも、美味しいもの食べて、お風呂に気持ちいいって入って、おばあちゃんに話したいことを話して、
おじいちゃんは、満足して、天国に行ったんじゃないかなあって思ってます。
おじいちゃん、ありがとう。
私をかわいがってくれて、ありがとう。
私の子ども達も、かわいがってくれて、ありがとう。
遠い空から、私達を見守っててね。
これからは、おばあちゃんが気を落として、ますます動けなくならないように、
子ども達を派遣して、喜ばせて、私もちょくちょく顔を見せて、お母さんのことも助けて、
がんばりたいと思います。