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ただいま巡礼中。              ~日本全国観音霊場総巡り~

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秩父にいってんべー hiro1194058さん

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2008年04月02日
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カテゴリ:秩父巡礼
一人旅のはじめは不安なものだと思う。
寂しい旅になりやしないかと考える。
そもそも秩父巡礼なんてしてる人、他にいるのか!?
ましてや30代で…。


そんなことを考えながら一番札所へ車を走らせる。
歩いてまわるのが筋なんだろう。この歳ならなおさら!
でもそれは、時間のない今の自分には無理。リタイア後に取っておくことに勝手に決めた。

かまうものか。なにしろ端から無礼だ。巡礼の心得など何も知らないのだから。

というわけで、初心者巡礼者の小さな旅は始まります。



第1番札所
山号:誦経山(ずきょうさん)
宗派:曹洞宗
本尊:聖観世音菩薩
巡拝日:2008年4月1日

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旅のはじめの一番札所は、小高く隆起した丘の上に建っている。
今は道路が舗装され道幅も広く確保されているけれど、
地形的にみて、巡礼道としてその昔に人為的に切り通された道なのだろう。
門前には創業江戸時代という純和風の木造旅館があって、旅気分を盛り上げてくれる。
こじんまりとした山門の脇には、ここが第一番の札所であることが、
巨石に誇らしげに刻まれている。

chichibu0101.JPG chichibu0102.JPG



山門をくぐると目に飛び込んでくるのは、元禄十年(1697)造営という本堂。
埼玉県指定有形文化財。
鮮やかに残る朱の色が印象的で、四方が三間(約1.8m)ずつの真四角な造り。
しかし、そのサイズ以上にとてもコンパクトなお堂に見えるのは、
正面から見たシルエットが実に端正で完璧なシンメトリを成しているからだと思う。
軒唐破風と千鳥破風を重ねたルックスも一番札所にふさわしい威厳を漂わせていて、
神社仏閣フェチにはたまらない風格に、思わず身震いする。
お堂の前には巡礼と思しき数名の参拝客がすでにいて、当初の不安はスッと解消される。

chichibu0103.JPG chichibu0105.JPG



…と、そこへ白装束をまとったおばさまの群れがざわざわと現れ、
さして広くはない境内はあっという間に人混みと化してしまった。
おばさまがたが着ていた白装束は、“おいずる”というらしい。
なにしろこちらはなーんにも知らないのだ。

ずいぶん遠方から来たのだろうか、おばさまがたは関西に近いような訛りで、
「立派なお堂やなぁ」とか「あーしんど」とか言っている。
おばさん! まだ一番札所ですよ!!!



やがて集団で般若心経を唱え始めたおばさまがたを横目に、
こちらも聖観世音菩薩さまにお参り。記念すべき三十四ヶ所最初の観音さま。
しかし、ご開帳というのだからすぐ近くに観音さまを拝顔できるのかと思いきや、
観音さまは本堂の正面一番奥にいらして、しかも思ったより小柄であったりして、
その表情を見て取るにはあまりに遠い。残念。

ご開帳というのは、まさに読んで字の如しで、
普段は秘仏である観音さまたちを収めている仏具(厨子=ずしという)の扉を開けること。
そんなことも知らんで、こちらは巡礼に出ばっている。

しかし、残念ばかりではない。
観音さまの手元からお堂の外へは紅白の手綱が伸びており、
それを握ることで観音さまと握手をし、功と徳を分けていただける、のだという。
ここはしっかり分けていただかないと、ということで、握り、祈る。



お堂の脇には数本の桜の木があるが、残念ながらまだ数輪咲くのみ。
その代わり、お堂の前の八重紅梅が今が盛りと咲き誇っていた。
立て看板によれば、もともとは元禄10年に植えられた紅梅で、一度枯れたものの、
その根から再び芽を吹いて育ったものだという。
これも観音さまの功徳の成せる業か。

chichibu0104.JPG



さて。
せっかくの巡礼である。その証しをしっかりいただかないといけない。
巡礼の証しは、納経帳という専用の帳面に(別に専用でなくてもいいようだけれど)、
山号とお寺の名前とご本尊の名前を書き入れてもらい、ご朱印を1ヶ所につき4ついただく。
これを34ヶ所集めてまわれば大きなご利益をいただけるというわけだ。

とにかく売店に入り、「納経帳っていうのが欲しいんですけど~」と尋ねてみる。
「こちら何種類かありますけど」と売店のおじさん。なるほど、デザインがいくつかある。
本当は無地で赤いのがよかったけれど、少しでもご利益があったほうがうれしいので、
紺地の表紙におびただしい数の漢字が書かれているものを選ぶ。満足。1,600円也。


さぁ今度は書き入れとご朱印だ!
と意気込むと、ここの書き入れはもう済んでいるのだという。
一番札所で売られている納経帳は、一番札所の書き入れとご朱印込みで売られている。
書き入れとご朱印には300円かかる。つまり、さっき払った1,600円には、
この書き入れご朱印代が含まれているということだった。
すでに書き込まれたページに巡拝の日付をスタンプでペタンと押してもらって、
一番札所巡拝の証しゲット!となったのだった。


誦経山四萬部寺
埼玉県秩父市栃谷418 tel.0494-22-4525





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Last updated  2008年10月20日 11時36分55秒
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