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フットボール(サッカー)戦術研究

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2023.09.06
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2023年ルヴァン・カップ プライムステージ第1戦ガンバ大阪​vs浦和レッズの試合をパナソニックスタジアム吹田で観戦。1-0で浦和レッズの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)

【戦術】
〈ガンバ大阪〉
攻撃では、4バックディフェンスラインとアンカー山本との連携したビルドアップから、右サイドは高く張る右SB高尾、右MF石毛、右WG食野と、左サイドは左SB黒川、左MFダワン、左WGアラーノとがそれぞれポジションチェンジしながら連携して両サイドの基点となり、時にFWジェバリのポストプレーを交えつつ、またサイドチェンジや食野らのディフェンスライン裏のスペースを狙って、レッズのブロックディフェンスを崩していく。
守備では、前線からのマンマークプレスをかけていき、リトリート時はジェバリ、またはレッズの両ボランチを監視するダワンを頂点とするとする4-4-2または4-4-1-1のブロックを作る。
(相手CK時の対応はゾーンとマンマークの併用)

〈浦和レッズ〉
攻撃では、4バックディフェンスラインとアンカー的役割のボランチ岩尾、そしてボランチ安居との連携したビルドアップからサイドのスペースへ、右サイドは右シャドー早川と右SB明本、左サイドは左シャドーシャルクと左SB荻原にトップ下の小泉が連携して両サイドで基点を作った上、時にFW髙橋や小泉のバイタルエリアでのポストプレーを交えつつ、バイタルエリアやハーフスペースへのクサビのパスや侵入を狙って攻めていく。
守備では、4-4-2ブロック基調として、時に前線から組織的にプレスをかけ、またリトリート時は数的優位を利用してディフェンス対応していく。
(相手CK時はゾーン主体)

【得点】
46分 シャルク(浦和レッズ)

【退場】
なし

【警告】
53分 早川(浦和レッズ)
64分 佐藤(ガンバ大阪)
66分 黒川(ガンバ大阪)
88分 牲川(浦和レッズ)

【試合の流れ】
(前半)
ガンバは4-1-2-3システム、レッズは4-2-3-1システムにて、この試合に臨む。
まず、シュートチャンスを作ったのはレッズで、1分に、右サイドでの展開から、ボランチ安居を基点として、バイタルエリアにてトップ下の小泉からパスを受けた左シャドー のシャルクのシュートはゴール右に外れてしまい、続く5分にも、CB岩波からのロングフィードに、左ハーフスペースにて反応したシャルクのシュートは惜しくもバーを超えてしまい、更に8分にも、バイタルエリアにて安居を基点として小泉、シャルクとパスを繋ぎ、最後ら左SB荻原のシュートはゴール右に外れてしまう。序盤は、レッズが両サイドからバイタルエリアへの進出によりチャンスを作る。
これに対して、ガンバは、レッズのディフェンスラインからのビルドアップに対して、前線からのマンマークプレスを積極的に仕掛けていき、またボール保持率を高めていくことにより、徐々に試合の流れを引き寄せていく。
ガンバは、12分に、左サイドでの展開から、左WGファンアラーノから、バイタルエリアにてサイドチェンジのパスを受けた右MF石毛のシュートは惜しくもバーを超えてしまう。
ガンバは、ディフェンスラインのビルドアップから、佐藤、福岡の両CBからのロングフィードを使って、右WG食野にレッズディフェンスライン裏を狙わせたり、またサイドチャンスを使って、左サイドでのファンアラーノや左SB黒川とのコンビネーションにより攻撃を仕掛けて、レッズディフェンスラインを下げさせることに成功する。
一方で、レッズは、4-4-2のブロックディフェンスから、FW髙橋や小泉を基点としたカウンターを狙っていく。
その後は、29分に、右サイドでのカウンターから、安居を基点として、髙橋のポストプレーを受けた右SB明本がバイタルエリアまで仕掛けながら放ったシュートはバーを超えてしまう。
ガンバも、30分に、右サイドへのサイドチェンジから、右ハーフスペースにいた食野からのスルーパスに反応して右ポケットに進出した右SB高尾のクロスに、ゴールにて反応した左MFダワンが頭で合わせるも、レッズ荻原にクリアされてしまう。
ガンバは、続く36分にも、アンカー山本の左CKのこぼれ球に反応した福岡の枠を捉えたシュートはレッズディフェンスに当たってしまう。
ガンバの両サイドからの有効な攻撃に対して、レッズはシャルクがディフェンスラインに落ちて対抗するなど、粘り強くディフェンス対応して、前半は0-0で折り返す。

