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フットボール(サッカー)戦術研究

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2022.11.05
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2022年J1第34節セレッソ大阪​vs名古屋グランパスの試合をヨドコウ桜スタジアムで観戦。1-0の名古屋グランパスの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)

【戦術】
〈セレッソ大阪〉
攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ清武、鈴木とのビルドアップから、右サイドは右MF中原と右SB松田、左は為田と左SB舩木がコンビネーションにより連携し、時にサイドチェンジを交えつつ、縦パスを加えてサイドのスペースを基点として攻めていく。
ビルドアップ時は鈴木がアンカー、清武と降りてくる加藤がインサイドハーフとする4-1-2-3的な要素を加える。
守備では、4-4-2システムを基調として、前線の加藤、北野と中盤の中原、パトリッキの4人がグランパスの3バックに外から中へプレスをかけていく。グランパスのビルドアップを阻止する。リトリート時は4-4-2のブロックディフェンスを基調として、左右へスライドして対応する。
(相手CK時は主にゾーン対応)

〈名古屋グランパス〉
攻撃では、藤井、中谷、丸山の3バックとアンカー稲垣とのビルドアップから、右WB森下、左WB相馬がサイドを高く張ったうえ、右は森下と右MF永木、左はWB相馬と左MF重廣にFWレオナルド、マテウスが連携してサイドを基点とし、またレオナルド、マテウスへの素早い縦パスによるカウンターを交えつつ攻めていく。
守備では、陣形を整えたうえ、前線からのミドルプレスをかける。リトリート時は5-3-2のブロックを敷いて対応していく。
(相手CK時はゾーン主体)

【得点】
90分+7 相馬(名古屋グランパス)

【退場】
67分 キム・ジンヒョン(セレッソ大阪)

【警告】
64分 パトリッキ(セレッソ大阪)
85分 鈴木(セレッソ大阪)

【試合の流れ】
(前半)
セレッソは4-4-2システム、グランパスは3-1-4-2システムにてこの試合に臨む。
まず最初にチャンスを作ったのはセレッソで、6分に、左ハーフスペースにいたFW北野が中に切れ込んで放ったシュートはグランパスGKランゲラックの正面を突く。
セレッソは、その後も、14分に、右中央エリアにいたボランチ清武からのスルーパスに右バイタルエリアて反応したFW加藤のシュートはGKランゲラックの好セーブに阻まれてしまう。
セレッソはビルドアップから、両サイドに展開して、右はMF中原とSB松田が、左はMFパトリッキを中心にサイドを基点として試合の流れを引き寄せる。
これに対して、グランパスは、セレッソの前線からのプレスによりディフェンスラインからのビルドアップを苦労して、マテウス、レオナルドの2トップを軸にカウンター攻撃により対抗する。
グランパスは23分に、右ハーフスペースにいたレオナルドを基点として、ペナルティエリア外にいた右WB森下からのクサビのパスを受けたレオナルドのシュートはバーを超え、29分にも、レオナルドを基点としてシュートまで持ち込む。グランパスは、
その後もセレッソが試合の流れを支配し、30分には、
左ハーフスペースにいた清武を基点として、ボランチ鈴木からバイタルエリアにてパスを受けた清武のシュートは右に外れてしまう。
その後はセレッソは、両サイドを基点として、有効な攻撃を仕掛けていくが、グランパスが中谷、藤井、丸山のディフェンスを中心に粘り強いディフェンス対応をし、レオナルド、マテウスによるカウンター攻撃を仕掛ける展開となる。
グランパスは、40分に、右サイドでのカウンターから、森下からパスを受けたマテウスが中に切れ込んで放ったシュートはセレッソGKキム・ジンヒョンの正面を突いてしまう。
前半はセレッソが試合の流れを支配する中、0-0で終了。

