映画 新幹線大爆破
先日のゴッドファーザーに続き、夫と鑑賞したのが「新幹線大爆破」1975年 高倉健主演この映画がテレビで放映されたら、ネットで話題になっていた(笑)健さんは、脚本が気に入り、半額のギャラで引き受けたそうな・・しかし、日本での興行成績があまりよくなかった。海外用に編集し、ヨーロッパ、東欧圏などで公開されると、反響を呼んだらしい。公開した国は約120ヵ国、100ヵ国のポスターが存在するといわれている。英語圏では『The Bullet Train 』という名前で115分、フランス語版でも上映時間を2/3の102分に短縮して犯人側のストーリーをカット、高倉や山本圭は単なるテロリストとして編集され、千葉真一がサニー千葉と表記されました。千葉真一がアクションスターとして主演した「パニック映画」となった。映画の中で新幹線が平行して走っているシーンでは、爆弾をしかけられた新幹線の運転士として千葉、救援列車の運転士を彼の弟・矢吹二朗が演じていましたね新幹線で移送される犯人の郷鍈治(宍戸錠の弟)は仮面ライダーV3に、そして矢吹二朗は仮面ライダーに出演していたと知っている人は少ないかな??岩城滉一は、デビュー作だったのでよ~く見てないとわかないこの映画に影響を受けた映画が多いそうで、キアヌ・リーヴスの出世作となった「スピード」、アル・パチーノとロバート・デニーロ主演の「ヒート」、名探偵コナンの「時計仕掛けの摩天楼」など他にもあります。当時の国鉄は非協力的で、新幹線は国鉄敷地外からの撮影、走行列車の3m以内には近づけないとか。車内は隠しカメラを仕込んだバッグを持って撮影。新幹線のミニチュアはリアリティーででるように1車両1mの長さで、12両編成、レールは150mのものを作ったそうです。車内やコントロール室の製作もいろいろ苦労したらしい。無名の外国人俳優をドイツの鉄道関係者に、デザイナーを案内役に仕立て、それらを全部隠し撮りして調査し再現。当時の国鉄は外国人には甘く、「外国人ならはいっていい」という許可出たとか(笑)車内を制作している「日立」「東芝」から本物の部品を購入しセットを組み立てたとのこと各会社は国鉄からおしかりを受けたそうです。(笑)5年くらいはこれらのセットは別の撮影や撮影所で使用したので、製作費の元はとれたそうです。こういったこともあり、東映は国鉄に3年間出入り禁止になったそうですね1970年代前半は、学生運動等があり、よく「爆弾を仕掛けた」という電話があったそうです。イタズラとわかっていても、最寄り駅に列車をとめてすべてチェックをしなければいけなかったということもあり、新幹線爆破というような内容の映画製作には反対、協力をしないということだった。ラストシーンについては、いろいろと意見があり、興行成績を考慮した営業部は、主演の高倉健が外国へ脱出するという案も強いプレッシャーもあったそうですが、佐藤純彌監督は、ある男の生き方としてあの結末を選んだそうです。