(後半)
ガンバ、レッズとも選手交代やシステム変更なく後半を迎える。
開始早々にゴールをこじ開けたのはレッズで、46分に、右サイドでの展開から、バイタルエリアにて小泉からパスを受けたシャルクのシュートがゴール右上隅に突き刺さり、レッズが1-0と先制する。
先制したレッズは、ディフェンスラインからのビルドアップから、ガンバもプレスを剥がして、両サイドに展開した上、バイタルエリアに進出する髙橋や小泉を使って、ボール保持率を高めていく。
レッズは、51分に、左サイドでの展開にて、小泉からパスを受けた荻原のクロスに、ペナルティエリアにて反応したシャルクが頭で合わせるも、ガンバGK東口の正面を突いてしまう。
これに対して、ガンバは、59分に、左サイドでの展開から、黒川を基点として、ファンアラーノからパスを受けたダワンのシュートはゴール左に外れてしまう。
攻勢を強めたいガンバは、64分に、石毛から宇佐美に替えて左WGに配置し、左WGのファンアラーノを右MFに配置して攻撃を仕掛けていく。
これに対して、レッズは、68分に、ボランチ岩尾から柴戸に、小泉から酒井に替えて右SBに配置し、右シャドー早川から関根に替えて、シャドーを明本、シャルク、関根の3枚で構成して攻撃を仕掛けようとする。
しかし、その後は、ガンバが宇佐美が左サイドから左ハーフスペースやバイタルエリアにポジションチェンジして黒川やダワンなどをうまく使ってゲームメイクして、両サイドを有効に活用しながら試合を支配していく。
ガンバは、72分に、バイタルエリアにいた宇佐美のクサビのパスをペナルティエリア付近にてFWジェバリがポストプレーで受けて、それに反応したダワンのシュートは惜しくもゴール左に外れてしまう。
レッズは、76分に、シャルクから中島に、髙橋からホセカンテに替える一方、ガンバも78分に、右WG食野から山見に替える。
その後も、ガンバが両サイドを基点として、サイドチェンジを多用しながら、バイタルエリアに進出するジェバリやダワンらとのコンビネーションにより攻撃を仕掛けていくも、レッズの数的優位を維持したブロックディフェンスが跳ね返していく展開が続く。
ガンバは、87分にも、左サイドでの展開から、左ペナルティエリアにてダワンからのパスを受けた
宇佐美のシュートは惜しくもゴール左に外れてしまい、ロスタイムに入ってもガンバの攻勢は続き、94分に、山本の左CKのこぼれ球を、左ハーフスペースにて反応した山本のシュートはレッズGK牲川の正面を突いてしまう。
レッズは、4-4-2または4-4-1-1のブロックを基調として、時に、明本や関根をディフェンスラインに降ろしての柔軟かつ強固なディフェンス対応により、ガンバに得点を与えず、レッズが1-0と逃げ切って勝利。

【システム】
(ガンバ大阪)4-1-2-3(右から)
GK  東口
DF  高尾、佐藤、福岡、黒川(90分 藤春)
アンカー 山本
MF 石毛(64分 宇佐美)、ダワン(90分 倉田)
FW 食野(78分 山見)、ジェバリ、ファンアラーノ
(守備時は4-4-1-1)

(浦和レッズ)4-2-3-1(右から)
GK  牲川
DF 明本、岩波、ホイブラーテン、荻原
ボランチ 安居、岩尾(68分 柴戸)
シャドー 早川(68分 関根)、小泉(68分 酒井)、シャルク(76分 中島)
FW 髙橋(76分 ホセカンテ)
(守備時は4-4-2または4-4-1-1)

【勝負の分かれ目】
レッズが後半早々に試合の入りが良かっ時間帯に先制できたことと、終始4-4-2または4-4-1-1の強固なブロックディフェンスにより、粘り強く対応したこと。

【まとめ】
レッズは、前半から、ガンバの両サイドを基点とした攻撃により、リトリート対応を余儀なくされる時間帯が多かったものの、粘り強くディフェンス対応できたことで、無失点に抑えて勝利することができた。今季の特徴がよく出た試合。
この勝利で準々決勝勝ち上がりに有利な状況に。

ガンバは、前半から、両サイドを基点とした攻撃により、レッズのブロックディフェンスを下げさせることに成功しながら、注意すべき後半開始早々の失点が痛かった。
後半、宇佐美の投入で攻撃を再度活性化させたものの、レッズの強固なディフェンスを崩さなかった。第2戦をどのように戦うか?

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最終更新日  2023.09.06 23:00:43



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