(後半)
試合の流れを引き寄せたいグランパスは、開始から、右MF永木から仙頭に、左MF重廣から内田に替えて後半に臨む。(セレッソは交代なし)
後半も最初にシュートを放ったのはセレッソで、47分に、左ハーフスペースにいたボランチ鈴木が切れ込んで放ったシュートは、GKランゲラックにキャッチされてしまう。続く51分にも、中原の右CKに左SB舩木がニア側にて頭で合わせるも、バーを超えてしまう。
その後も、セレッソがビルドアップから両サイドを基点として攻撃を仕掛けていき、グランパスが5-3-2のブロックを敷いて、レオナルド、マテウスによるカウンター攻撃を狙う展開となる。
セレッソがグランパスのブロックを押し下げて優勢に試合運びをする中、思わぬ形で試合展開が変わっていく。
67分に、セレッソの攻撃を凌いだグランパスは、自陣でボールを保持したマテウスが、セレッソディフェンスとGKキム・ジンヒョンとの間に浮き球のフィードボールを送り、その背後のスペースに走り込んでいた左WB相馬とキム・ジンヒョンが競り合う中、キム・ジンヒョンが上げた手にボールが接触し、VAR判定の結果、ハンドの判定によりキム・ジンヒョンにレッドカードが提示されて、これ以降、セレッソは10人で戦うことを余儀なくされ、パトリッキに替えてGKを清水に、加藤を1トップ、FW北野が左MFに回る4-4-1にて対応していく。
その後、グランパスは数的優位に乗じて、数的不利となったセレッソのプレスが緩くなったことにより、ビルドアップから、両サイドにボールを散らしてチャンスをうかがい、73分には、右WB森下から永井に替え、レオナルドから酒井に替えて、マテウス、永井の2トップ、酒井を左MFに、左MF内田を右WBに反抗してチャンスを作っていく。
これに対して、セレッソも、74分に、加藤から為田に替え、北野からメンデスに替えて、メンデスを1トップ、為田を左MFに配置して対応し、カウンターを狙っていく。
グランパスは、76分に、仙頭からロングフィードを受けた永井が左サイドから仕掛けて放ったシュートはGK清水の正面を突いてしまい、続く78分にも、左サイド奥に進出した相馬のクロスにフォア側にて永井が頭で合わせるも、ゴール左に外れてしまう。
その後は、グランパスがビルドアップから有効なサイドチェンジを交えて、セレッソがリトリート対応していく中、セレッソは83分に、左スローイングを基点に、メンデスがシュートを放つも、GKランゲラックの正面を突いてしまう。
しかし、グランパスが有効なビルドアップにより試合運びを支配する展開は変わらず、マテウス、永井が基点となって攻撃を仕掛けていき、この攻撃が成功する。
95分に、バイタルエリアにいたマテウスが左隅を狙ったぶれ球のシュートはGK清水の好セーブに阻まれたものの、97分に、セレッソのブロックを押し下げたうえ、左ハーフポケットに進出したマテウスのクロスに、混戦のなか、相馬がゴールに押し込んで、グランパスが土壇場で得点して1-0とし、グランパスが勝利。

【システム】
(セレッソ大阪)4-4-2(右から)
GK キム・ジンヒョン(67分 レッドカード)
DF  松田、ヨニッチ、鳥海、舩木
ボランチ 清武、鈴木
シャドー 中原(81分 毎熊)、パトリッキ(70分 清水)
FW  北野(74分 メンデス)、加藤(74分 為田)
(守備時も4-4-2)

(名古屋グランパス)3-1-4-2(右から)
GK ランゲラック
DF  藤井、中谷、丸山
アンカー 稲垣
MF 森下(73分 酒井)、永木(45分 仙頭)、重廣(45分 内田(88分 宮原))、相馬
FW  レオナルド(73分 永井)、マテウス
(守備時は3-5-2)

【勝負の分かれ目】
グランパスが数的優位になり、ビルドアップが円滑化したうえ、マテウスや永井が両サイドに流れてを攻撃の基点となって、セレッソのブロックを押し下げたこと。

【まとめ】
グランパスは、前半からセレッソの前線からのプレスに苦しんだものの、キム・ジンヒョンの退場をフル活用して、数的優位を活かして、マテウスや永井が有効なスペースを突いて逆転につながることができた。
セレッソの攻撃もディフェンスラインが粘り強く対応した。
来季の課題はディフェンスラインからの有効なビルドアップアップを構築できるか?

セレッソは、前線からのプレスが有効に機能して、グランパスのビルドアップを阻止できたが、キム・ジンヒョンのハンドによる退場により試合の流れが完全に変わってしまった。
試合の流れを支配していただけに悔しい敗戦。
来季の課題は、FW陣の得点力不足の向上。



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最終更新日  2022.11.05 17:14:53



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